記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

第2章 ぐるっと北摂オモテ面

お名残惜しいが六甲を後にする。只今13:00きっかり。
ぱしゃとの午後練、14:30に関大前で落ち合う予定。
ギリギリ間に合うだろう。帰りのルートはアドリブ。
仁川へ下りるか、それとも逆瀬か。で結局甲寿橋で左折して逆瀬へ。
白瀬橋交差点からわき道に入って、阪急の駅。
宝塚市役所のところで武庫川を渡り、R176越えて直進。
さいころから何度も自転車で通った小浜宿を通り、R176のわき道を東へ。
ひたすらR176で、産業道路(県道13号)で南下。
北伊丹の駅通過して、軍行橋で猪名川越え。この時点で14:00。
大阪空港の外周道路に入ったとこでぱしゃからTEL。
なんともう関大前におるとな。急いでいってもあと30分かかるわ。
14:30集合といってたのだから遅刻じゃないのだが、待たすのも何なんで急ぐ。
地下道は子供の頃通った時の恐怖がトラウマでスルーし、
スカイパーク横を通って、いつもの田能遺跡前の道へ。
そっから曽根まで一直線なのでかっ飛ばす。
信号待ちでTELかけると、移動して千里山駅の前のパン屋で昼食べてるという。
服部緑地を抜けて、千里丘を抜ければすぐなのだが、
千里丘ハイツの前の道は短いながら17%の激坂なのですぞ。
どしゃ〜っと上って下って、無事千里山でぱしゃ君発見。
あくまで遅刻はしとらん。


さてさて、今日の献立は、妙見山コースを予定。
勝尾寺はぱしゃ単独で上ったらしいので、本日はTTモードできばらす。
そこから高山までLSDで進んで距離を稼ぎ、できれば1レベル上げた妙見山にチャレンジ。
ということで、千里丘の4級を越えて、県道121号ルート。
帝釈寺の交差点のところのサークルKで休憩。ようやくの昼飯にありつく。
ぱしゃの出身は粟生間谷なので、昔からこの辺でよう悪さしましたなあという昔話に花を咲かせる。
一人ビアンキスタさんがコンビニ休憩に来られる。ロード始めたばかりとのことで、
これから勝尾寺にチャレンジらしい。
先に見送って、しばらくしてこちらもスタート地点へ移動。
西田橋で、ビアンキスタさんのスタートを見送り、その後ぱしゃ単独で先行スタートさせる。


2分待っていよいよスタート。
序盤から重めのギアで回す。六甲編の疲れが少しあるのか足が重ダル。
それでもav18kmをキープして進む。
ポンプ場に差し掛かった頃、前方にぱしゃ発見。そしてその向こうにさっきのビアンキスタさん。
ぱしゃがんばって追い上げているようだ。こちらもペースをあげる。
ストレート区間でぱしゃに一声かけて一気に抜く。
次いで、ビアンキスタさんも。
三叉路通過が10分。ベストより30秒ほど遅い。やはり疲れが蓄積されてるのか。
ここからギアを上げペースアップ。
手前1kmほどになって、前方に新たなローディー発見。コルナゴの方。
お先と一言いって抜き、そのペースアップでそのままスパート態勢。
ラストの上り返しの手前でMTBさんをパスしダンシングでゴール。
15:21
いやあ疲れた。そして暑い。もう暑いとあきません。


ゴール地点で座ってぱしゃ待ち。
そのうち、コルナゴさんが上がってくるのが見えたので「ラスト!」と声かけすると
必死のスパートをはじめてゴール。
「自分、元気やなあ」と笑いながら言われてしまった。
そこから随分たって、ぱしゃが上ってきた。
「ここがゴール」と合図してスパートさせる。
ヘロヘロになりながらゴール。
タイムは約21分。信じられないほど額から汗が流れている。大丈夫かいな。
ぱしゃの話を聞くと、途中までビアンキスタさんをペースメーカーにして進み、
終盤追い抜いてがんばってやってきたらしい。


↓ぱしゃラストもがき中


少し休憩して、先へ進む。
分岐を曲がり高山方面へ。この辺はほぼ平坦だが、
激走後のぱしゃにとっては少しの勾配が厳しいらしく、少しペースをあげるとすぐに千切れてしまう。
どうやらさっきのでドリンクを飲み干してしまったらしく、軽くハンガーぎみ?らしい。
スローペースで高山公民館に到着。ここで少し休憩。
どうやら、ここから妙見山へ行くのは今日は無理そう。
時間的な問題もあるが、妙見へ行くとなると、帰路に高山かR110北側のどちらかもう1本上りがオマケでついてくる。
今のぱしゃに2本分の体力はもうない。
そこで新たな提案。
このまま帰るのはもったいないので、駄目元で、激坂体験として箕面ダムへ寄ることにする。
序盤は下りだが、途中からいきなり12%の激坂があり、そこを越えると16%のストレート。
これだけの斜度はぱしゃにとって初体験。
足を付いてもいいので、一度壁のような坂を体験しても悪くない。


ということで、高速で高山から下り、トンネル抜けで右折。
いよいよ箕面ダムに突入。
ぱしゃにはとにかく無理しないこと、降りたら最後だが、
降りるなら早めに足をペダルから抜かないと立ちコケするからとアドバイス
序盤の下りをしゃっと下って、いよいよ上り。
自分も疲れが溜まっていて思うようにペースが上がらない。
ぱしゃが後ろで「も〜う、これ以上軽いギアがない!」とか細い声を出している。
まだまだここは序の口。とりあえず勢いじゃなくて、坦々と上れと声かける。
そしていよいよ右カーブを曲がって16%突入!
すぐに遅れだすぱしゃ。道いっぱい使って蛇行走行でなんとかキバっている状態。
「降りたら最後やぞ!時速4kmとかでいいから、がんばれ!」とはげます。
徐々に差が開くが、こちらも待ってられないので、声をかけながら上る。
なんとか16%のストレート区間を上りきったぱしゃ。
でもそこで油断したのか、残り語ゴールまで800kmくらいのところで
「もうあかん!降りる!」と足を付いてしまった。
とりあえず押して上ってこいと告げて、ゴールへ進む。
少し足を残していたので、もうここからはダンシングスパート。
12:09


箕面記念の森の入り口でしばらく休憩しながらぱしゃを待っているのだが、
なかなか上がってこない。
心配して降りてみると、ビアンキを押しながら限界寸前で歩くぱしゃ発見。
またも水を被ったように汗だくの様子。
そうそう脂肪をガッツリ燃焼させたまえ。
休憩中もうわ言のように「16%・・・16%・・・」といっている。かなり堪えたようだ。
そらそうだ。
コース中2/3まではなんとかがんばれたので、惜しいといえば惜しいが
でもいい体験だったと思うよ。
ちなみに六甲はもっとしんどいし、暗峠は目の前が真っ暗になります。


帰りはそのまま直進して五月山DWを下ることに。
相変わらず路面状況が悪いのと、ゴルフ帰りの横暴な車に悩まされながら下る。
アワ1での危機一髪の一件以来、車にナーバスになったぱしゃ。
慎重に下る。途中の見晴台で写真をパチリ。


↓今日はいい天気だったが風が強かった


そこから池田まで下り、猪名川CRへ。軍行橋で、昼に通った道へ再び合流。
ぱしゃが飛行機撮りたい&空腹を訴えたので、伊丹スカイパークへ寄る。
本日二度目の伊丹空港
いつ来てもここは本当にのんびりできていい場所でお気に入り。
(でも伊丹空港廃止論に賛成ですが)
休憩後は、曽根〜服部〜天竺川で帰宅


↓伊丹スカイパーク


一応、北摂のオモテ面をぐるっと横断するコースでした。
距離的にはそんなにロングではなかったが、その分強度を上げたトレーニングができたので
ぱしゃ君にもきっと満足してもらえたでしょう。



走行距離:120.71km(第1章、第2章積算)
TOTAL:2218.62km