記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

秘密のミッション

諸々の事情でリリースのタイミングが難しかったのだけど、 

いずれ判明することだし、これをリリースしないと、

この後の記事が書けないので。

少なくとも、コロナに関しては、

すでに1か月以上経過した先月のことなので、

無事クリアです。

 

実は先月、ある秘密のミッションのために、

長女と東京へ1泊2日遠征をしていました。

 

その秘密のミッションとは、

ここ5年、わが家の恒例行事で、年間の最大の見せ場となっていた

アンサンブルズ東京に関わることです。

今年は他に漏れず、夏の開催は中止になってしまいましたが、

その後事務局での協議によって、

アンサンブルズ東京2020はオンラインでのワークショップ開催となりました。

もちろんそちらにも我々参加します。

(ただいま鋭意動画撮影中!!)

 

それとは別で、10月に京都アヴァンギルドでのライブの際に、

大友さん(アンサンブルズ東京の主催兼芸術監督)にお会いした際に、

実は、これまで6年間の総括として、これまで主に行われてきた、

ハンドサインによって、プロアマ問わず色々な人と

即興で音楽を演奏するアンサンブルズの教則的な動画を

アーカイブとして作成するのだけど、

ぜひ親子で参加してみませんかと、直々にお誘いいただきました。

こんな時世だし、最少人数で製作をするために、

たくさんの人に声掛けできないのだけど、

プロだけで製作しても意図に沿わないので、

マチュアの代表的な感じで出てもらえるとありがたいですとのこと。

 

まさかまさかびっくり!

わざわざ我々だけにお声掛けいただいて、大変光栄なことです。

アンサンブルズ東京は我が家にとってもとても大切なイベントで、

ずっと力を注いできたし、最後に何か恩返しできることがあるならば、

喜んで馳せ参じます、と2つ返事で承諾しました。

 

とはいえ、大阪からの遠征になるので、

コロナにまつわる状況によっては、難しいかもしれないし、

安全第一、無理はしないということで、

予定日までは対策を万全にしたり、準備していました。

当日になって、体調等もばっちり問題なし、

まだ今の完全にひどい状況に陥る前のことでもあったので、

総合的に判断して参加してきました。

 

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いつもの池袋のメトロポリタン美術館に、

いつものメンバーが集結しています。

お久しぶりですとみなさんそれぞれにご挨拶すると、

みなさんチキンの親子として覚えてくださっていて、

今年も来たねとか、期待してるよと声をかけていただきます。

大友さんにもご挨拶すると、

今日もすごい格好してるねえ、

楽しみにしてますと参加を喜んでいただきました。

 

今回はこれまでのアンサンブルズ東京の集大成で、

アーカイブとして残すためのものと聞いていたので、

新たな衣装や仕掛けをこさえるのではなく、

これまで参加してきた際の衣装や小道具で参加することにしました。

1つだけ、のんとも.Mっぽく口ひげだけ新たに追加!!

演奏するのは、もちろんシャウティングチキンです。

そういえば、2018年には東京タワーの土産屋さんで売っていた

全てのシャウティングチキンが売り切れたという逸話も生まれましたね。

 

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撮影は2時間弱。これまでのおさらい的に、

大友さんによるハンドサインの解説と実演、

そのほかに、お試しで何人か指揮にチャレンジ。

娘もチャレンジしましたが、

まさかまさか特殊なハンドサインを出しまくりでビビりました。

 

そして自分もチャレンジさせてもらいましたが、簡単そうに見えて、

きちんといい音、いいリズムを出そうとすると相当難しい!!

まず何より自分自身に自信がないとできません。

少々の間違いや、思惑の違いがあっても動じず、

みんな安心して自分についてきてという、

堂々たる姿勢を見せるのが指揮者の最も大事な部分なのだなあ。

とはいえ、はじめての指揮、

それも目の前には大河ドラマや朝ドラの音楽をやっているような

プロの面々ばかりがずらりの状況では、

畏れ多いやらなんやらでビビってしまい、

グダグダな感じになってしまいました。

でも、それもまた素人の代表で参加した役割だと思えば。

 

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無事に撮影が済んだら、みんなでお片付け。

これもアンサンブルズの恒例ですね。

 

そのあと、お世話になったドラマーの芳垣さん、

いつも大風呂敷で会場を彩っていただいた

プロジェクトFUKUSHIMA!の山岸さん、

それからいつも参加者の面倒を最前線で見ていただいた

アンサンブルズ事務局の方と、

アーツカウンシル東京の方の4名の方に

似顔絵をお渡しすることができました。

 

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動画は来年の3月初旬前後辺りを目標に、

編集作業が進められるとのことでとっても楽しみです。

残念ながら、本年度で6年間のアンサンブルズ東京はラストとなりますが、

ラストイヤーに思いがけない形で参加できて、

とってもいい思い出になりました。