記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

ツール・ド・フランス2009

冬ボーナスの時に出たなけなしのおこづかいで買っちゃいました!
ツール09のDVD!
7月の時はyoutubeの小さい画面でしか見れなかったので、
正直めちゃくちゃ面白かった!


やっぱりコンタドールアンディ・シュレクは別世界だね。
ランスも38歳、4年のブランクで表彰台はすごいけど、
純粋な力という点では二人には及ばないね。
ヴァンドゥーでの上位勢の熾烈な戦いぶりは本当におもしろかった。
前半のカヴェンディッシュvsフースホルトのスプリント対決も迫力満点!
別府・新城の日本勢の活躍もバッチシ。


でも一番印象的だったのは彼らスター選手ではなくて、アシスト勢の献身的な働きぶり。
レンショー・ヒンカピーマルティンのコロンビア名物黄色い三連星。
全員プレーが美しいサクソバンクの面々。
フォイクト(落車が残念だった…)、ソレンセン、ラーションも献身ぶりもすごいけど
特にカンチェラーラの山岳での必死の鬼曳き!
今大会のダークホースとなったガーミンのヴァンデヴェルデもなかなかの仕事ぶり。
やっぱりロードレースはチームの戦いだなと再確認。
それだけにアスタナのチーム連係のなさがとっても目立った。
でも最後の最後には、チームアシストが期待できなかったコンタがマイヨジョーヌ
そしてフースホルトがマイヨベールというのも皮肉だけど。


一番印象的だったのは、第14ステージ。
ヒンカピーにマイヨを着せ、かつカヴェンディッシュをステージ優勝させるという
非常に難しいミッションが要求されたコロンビア。
昔の同僚にマイヨをプレゼントしたいアスタナの影のアシスト、
同じアメリカチームのコロンビアのマイヨ獲得阻止へと動くガーミン。
ノニチェンティーニにマイヨを1日でも長く着せるために必死のAG2R
そして熾烈なマイヨベール争いを演じるサーヴェロのフースホルトの勢い。
結局コロンビアはどっちつかずの作戦のせいで、
どちらのミッションも失敗し、失意の1日になるのだが。
一見普通のステージレースのように見えて、
様々な思惑や駆け引きが水面下で行われているのがよくわかるレースで
これぞツールな戦いでした。


これ観ちゃうとモチベーション超上がりまくりますな。



ツール・ド・フランス2009 スペシャルBOX [DVD]

ツール・ド・フランス2009 スペシャルBOX [DVD]