記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

意地の六甲

日曜日。
木〜土の瀕死の状態から少し回復。
土曜日は夕方に疲労困憊で寝てしまい、夜中に目が覚める。
TV面白いのがやってなかったので、つい先日ようやく届いたロンドのDVDに手を出す。
DISC1で中断して寝ようと思っていたが、面白すぎて4時間スルーで見る。
それでハッスルしてしまって、体調がすこぶる悪いのに、いつのまにかウェアに着替えてた。
カンチェの男気にやられました。
でも今日はゼッタイに無理はしない!調子に乗って発作が出たらやばいのでそこはもうマスト。
という念をこめて、今日はあえてカンチェ仕様じゃなく、ノーマルサクソバンクジャージ。
どうしてそこまで乗るのかといえば、今週末は娘の誕生日と旅行があって乗れないから。
そして月イチノルマ達成のため、このコンディションであえての六甲!
アナタ、スーサイド、スーサイドよ。


6:30に出動。試しに淀川大橋でアタックかけて40km出したら、もうすでに死にかけた。
今日、強度を上げたらやばい。ダラダラといつものルートで鷲。
鷲でやばかったら、勇気ある撤退も考える。いけそうなら甲寿橋からいく。
で、鷲。1つ目の信号で渋滞が起こってて、そこで2度もひっかかる。うむ〜。
それでもGSまで5分。悪くないじゃん。
と思ったら甲陽のところで、バスの後ろについて排ガスを浴びた瞬間、悶絶!
壊れる!と思って一気にペース下げる。そのせいで2つ目の信号にもかかる。
そっから、回して心肺を使うのではなく、重いので足を使う作戦でもがいてゴール。
13:51。
自己ベストは今日は無理なのはわかってた。上れただけよかった・・・。
上りきってひとまず甲山高校のロータリーで休憩。
ここで悩む。行こか戻ろか。
これ以上気温が高かったらまちがいなくやられる。
でも今日は厚い雲に覆われているので多分そこまで暑くないだろう。むしろ雨が心配だけど。
さっきの鷲では、ダンシングとかして一気に強度が上がるととたんに気分が悪くなる。
でも逆に足がフレッシュなので重いのでも行ける。
足がイケイケな分、回してしまって気付いたら息が上がってというお調子者パターンにならないよう
ペースキープでとりあえずいけるところまで行ってみる。
やばそうだなと思ったら今日は途中でDNFでもいいじゃないか。
と先へ進む。


甲寿橋からスタート。いつもならここから新線合流まで15kmとかなのに、今日は2ケタが精一杯。
新線に出て盤滝まで8分半。2分以上すでに遅い。
そこから小笹分岐までの緩い所もグダグダ。電光掲示板では24度。涼しいのが救い。
この辺から路面がウェットぎみ。
ファーストの手前で何人か下ってくるローディーさんがいて挨拶。女性もおられました。
ファーストから清流橋までの上り返しは超きつかった。
この辺からモヤがかって視界が極端に悪くなってきたのでライトオン。
セカンド越えてたところで、2人のローディーをパス。
まさかこの調子でパスされることはあってもパスするとは思ってなかった。
ここまで視界不良で車から相当自転車は見えてない感じだったので、
ライトつけた方がいいですよとひと声かけてからパス。
ついてこられて、競られたらペース維持できずに辛くなるのでと思って
軽くスパートして、サードのヘアピンまでがんばる。
がんばったらあかんのにがんばったから徐々に発作が・・・。
宝殿手前のきついところで、もう帰ろうかと思ったが、
ちょうど上から下りてきたローディーさんとすれ違い挨拶したので、もうちょいがんばる。
宝殿分岐でお一人休憩中のビアンキさんに挨拶。
そこからさらに視界不良。3m先が見えるか見えないかくらい。
尾根道に出る手前で、子連れのハイカーが道の真ん中寄りを歩いていたので
車から相当見えなくなってるから、お子さん注意してあげてと声かけ。
ありがとう〜気をつけますとの声を聞きつつ、先へ進む。
尾根道へ出ると強烈な向かい風。そしてミストシャワー。これは厳しい。もう全然回せない。
東縦走のところまでで疲労困憊で、ここからいつもペースアップするのだが全く回せず。
トンネルも予想通りえぐいことになっていてこらえるしかできず。
結局ゴールしたものの、自己ベストから大きく遅れて46:09。
手は抜いてはないけど、今日はこれが限界。
ヤバイヤバイとあきらめかけながら、一応六甲の上まで来れたことに満足です。



雨粒が落ちてきて寒いので、自販機で補給してすぐに下りる。
全く視界が利かない&ウェットですべるので30kmも出さず慎重に慎重に下る。
トンネル抜けようかってときに、いきなり霧の中から逆そうで走ってくる必死のトレランのおっさん。
逆走したら危ないやんけ!ほんまにもう交通マナーよう考えよ。
自分が怪我するんは知らんけど、事故の要因となるような行為は本当にやめて欲しい。
ちょいとヒヤっとしたが、安全走行を心がけてたおかげで問題なかった。
その後、上がってくる人たちにエールを送りながら無事に甲寿橋まで下ってくる。
今日はもう十分ということで、仁川のピクニックセンターから下って昼には帰宅。


無茶はやっぱりしたらいかんけど、走ったことで気分が楽になった。
新陳代謝が促進されたのか随分よくなった。
でもやっぱり無理は禁物。


走行距離:66.23km
TOTAL:4845.42km