記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

仁川夜練 撃沈

金曜日。
ぱしゃ君のお誘いを受けてひさびさに自転車の夜練。
今日は新メンバーのりょうた君と3人です。
いつもんとこにぱしゃ君と20時集合で、そこから舞洲へ行く途中のマクドでピックアップ。
りょうた君とは、チーム飲み会で一度お会いしなかなかの好青年でしたが、
一緒に走るのは今回が初めてです。
ぱしゃ君いわく、かなり速いそうなので楽しみです。
さて、ここからのアプローチだと市内方面へ抜けるのは面倒なので、
R2沿いでどこか面白いところ…ん!仁川の劇坂でも行ってみますか。
ということで行先決定。


R2ハイウェイに乗り、35〜38km程度でローテーションで巡航。
追い風基調でしたが、りょうた君は夜ライドは初、
自分もひさびさの実戦ということで慎重に進みます。
尼崎の危険ゾーンは、タクシーやバスの出入りが激しく、なかなかヒヤリとさせられます。
武庫川の上りをやっつけ、橋を渡らずに左岸の土手道を北上。
甲寿橋で渡って、新幹線高架下を進み、仁川へ。


一旦下で準備するはずが、するする〜っとぱしゃ君があがっていくので慌てて追走する。
序盤の劇坂部分だけちょっとだけ確認しただけで一旦スタート地点へもどる。
そして、1本目。
ぱしゃ君は重いギアでゴリゴリと先行して行くので追走する。
足はフレッシュなので2,3枚残してでもイケますな。
中盤の少し緩くなる区間で、ぱしゃ君はさらにギアを上げて踏んでいくが、
あれは、その先の一番しんどい劇坂区間に入るときに、シフト噛むぞ〜と思ったら、
案の定トラブって失速!言わんこっちゃな〜い。
あそこでああなると再起不能です。
が、人の心配をしている場合ではなく、自分もシフトダウンして必死でくるくる回します。
その横を、りょうた君が軽快に上がっていくので、
危険回避で少し間隔をあけて追走していく。りょうた君、なかなか高ケイデンスでいい感じです。
ようやく、一番しんどい区間を抜け、そこからは流して五ヶ池ピクニックロードの合流点でゴール。
少し遅れてぱしゃ君も到着。
ひさびさの劇坂で、結構アゲアゲです。
が、せっかく出動したので1本ではもったいない。少し休憩をしたらすぐに2本目に戻ります。



2本目、再びぱしゃ君先行で上りますが、
さっきの反省もあって1本目よりはペースを落として進む。
そして最後の劇坂区間で、解き放たれるようにりょうた君が渾身のアタック開始!
不意を突かれて、こちらも慌てて後を追います。
というか無理しないつもりが、自然と体が反応してしまう。
りょうた君はびっくりするくらいの高ケイデンスでぐんぐんペースを上げていきますが、
こちらも負けじと回して劇坂終わりでどうにかりょうた君を捉える事が出来ました。
が、そこから緩くなってペースが急転したタイミングで、
脈が乱れ、ちょっと深刻に気分が悪くなったのでアタックをやめて
とにかく慌てず落ち着いて、ゆっくり運動量を落として脈がもとに戻るのを待つ。
途中で後ろからぱしゃ君が追いついてきて声をかけてくれるが、
しゃべると呼吸が乱れるので返事ができない。
ようやく収まって、ピークを越えてゴール地点へ。
やっぱり急激にペースアップしたり、アタックしたりすると危険だなあ。
つい、体が反応してしまった。反省反省。
3本勝負したかったが、大事をとって今日はこれでお開き。



帰りはR2まで行かずに、新幹線高架下沿いで進む。
藻川のところと神崎川のところで2回ショートスプリント合戦になったが、
ケイデンスで加速力に勝るりょうた君が、
ゴリ押しマッチョのぱしゃ君に完勝してびっくり。
あんな軽いギアをチョイスしているのに、やはりあれだけ回転させると出るんだねえ。
なかなか興味深い勝負でした。
自分はいつものごとく先導役で最初にアタックをしかけたのだが、
その時にどうも無茶したのか左ひざに痛みが…



いつもの集合場所まで来て解散のつもりが、突如メカトラ発生!
いきなり回転が鈍〜く重〜く、回らない。何だ何だ…
確認してみると、ペダルのあたりからクランクにかけて
紐ががんじがらめになって硬く巻きついている!
この日ぱしゃ君が、サイクルジャージを持っていないりょうた君に
お古を持ってきてあげていたのだが、
劇坂を登るのに、肩掛け式の袋は邪魔だろうということで、
自分もあいているボトルケースに、いつも輪行袋を入れる要領で入れてあげていたのだが、
走っているうちに、口紐が垂れて、それが回転するたびにグルグルと巻きついたようだった。
その巻きつき具合はなかなか硬くて、手では外せない。
ぱしゃ君の機転でライターで焼き切ったのだが、
BBとクランクの間にあるわずかな隙間に食い込んだ部分がどうしても外せない(汗)
これは一旦クランクを外さないとダメだということになり、
夜中に申し訳ないが、工具一式がそろっているりょうた君の家にお邪魔して、
無事に摘出手術をしてもらい事なきを得る。
ふぃ〜危なかった〜。りょうた君サンクス。
きちんと気をつけてたつもりなんだけどなあ。


ようやくマトモに走れるくらいの気温にもなってきたし、
何の因果か、今年もけいはんなに出るので、
そろそろ自転車モードに切り替えていかないと。


走行距離:66.78km
TOTAL:5762.6km