記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

VV(ヴァーチャ・ヴァンドゥー)

土曜日、ひっさびさにローラー回した。
冬は寒くて山にはいけないだろうと思って買ったのだが、
どっこい、ガンガン行けちゃってるし、
後輪を交換したり、シート敷いたり
回し始めるまでの色々な準備が面倒くさくて
無用の長物と化してしまってた。
これはいかんと思って、土曜日休足日にしたので引っ張り出す。


ローラ用につけた後輪取り付けのサイクルメーターだが、
どこをどんだけいじってもケイデンス表示されない。
点滅はしているし、走行距離は増えているので、
間違いなくセンサーは作動してるのだが、00のままウンともスンとも。
幸い時速表示は健在なのでそれでガマンする。


昼。
とりあえず家族サービスの隙をついて
コハが来ないように書斎を閉め切って、音楽もテレビもなしの状況で10分。
インナーで回す。ケイデンスがわからないので35〜40kmペース維持。
汗ダラダラで一時休戦。


夜。コハが寝付いた後、セッティングしたまま置いてあったので、リスタート。
リビングなのでツール09のDVDをセッティング。
普通にやっても面白くないので、
30km切ったらアウト、アタック時は40km出す
というわけのわからないルール決めて、勝負する。
まあ画面の相手は激坂でこっちは平坦ローラーなんだけど、遊びで。
これぞヴァーチャル・ヴァンドゥー体験。
今回はアウターのセカンド・サードあたりで回す。
画面に写る選手の足の回転数を目安に回してみるが、早すぎる〜。
アンディーのアタックに何度も反応してみる。
何回もDVD見ているので、どこでアタック来るかわかってるはずなのに、
あっという間に千切られる(妄想)
やっぱり奴は早い。
それに涼しい顔でついていくコンタの恐ろしいこと。
「やっぱ速い」「待てコラ〜」と、ブツブツ言いながら走ってたら
奥さんが呆れ顔で睨んでた・・・


途中フランクがランスを引き離すためアタックを仕掛けたので
無我夢中でダンシングしてしまう。
ホントはしちゃだめなのわかってたはずなのに頭真っ白で。
するとバイ〜ンという音がしてギアの噛み具合がおかしくなる・・・
しまった!変に圧かけてしまったか!?
異常はないかとシフトチェンジするとフロントのシフトができなくなる!
左のシフトレバーを何度も押し込むが、全く手ごたえがなく・・・
ひょっとしてワイヤーが切れたのかと思って、
中断して様子見てみるが、特にワイヤーが伸びきっている様子はないが。
しばらく何度もシフトの具合を見てみる。
インナーからアウターへはすんなりとシフトできるが、
インナーにかなりの確率で入らない・・・
これは木馬行くしかない・・・南無〜。


でもとりあえずフロントをアウターの状態で回すことは可能なので
残り8km地点から再開。
何度となく繰り返されるシュレク兄弟の揺さぶりにかなりヘロヘロ。
汗がびっくりするくらいダラダラ〜。
ヴィギンスやクレーデンの気分。
徐々に遅れだすも、その度に集団へ戻るため必死で回す。
追いつき遅れを繰り返す。
残り1km通過で気合入れなおしラストスパート。
後でメーター見たら、52kmまで出てた。


このステージだけで約45分、ほぼ全力で夢中で回せます。
全ステージ連続でやったら、多分燃え尽きて死んでしまいます。
とにかくモチベーションがガンガン上がります。
この場合、大事なのは気合とかエンジンではなく妄想力!
次は最終シャンゼリゼで別府と一緒に逃げでもやってみよ。
ただしダンシングは絶対禁止。


ちなみにローラー台はあくまで練習に過ぎないし、
走行距離より回している時間の方が大事だし、
実走しているわけでないので走行距離は勘定しません。