記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

賞味期限

ワールドカップ最終予選の初戦。
内容うんぬんよりも勝たなくてはならないゲームで
勝ち点1さえ取れないホームゲームなんて何の意味もない。
確かに主審のジャッジはすこぶるひどかったのはあるが
そんなこと言い訳にもならない。


本田・香川・長谷部・長友・清武・岡崎・吉田というほぼ同じメンツで
2010年のザックJAPAN結成以降だから
少なくとも6年以上チームとしての成熟度を上げながらやってきたはずだ。
ふつうは年月を積み重ねれば積み重ねるほど、
連携はあ・うんの呼吸へと昇華していくものだし、
経験の蓄積がチームの強みになるはずだ。
しかも、その間に個々のキャリアとしては
目覚ましいレベルアップをしているわけだし、
今さら調整不足なんて言うのはありえない話。
プロが6年一緒の日の丸を背負ったチームを任されているのに
それができなかったら元々の相性が良くなかったということになる。


なのに今回同じ相手に同じように負けを期した。
ゴール前で同じように決定打を出せない、シュートを打てない。
さらに上を目指してビルドアップどころか、
課題も弱点も全く克服できていない。
それどころかしょーもないパスミスは多くなったし、
攻撃のスピードも明らかに遅くなっている。
勝たないといけない試合でことごとく勝てない。


きっとハリルホジッチ監督がどうのというよりも
このチーム自体がもう賞味期限切れなんだろうな。
つまり誰が監督であろうと、
本田・香川中心のチームはもうとうにピークを過ぎて
もうこれ以上伸びしろはないのだろう。
たとえ次のワールドカップに出れたとして、
このメンツ、チーム構成を本戦まで引きずったら、
その後の日本サッカーはどうなるんだろう。
かといってオリンピック組はあのザマだし、
日本はもうアジアの強国じゃない。