鈴鹿8時間エンデューロ
前日、夕方に2時間ほど昼寝をして、
19:00にレンタカーを借りに行く。
早めに寝るつもりが昼寝のせいでスッキリしてしまい、
結局テレビで安田大サーカスの団長を応援して起き続ける。
2:30に自転車や荷物をボンゴに積み込み、自宅を出発。
3:00に長居公園で、取引先のAさんをピックアップ。
Aさんは御年56歳のファンキーベイビー。
真っ赤なキャノンデールのMTVをちゃちゃっと積み込んで、
今度は中之島まで行き部長をピックアップ。部長も自転車経験者。
残り2人は別で現地集合。ちなみにその2人は完全未経験者。
3:30に梅田を出発し、名神〜新名神経由で亀山ICで降りる。
R1の亀山バイパスから裏道に入り、サーキット到着が5:30。
すでにたくさんのローディーが終結している模様。
駐車後、サーキットまでひたすら歩くがなんでこんなに遠いんじゃあ〜!
しかも途中の交差点の信号の間隔がやたら長い・・・レース前にみな疲労困憊。
えっちらおっちら5〜8ピットに場所を確保。ピットレーンに入ってすぐの好位置。
代表なので受付を済ませる。色とりどりのバイクがいたるところにあるなあ。
本当にみんないいバイク乗ってますね〜。すでに興奮ぎみ。
そこからピットに戻ると、他の2人が到着済み。着々とスペースをセッティング。
簡単に乗り方(シフトチェンジなど)や走行時の注意事項をレクチャー。
それからコースがオープンになったので試走に行ってきます。ワクワク。
いやあ爽快です。車を気にせず思いっきり走れるなんて夢のようです。
試走とはいえ速い人はものすごい。本チャン大丈夫かいなと少し不安。
走りながらアップダウンの確認やコースラインなどを頭に叩き込む。
スタートしてすぐ上りきってのシケインはラインが狭くなるので、接触に注意が必要。
シケインを抜けてゲートをくぐる辺りからは全力でスピードを出す。
そしてスプーンで一番しんどい上りが待ち受ける。
トップスピードで上りに入るが、減速するため自然渋滞が生じやすい。
スムーズに抜けられるか、ここもコース取りがとても重要になる。
そこからぐるっと回り込みながら上り、ヘアピンカーブへ。
インはかなりバンクがかかっているので、進入角度で無茶をすると転倒する恐れもあるし、
速い人遅い人のラインが交錯するので周りをよく見る必要がある。
そこからデグナーまではまたもトップスピード!ここは一番爽快に走れる区間。
ヘアピントップを抜けるところから一気にシフトアップして勢いつけるのが気持ちいい。
高架下をくぐって、スピードを殺さずに直角曲がって上りでもできるだけスピードを維持する。
逆バンクで上りきってS字へ突入するまでもひたすら全開。
ここもラインが交錯する高速テクニカル区間、
シケインとは違ってここはスピードが出ているので一番注意が必要。
S字をうまく抜け、第2、第1コーナーをスピードを維持して回り、
徐々に緩やかな上りに入りメインストレートというレイアウト。
上りは、スタート地点〜シケイン、スプーン手前の2箇所だけで
基本的には下り基調なので、どれだけ回せるかだな。
戻って他のメンバーに解説。
特に未経験者が多いので、要注意区間の説明と、
ペースが上がらなければとにかくキープレフト!とアドバイス。
そしていよいよスタート時間がせまる。
とりあえず1人1セット3周で交代していくことにする。
トップバッターに指名されたのでコース上へ。
後ろからコースに出たので4時間の集団を追い越し、
スタート地点まで行くが、すでにかなり後方に位置してしまう。
注意事項のアナウンスと10カウントののちダラダラとスタート。
当然シケインでは大渋滞。接触もなくうまく抜ける。
次の周でローリングスタートと聞いていたのに、みんなもう速いやん!
あわてて裏ストレートで加速。どんどん追い越していきます。
ドンケツに近かったが、大体全体の半分くらいまでは順位を上げたつもり。
2周目、シケイン手前の上りはダンシングで駆け上がり、とにかく1人でも前に出る。
スプーン手前で4時間組みの超速いさんのトレインに抜かれる。あっという間の出来事。
ここから4時間組みの速い人の邪魔にならないようにしつつ、
遅い人を抜かなくてはならず、コース取りに神経を使う。
3周目、早くも足に来ます。息も絶え絶え。
通常ロングで100kmとか走ったり、十三とかヒルクラTTはこなしているけど
ひたずらずっと連続で、高速巡行するようなトレーニングはしていないので、
完全に未知の走りで体がびっくりしてる。血の味がします。
ならペースを落とせばいいのだけど、気持ちがレースモードなので
全開で走ってしまう。完全にシゴキの世界。
ラスト周なのでがんばってスパートをかけていると、S字で前方で接触転倒!
あわててハンドルを切って何を逃れる。やっぱりS字怖いわあ。
ヘロヘロになりながらピットレーンへ。変に上ってるから最後しんどい。
Aさんの赤キャノデでスタンバイ中のTさんにバトンタッチ。
も、もう走れませ〜ん。
とりあえず3周ながら全力で走れて大満足です。
とにかく次までに体力を回復せねば。
ドリンクがぶ飲み、バナナにアンパンにカロリーになるものを放り込む。
そのうちTさんが戻ってくるタイミング。あわててコースへ。
12分台で戻ってきた!しかも顔真っ赤っか!
次のM部長のスタンバイ。シート合わせをして、コースレクチャー。
「なんかワクワクするな」といい顔です。
そして終始12分台キープでTさんがバトンタッチ。
M部長は12〜14分ペース。ホームストレート前では苦笑いを見せていました。
そしてわが社の専属カメラマンHさんの出番。
かっちょいいグラサンが決まってます。
颯爽とピットを出て行かれる。同じく12〜14分。
ラストは真打登場ファンキーAさん、赤キャノデにのって軽快に。
Aさんは11〜13分台。さすが速い。
↓色々な衣装の方もいました。意外に早い・・・抜かれるとショック!
そして2順目。疲労回復もそこそこに出発。
そろそろ暑くなるかなと思ったが、今日は終始うす曇で直射日光がない。
これでカンカン照りだったら間違いなく死んでます。
1周目はとりあえず流れに乗るに専念。
2周目からスパート。シケイン抜けたとこでちょうどよくトレイン襲来。
ここぞとばかりに無賃乗車♪
やたらめったら速いが、まだこのトレインならしばらくついて行けそう。
がんばってもがいてスプーンの中腹でサヨウナラ〜。
ああああ、しんど。
肉が脚の肉が・・・。
で、案の定3周目は一気にペースダウン。12分台まで落ちる。
倒れこみながらTさんに後を任す。
即座に補給するがお腹がすいて仕方がない。
Tさんの様子を見に行くと、かなりキテる様子。
でもでも!4時間が終了する時間でピット閉鎖!
Tさん必死の4周目!がんばれ!
戻ってきた時には完全な赤鬼の形相でした。
そこからは各自2順目をこなすが、明らかに1順目よりペースダウン。
途中で出展ブースを見たりブラブラ。
抽選会では全員かすることもなく・・・
張り出されていた速報を見ると、5時間時点で282番。
みんなで「中の下やな」ってことでまあ納得です。
この辺りから疲れでぼうっとしております。
そして残り1時間近くとなって3順目突入。
4時間の人がいなくなってコースが広く使えるようになったのだが、
トロッフェ・バラッキのものすごい速い人たちがすごすぎです。
この時間になると東からの風がきつくなってきた。
ヘアピンからの基本下りとなる区間で思いっきり向かい風で
回しても回してもペダルが重い!顔が痛い!
タイムが稼げる区間で伸びないので、上りがんばります。
途中で何度かトレインに飛び乗り途中下車しながら、
少しでも風を避けて楽するように、必死でがんばる。
楽するためなのに、そっちの方がしんどいという矛盾!
楽する時点ですでに売り切れという現実!
とにかくこれでラストなので平坦でも下ハン握ってGO⇒!
↓さすがプロの写真。速く見えるように流し撮りしてもらいました♪
アンカーのTさんに無事つないで倒れこむ。脚が痙攣しています。
今までで一番がんばった!疲れた!
帰りの運転大丈夫か!?明日出社する?コハは元気してるか?
なんて思考が交錯しながらヘロヘロしてると急にお呼びがかかる。
どうもTさん限界の様子で、2周で交代したいとのこと!
しかも誰も行く気なし!おおおーもう使い切ったよ〜。
急いでストレッチを始める。しかもピット封鎖まで18分と微妙〜。
なんとか封鎖3分前のタイミングで、Tさんが帰ってきた!
残り11分!
がんばればギリギリもう1周もぐりこめるか!?
とにかく残った脚で全開。裏ストレートも下ハン。
こんなときに限ってトレインは来ず、向かい風の中単独飛行。
きっついきっつい!
S字までたどり着いた時に、ラストの10カウントのアナウンス。
あああ、残念〜。あと30秒あれば。
ピット前でHさんを発見し、一応ポーズ。
そしてストレートをラストスパートしてゴール!
やりました完走できました。
↓長いようであっという間の8時間。思わずピース。
(コンタよろしくピストルにすればよかった?)
ええっと、リザルトは・・・
●8時間ロード部門 330チーム中 274位
●8時間総合 565チーム中 367位
トップから21周遅れの37周回で平均26.79kmでした。
個人成績としては、10周担当してベストラップは10:13:204でした。
なんとか10分きりたかったけど、ベストは尽くしました。
急造チーム、しかも未経験者ぞろいのメンバーで
とりあえず最下位は免れたし楽しかったので大成功でした。
正直こんなにおもしろいとは思ってなかったです。
また来年もチャレンジチャレンジ♪