記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

志無き者は去れ

もうヌルい試合に慣れっこになっているこのごろですが、
昨日のセルビア戦はいつにも増してひどかった。
あまりのひどさに、後半途中で寝てしまったヨ。


故障者やバカな累積で出場停止で、満足なメンバーが組めなかったとして、
そんなことはどの国もそうなわけで、言い訳にもならない。
苦し紛れとしか思えない3バックへのフォーメーション変更、
それはもう試行錯誤ではなくて完全なる崩壊。
新しい人材を試そうにも、戦術そのものを動かしたら、
主力のバックアップとしての力量を見極められないじゃないか。
岡田さん追い込まれて、余計に自分の首を絞めるような真似はみっともない。


岡田監督にも大いに問題はあるが、昨日の試合を見て一番腹立たしかったのは、
ピッチにいた選手だ。
まるで覇気が無い。必死さが伝わってこない。
セルビア選手が、少しでも代表入りをアピールしようとしている懸命な姿とは対照的だ。
何もせずともW杯に出られるとでも思っているのだろうか。
いつから日本はまるで常連国のように振舞うようになったのか。
とにかく選手の生気の無い表情と散漫なプレーに完全に失望。
あれでは勝つどころか、サッカー以前の問題だ。
テストマッチとはいえ、君たちは日の丸を背負ってるんだぞ。
俊輔は何度も危険な位置で相手にボールを奪われ
遠藤は不用意に高すぎるセンタリングを上げる。
高さに勝る相手に、早いクロスではなく、あんな山高ボール入れてどうする。
栗原と中澤は完全に相手に翻弄されあっちへフラフラ、こっちへウロウロ。
逆によく3失点で済んだものだ。
責任の所在は岡田監督が一手に背負ってくれるだろう。
だが実際に試合をするのは選手である。
監督が岡田さんだから覇気が無いのか、だったら監督を変えたらやる気が出るのか。
ベテランだろうが若手だろうが、実績のあるなしにかかわらず、
志無き者はピッチを去れ。


W杯がもう間近に迫っているとは到底思えないほど、盛り上がりが欠けているのは、
間違いなく日本代表の体たらくのせいだろう。
このままではきっと、W杯が終わってからようやく、
ああ、そんなのやってたのと気付きかねないくらいだ。