記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

7サミッツ 北摂ステージ編

眠い。眠いぞ。そろそろフワフワのお布団が恋しいぞ!
清滝下山後、R163から巣本で県道158に入る。
そこから京阪沿いに大和田〜古川橋と進み、中央環状線にぶつかって右折。
危険スポット、大日の交差点は下りて地下道を歩く。
鳥飼大橋で淀川を渡っていると、東の空が白みはじめる。もう4:30だぜ。
しばらく道なりに進み、途中から摂津のニュータウン方面へ。
千里丘でJRを越えて県道14号に当たる。
ここで県道1号に行きたかったのに、右左折どっちかわからず、間違って右折。
万博方面へ抜けたかったので、毎日放送入口の交差点で左折し、
思いがけずちょっとヒルクライム。この時間帯、この疲労度では、いやな上り。
思いっきり下って、ちょこちょこ行って、無事に県道1号に復帰。
そこから万博公園自転車道を反時計回りで阪大病院まで。
5:00代に入っているので、少しずつローディーやらランナーやらが出てきている様子。
彼らとは明らかにフレッシュさが違う2人。
もうこの生駒⇒北摂の移動している時間帯は意識がほとんどなく、一番眠気がやばかった。
モノレールの始発が追い抜いていくのを見ながら、粟生間谷まで北上。
ようやく北摂ステージゾーンに到着したので、ファミマで休憩。
もう朝日が出て明るい。早起きのローディーが前の道を通過するのを見ながら
眠気覚ましに氷菓子を食べるが、胃が冷えただけで眠い!
周りがドンドン明るくなってきたので、せめて2本は気温が上がる前にやっつけねば!
ということで西田橋へ直行。


赤信号明けからスタート。はじめの500mほどは一緒に走っていたが、
ぱしゃ君がズルズルと遅れ始める。このコースも実走済みだし、迷うことがないので1人旅。
途中、浄水場を抜けたくらいで一人ローディーさんをパス。
向かい風が少ししんどいが、ダンシングで攻める。
三叉路通過が11分台。なむ〜力が出ないよ。
そこから斜度が緩むのでシッティングでペースアップ。
朝日がまぶしい中がんばれるだけがんばって、ラストのキツイとこダンシングでもがいてゴール。
ゴール地点では、赤キャノデさんと、もう一人がそれぞれ休憩中でした。
朝日が当たって熱いので、みやげ屋の軒下に避難。ぱしゃ君のゴールを待つ。
ほんの3分だけ目をつぶって仮眠。
そのうち上がってきたぱしゃ君のラストのモガキをパシリ。


勝尾寺ゴール


そろそろ気温が上がり始め、直射日光が当たるところは熱い。
ぱしゃ君もさらにドブネズミ状態が加速。
若干休憩したら、そのまま箕面駅側へ下る。
ぱしゃ君もはや下りでも回せない状態らしくズルズルと遅れてしまう。
逆側に到達するまでに、何人かのローディーが上がってくる。
Sベストの大所帯にかち合ったら面倒だなと思ったが、今日は鈴鹿&乗鞍だからか会わず。
下りきって、ちょいと整えたらヒルクラスタート。
な〜んで今下ってきたばかりの道を登りかえさなきゃならんのか!
暑さと眠気のダブル苦悩で悶絶しながら、ランデブー。
信号前の一番きつい所も焼け石のダンシング。
でも周りから見たらヘロヘロで危なかっただろう。
と、信号で曲がってDWに入るローディーさん発見。結構なペースで上がっていく。
それをみて、ぱしゃ君が、「来たで。俺の代わりに捕まえてくれ」と無茶なこという。
俺だっていっぱいいっぱいなんダゼ!と思いながら、
手抜きいかん(してないけど)と思い、100m先でチラチラするローディーさんを追う。
あちらはダンシングを混ぜながらなかなかのペースなので、最初あきらめかけたが、
天理教くらいから捉えられるペースまで追いつく。
まだ一定距離は離れているが、巻き返せないペースではない。
ヘアピン抜けで向こうがスパートしたので、こちらも残りカスのエネルギーでスパート。
徐々に間が詰まるので覚悟のロングスパート。
最後の傾斜の所は恐らく相当なケイデンスで回し、背後に着く。
抜けれたと思うが、向こうがそのままゴール地点スルーしそうだったので抜かずにゴールで停車。
ちょっと強度上げてしまいましたが、朝っぱらからいい練習でした。
待つこと5分くらいでしょうか?ようやくゆ〜っくりとぱしゃ君が巨体を揺らせながらやってくる。
斜度が上がるラストの坂でスパートと声をかえる。
ヘロッヘロの状態でゴール。これで5つめGETでございます。
このとき多分ぱしゃ君は相当限界に近かったと思う。傍から見ててもやばし。


箕面駅側でぱしゃ君ラストスパート


しばらく休憩させてやりたかったが、私のお腹がそれを許してくれず、トイレを求めて即下山に。
どうも急に強度を上げすぎて一気に出た汗が、腹にたまって一気に冷えた様子。
お腹弱いのです。とても。
そこで一気に下ります。その間も続々上ってくるローディーたち。元気でんなあ。
下って最寄のセブイレでトイレを拝借。
店から出てきたらおばさんが寄ってきて、「Sベストの朝練の方ですか?」と聞かれた。
いえいえ、わしらはただのアホアホローディーですねんと答えその場を後にする。
出発前から、箕面終わりで一度しっかりとお店で朝ごはん&休息と決めていたので
牛丼屋を探すがない。仕方がないのでR171まで下って西へ。
するとNか卵発見し、天国のように空調の効いた室内にINN。
こりゃあもう出たくないなあ。寝たいなあ。
ぱしゃ君はミニうどん付き親子丼、こちらはとん汁朝定。
ダラダラと食べながらしばし呆然。
隣の席の男の子らがやたら見てくるのでそんなに怪しい?もしくは匂うのか?
と思ったら、先に出た彼らは両脇にバッグを装備したランドナーで出て行った。
青春やね。
すでにウダるような暑さ。刺すような日光の中、再び動き出す。
そのままR171を進み、軍行橋を渡る。
いつもなら中国道沿いのR176だが、日曜の午前だし、下道行楽客の車を予測してパス。
産業道路を北上し、交番前で、大阪芸大短大前の道に入る。
入った途端、今の状況でまずまずのダメージを受けるちょいとした上り。
泣きながら上りきる。向かい風がキツイ。
暑い。もとい熱い。眠い状態で焼かれるとこんなにも厳しいものか。
中筋で曲がり、スタート地点のサークルKで休憩。
恐ろしく暑いので、ぱしゃ君にぶっかけ水をめぐんでもらい、こちらも氷結お茶に手を出す。
もうかなり2人とも危ない感じである。


それでもここまで5本がんばってきたのが無駄になるのは嫌だし、あと2本じゃないか!
と気合でスタート。スタート直後に、やたらめったら速いクロスバイクが抜いていく。
ついていく気はなかったのに、ぱしゃ君に「負けてくやしないんか」と煽られ(って自分わい?)
500m離された距離から追い上げを始める。
ペースについてはいけるのだが、追いつこうと思ったら当然それ以上がんばらにゃいかへん。
中山桜台は住宅街なので、日よけが一切なく、首やら背中やらがジリジリしてとても疲れる。
最序盤の区間を抜け、ストレートまでの若干緩むところからはストレートなので、
相手の動きが見て取れる。
そうすると最初だけ勢いで上ったのか、向こうのペースががくんと落ちる。
ここはチャンスとばかりにペースアップ。
ストレート区間でみるみる差が縮まったのだが、赤信号で足止め。うむ〜。
そして激坂の右カーブ区間の手前で相手がマンションに入ってしまって終戦
といってもまだゴールじゃない。ここからがしんどい。
競争相手がいなくなって勢いが落ちるのは嫌だったので、
ここから検問所までひたすらダンシング。
まるでぱしゃ君のように、尋常じゃない汗がダボダボ。
検問所は今日は昼なのでバリケードなしでストレスフリー。
最後はもう行き当たりばったりのダンシングスパートでゴール。


いつもなら下ってぱしゃ君をピックアップしてアシストするが、
ちょっと暑さと眠さで日陰に倒れこんだまま動けない。
5分、7分と待ってみたが一向にぱしゃ君が来ない。
どうしたと思ったら着信あり。
どうも、途中ダンシングしたときに肉離れを起こしたらしく、
検問所で待機中とのこと。
それは一大事だと、取って返して合流。
でも一応足を回せているので、突発的なものと判断。
ここまで来て2人で達成できなかったら意味がない。
アシストしながら、ゆっくり無理のないペースで残りがんばる。
最後はもうアタックかける元気もなくゴール地点に到達。
ぱしゃ君、がんばった。これで6つ目。あとラスト六甲の1本のみだ!


いつものところまで下って休憩。炎天下で暑いが、風が少しある。
ぱしゃ君、昼間にこのコースは初めてなので、
明るい中コースの具合が思った以上に厳しいのがわかってびびってた。
でもアナタ、こないだこれを3本上ったんだぜ、というと自分でも信じられへんといった感じだった。
ちょっと前まで清滝1本ですがイヤイヤ言うてたのに、中山3本上れるまでに成長したのさ。
そこから今日は昼で往来が激しいので、いつもの無茶振りジェットコースターではなく下る。
といっても軽を楽々パスして下ってたけど。
で、下のコンビニでごほうびのアイス。

↓珍しく昼の中山


↓6時間前は向かいの山にいたはずなのに…


ぱしゃ君の肉離れ気味の足が心配だったが、一時的なもので大事に至らずチャレンジ続行。
向かうはいよいよ六甲!
太陽は容赦なく気温を上げ、眠気が眠気なのか何だかもうわからない状況、
足も肩もどちら様もあっちこっち痛いし、ツライ。
果たして、こんな阿呆なチャレンジに寿命を縮めてよいものか?
というギモンはもう完全に捨て去り、無謀にもラスボスに挑まんとする2人であった。


感動のフィナーレ(嘘)へつづく・・・