記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

アワ1 後編

腹ごしらえを済まし、後半戦スタートです。
ここでギブとか言われても、淡路島では交通手段が無いので
自動的に(強制的に)駐車場までは自走です。
とはいえ帰り方は、フル一周もできれば、R28でショートカットなど色々。
意思確認で、ぱしゃにお尋ねするが、どうせならフルでというので了解。
福良港を出発し、海岸沿いを西へ。
南淡路ロイヤルホテルの所から県道25号に合流。
えっちらおっちら、アップダウンの連続。
ぱしゃ曰く、せっかく上ったんやから下んな!ごもっとも。
鳴門岬への分岐の手前から本格的な上りがスタート。
交通量も多いし、午後イチなので、併走して声かけながら上る。
鳴門岬へ寄り道してうず潮見るか、それともあくまでアワ1?と聞くと、
距離伸びるならやめとことなって、右折。
ここからさらに上りが続く。
上りきって、高速をまたいだ所で、シャッターーポイントがあったのでパシリ。
一応今回の難所といえる山岳コースはこれにて終了で一安心。


鳴門海峡を望む


こっからひたすら上って下って海岸線。
この時点では風は向かい風には違いないがそれほど気にならない。
AV30kmペースでひたすら曳きます。
本人は大丈夫といっているが、ちょっとした丘越えの連続で疲れが見え始めたぱしゃ。
ほんの少しののぼりですぐに差がついてしまうので、そろそろ休憩。
湊の集落のコンビニへ。
すると先客のローディーさん。みるとサーベロさん。
ということはモンキーのところでパンクしてた方とお見受け。
ご挨拶をして、こちらはここでは休憩せず出発。
すぐそこの慶野松原の海岸にて休憩。


↓慶野松原


↓死人発生


ほどよい疲れと心表れる景色、ポカポカの太陽に照らされて昼寝したいモード。
いかんいかん。本当のアワ1の戦いは、ここからラスト40kmなのだ!
補給と撮影を済ませて再スタート・・・
とぱしゃがいきなりの立ちゴケでびっくり。
仕切りなおして県道25号を北上。
五色〜都志と順調に進む。
時間を追うごとに増してくる向かい風。キタキタ〜!
ここまでの走行で溜まった乳酸もあって、ペースが落ちる。AV25kmくらい。


と、ここであわやの大惨事。
明神の集落ところで県道31号はちょっと上り基調になって、
道がバイパスっぽくなっている所があって、ゆるやかに左へカーブしている。
そこへ後ろからやってきた大型トラック。
もちろんこちらとしては、路肩走行でできるだけ距離を開けて走行していたのだが
そのカーブに差し掛かったときに、トラックが思いっきりインへ入ってきて、
ぱしゃは、側壁とトラックの後輪にサンドされて、
完全に押しつぶされるような状況になる。
完全に行き場をなくして、ヤバイと思ったが、
ぱしゃはうまくコントロールして、減速、
なんとかトラックの後ろに抜けたので一安心。
もし、そのまま急ブレーキかけてたら、タイヤがロックしてバランスを崩して
トラックの馬鹿でかいタイヤの下敷きになりかねなかった。
相手はそういう危機的な状況になってたことも気付かずに走り去っていった。
車体の長い車ほど内輪差に気をつけないかんのに、
初心者並みの完全なバカ走行。ああいうやつはハンドル握ったらいかんわ。
ショックと怒りがこみ上げてきたので、ちょっと中断して落ち着く。
まあぱしゃ自身もマシンも無傷でよかった。


再スタートして、延々海岸線を走る。さっきのショックもあるので
集落などでシュートカットコースがあるところはそちらへ行き、
ストレスのない走行ができるようにする。
郡家を過ぎて、疲れが出てきたのか思うようにペースが上がらない。
と思ったら、ハンガーです。お腹ぺこぺこで力が出ない。
ぱしゃも補給をしてないのでお腹が減ったというので、
北淡IC手前の室津のファミマで休憩。
ブルベ以来、休憩のたびに必ず補給する癖がついたようで、
ここでもパクパク、パンやらおにぎりやら。
再スタートしてあとはもうゴールまで爆走!といいたい所だが
やっぱり来た向かい風地獄。ラスト15kmはもうヘロヘロ状態で回す。
背中に背負った一眼レフ1kgの疲労が肩と腰へダブルパンチ。
その先のカーブ曲がったら明石海峡大橋が見える!と思っても
何度もフェイクにだまされ、気分的にも相当こたえる。
後ろから見ててもヘロヘロに見えたのか、ぱしゃが前に出て曳いてくれるが
すぐに後ろへ下がる。無理は禁物。
ようやく橋が見え、力が戻ってくる。
橋の下を通過し、岩屋のPでゴール。
色々ありましたが、なんとか無事ゴールです。
18:00ジャストだったので、全行程9時間。ぱしゃ君アッパレです。
160kmには10kmほど足らなかったが、150も160も一緒でしょ。
福井は間違いなく完走できます。


ささっとマシンを車に詰め込んで、松帆の湯に移動。
ひとっ風呂浴びて、復活。
東浦ICから高速に入り、淡路ICで晩ご飯。
帰りはどエライ渋滞でのろのろと22:00に大阪到着で解散。


↓昼のリベンジ。ステーキ丼です


↓ライトアップされた明石海峡大橋(手ぶれ)