記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

雨の枚方、晴れの高槻

で、日曜日。
前日の反省から早起きするも雨、雨、雨。
ん〜!思うようにいかんなあ。
でも今日は午後からは家族でおでかけのつもりだったので
行くなら午前しかない。
雨雲の動きを見るがあんましよくなさそう。
1時間ごとに詳しく解析して、なんとか高槻方面なら晴れの時間帯が多そう。
9:30に出動。が、家を出てすぐ、大川の手前でいきなりのスコール。
まだ1kmにも満たない。
このまま雨なら引き返せばよいが、一旦戻ったらもう今日は終いだ。
バス停の屋根で雨宿りをしながら、モジモジ。
少しだけ雨脚が弱まったのを見計らって、
とりあえず阪神高速守口線の高架下で守口まで行ってみることにする。
そこまでなら雨でもほとんど濡れずに帰れるし。
少しながら前進し、太子橋のとこで青空が見えたので、
もう大丈夫だろう、チンタラ下で行くより淀川CRと思って、
高架を離れ、淀川へ。
視界が開けたのでまずは空模様をチェックしながら走る。
先ほどスコールを降らせた雲は進行方向の先に抜けた。
前方枚方、八幡方面は真っ黒で全く見えない。
でも西は明るい。北摂〜ポンポン山方面も明るそう。よし、行ける。
そのまま淀川CRを走り出す。
ところがえらい向かい風でスピードが出ない。
おまけに背後から巨大な黒雲がせまってくる!
と、いきなりバケツをひっくり返したような土砂降りの雨!
河川敷で運動している人たちなどが一斉に橋の下に避難する中、
もうこんだけ濡れたら一緒なので、水の中を疾走する。
もうわけがわかりません。
CRは完全に水没状態で、スピードも出ず、
後輪が巻き上げる水しぶきで上から下からずぶ濡れ。
結局豊里大橋から淀川新橋まで降られるが、
枚方大橋につく頃には雨はやむ。
橋の手前でピナレロさんに「すごい雨やから帰った方がいい」と
アドバイスを頂いたが、もうこれだけ降られたし、
目的の方向は明るいので、親切はありがたく頂戴して進む。


いつものルートで柳谷へ。最近このコースがお気に入り。
雨はすっかり止んでいる。信号からTTスタート。
序盤の緩斜面はアウターで回す。相変わらず減速帯がうっとおしい。
分岐を曲がってしばらくのところで大きな竹が倒されて道を塞いでいる。
仕方なく少し減速して慎重にまたぐ。少しタイムロス。
そこからインナーに切り替える。
路面は濡れているが道はきれい。
大きなヘアピンを抜け、高架をくぐってゴール。
16:35
1秒ながら自己ベスト更新。
いつも寺の所の白い大きな犬が今日はいないようだ。


そこから長岡京へ快適なダウンヒル
空は黒い雲が所々浮かんでいるが、日差しが照りつけ蒸し暑い。
県道10号を北上し、信号で左折。
今日は大原野にあるTTで未走だった金蔵寺に挑む。


道なりに進んで、途中の分岐に金蔵寺への案内があるところからTTスタート。
関西ヒルクラではスタート直後に20%の激坂!とあったが、
はて?そんなにしんどい坂かね?確かにスタート直後は急坂ではあるが・・・
しばらくすると集落を抜けるゆるやかな坂。
どんつきまで行くと、ヘアピンから森の中へ入る。
大雨直後ということもあって、大き目の石やら枝が散乱。
しかも一部は水は溢れて川のようになっている。
大きい障害物を避けながら進む。
しばらくすると墓地に出て少し視界が開ける。
そこから金蔵寺参道への分岐までは実にゆるやかな坂。
こんなもん?と思っていたら、落石防止の工事現場を抜けた所から
コンクリの激坂が見えてくる。
と、向こうからローディーさんが一人下りてくる。挨拶をしてすれ違う。
いよいよ真打登場。ものすごい急坂を上半身を使って上る。
ここで前日の交野山のしんどさの成果が出た。
ヘアピンあたりの一番斜度の強いところを抜け、次のヘアピンでは見晴らしがよくなる。
そこでは止まらず、ピークまでスパートしてゴール。
24:42
路面状況がもう少しよかったらとは思うが、大原野のTTコースとしては一番おもしろい。



予定よりも早いペースでここまできているので、どうせならと
分岐を曲がって、善峰方面を路面状況を見ながら一気に下る。
小塩から前半TT。
今日はさすがに参拝者は少なめなので、
ヘロヘロ姿をさらしても大丈夫。ラストのバス停のところからは
もう足が完全に売り切れ。
ヘロヘロで駐車場に到着。
12:12
ダメです。


はい次!とばかりに休憩もそこそこに後半TTスタート。
路面状況が悪いので下って帰ってもよかったが、
県道6号で高槻までダウンヒルで距離を稼ぎたい。
そのためにはここを上らねば。
雨の影響でかなり足場が悪い。
もう川を上っているようなもん。
とにかく滑らず、こけないように慎重に上る。
序盤の九十九折は、さっきの金蔵寺の比じゃない。
14:25


無事に上りきり、さっきの分岐を中畑方面へ。
この辺りでは日差しがずいぶんきつく、暑い。雨はどこへ行った?
県道6号で高槻までのダウンヒル
路面のウェット状況が心配だったが、まったく濡れている気配がない。
この辺りは降らなかったのか、それともこの日差しで全て蒸発したのか?
いずれにせよ快適に下れそうだ。
と思ったら、ものすごい吹き上げの風。
下りなのに、こいでも40kmも出ない。
時間短縮を図るつもりだったが思うように行かない。
この辺りでは何人かのローディーさんとすれ違う。
みんなお日様に誘われて出てきた様子。


途中、神峰山口の交差点で寄り道。
時間がないがせっかくここまで来たし本山寺TTもチャレンジしなきゃ。
山道に入るとやはり少し路面がウェット。
序盤の緩斜面は余裕だったが、分岐からの激坂はもう足がもちません。
上りきってからの尾根道も足がついてこず。
17:01。
タイムは別として、ここは木が生い茂っているので夏場の練習にはぴったり。
といってもここまで暑い市街地を通ってこないとだめだが。


そこから取って返して、高槻までひたすら高速で下り。
R171まで出て、帰りのコースを色々と思案。
本当は少し遠回りだが枚方大橋を渡って、淀川CR〜阪神高速守口線高架下という
行きと同じルートを予定していたが、淀川は水没しているし余計に時間がかかりそう。
とはいえR171なんぞずっと走りたくもない。
ということで摂津富田で県道133号に入り、県道14号へ。
道幅が大きいので走りやすいかと思ったが、倉庫街で大型トラックがバンバン。
近畿道にぶつかって、そのまま鳥飼大橋を渡ることに。
そこからは淀川CR。帰りのコース選択は完全にミスでした。


大雨にやられたのは最初の枚方だけ。
淀川を境に天気が逆転することが経験上結構ある。
雨だといってはじめからあきらめずに走ることも大切だなあ。
ただ降られるという覚悟は必要だけど。
結局予定よりも1時間30分も遅くに帰宅。
コハが熱っぽいのと、天気の状態もよくないのでおでかけはキャンセル。


走行距離:91.72km
TOTAL:3977.7km