記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

和歌山ラーメンを食べにいくのだっ!

雨と雪続きの連休。最終日、南部は天気がよさそうなので
年末のリベンジに和歌山ラーメンツアー。
7:30集合だったのだが、ぱしゃ君の電話で起こされたのが7:46・・・
いきなりの大寝坊・・・大急ぎで支度をして8:00に合流。
スンマソン・・・ラーメンおごりで許してもらう。


天神橋筋谷町筋天王寺。そのまま直進であべの筋
まだ午前も早いうちだからか車も少なめだったので、いけるところまで県道30で南下。
わずか40分足らずで堺に到達。
仁徳稜をかすめ鳳、信太山和泉府中と順調に南下。
ぱしゃ君は回す練習のためギアを下げてずっとクルクル。後でバテんなよ!
途中、なぜそこでというところでガードレールに真正面方突っ込んで大破してる事故車あり。
岸和田〜貝塚泉佐野と来て、ちょっと休憩含めて寄り道。
ブルベのスタート・ゴール地点に寄る。で海辺の公園で1回目の補給。
ぱしゃ君はマイブームのJANJANを求めていたが、なぜかタラコ味しかなく不満げ。


↓冬とか雪とか言ってられねえぜ!


海風を浴びてずっと停まっていたのですっかり冷えてしまうが、
今日はお日様があってナイスコンディション。
リスタート後は、県道63号、踏切を越えずに県道250号、鳥取ノ荘からR26に入る。
このR26、R163ほどではないにしても交通量が多いので、あまり走りたくないのだが、
葛城山を避けて和歌山へ行くには不可欠。岬公園まではフルスロットルで抜ける。
深日町からは、加太方面の県道65号へ。こちらは交通量も少なく、快適なシーサイドライド。
大川トンネルを全力で抜けてから一旦ストップ。


TTサイトで最短コースとして登録されている大川峠。
このわずか1km足らずのコースのためにここへ来るというのは面倒だったりするので
ラーメン食べるついでに寄り道してきた。
ゲートをくぐって早速TT開始。ぱしゃ君はのんびりアルパカ走法で上るらしいので1人旅。
スタート直後が結構きつめ。そのうちゼブラゾーンが出てきてクネクネと。
アスファルト自体はそう悪くなっていないが、枝やら石やら割れたガラスやら避けるのが大変。
クネクネ区間を過ぎ、少しの直線くらいからは緩くペースアップ。
もっかい大きくカーブして抜けるとピークが見え、スパートしてゴール。
3:12。
ぱしゃ君が上がってくるのを待つ。
ダラダラと走ってきたので、ラストぐらいスパート!とハッパかけても、別にぃ?って感じ。
この、アルパカ野郎!


↓奥へはゲート横を通っていけます


トップは見晴らしも何もないので、速攻来た道を折り、県道65号に戻って、
ちょっと下ったところからわき道に入る。
そのうちダートになるんじゃと不安になるような山道を進む。
上ってるんだか下ってるんだかを進むと公園が登場。
恐竜やら動物やらのでっかい像が怪しく佇んでいて、変な感じ。
分岐では加太の方へは行かずさらに上る。
ここに工事による通行止めの案内があっが、本日解除とあるので多分行けそう。
そこから、いきなり激坂登場。箕面ダムのような坂をえっちらおっちらと上る。
上りきったところが新コースに認定された四国山のゴール地点。そこから一旦下ります。
でかい石やら枝やら、プラスチックの破片があってデンジャラス。
おまけにダートが乗った上に雪解けの水溜りという最悪のところがいくつかありタイヤドロドロ。
下った感じでは結構長いかな、きついかな?
2,3人ほどチャリンコで上ってきている人がいました。
高校まで下ってきて、そこから工事区間。工事している様子はなし。
ただ対面信号があるので、これはタイミングが重要だな。
一旦スタート地点の本屋さんで休憩。
で、結構上ったしドリンク♪ドリンク♪と自販機に近づいて、妙なものを発見。


↓とろとろに煮込んだ、カレーリゾット?


まずありえへん。一体どこにこいつのニーズがころがっているというのだ。
しかし臆するどころか、”旨みを引き出す圧力釜仕込み”と堂々たるアピール。
ダイドーさん、本気だ。本気すぎる。そして本気だすとこ間違ってる。
汗いっぱいかいたこのシチュエーションで最も避けるべき代物には間違いない。
しかし、これが世に堂々と送り出されるまでの数々のドラマを妄想すると笑けてくる。
新企画会議でカレーが発案された時、きっと会議室ではさぞかし湧いて、
そのまま勢いでやっちゃったんだろう。


↓で、当然ポチ


買ってしまいました。これから四国山を上ろうというのに・・・
で、実食!うむう〜、インド人もビックリ。
マズくはないですよ、マズくは。(それが余計腹T立つ)
カップ麺の食べて残った薄っす〜いスープを飲み干しているかのよう。
そして中に細かく入っている玉こんにゃくの食感が、余計な仕事ってやつ。
これで120円なら、ちょっとがんばってカップヌードルカレー買おうや!なっ!
まあネタとしては上物です。


さて、十分気分が悪くなった所で、TTスタートです。
ぱしゃ君はタバコ吸ってからアルパカさんらしいので、お先にスタート。
最初は平坦、ドンツキを左折し山へ。
いきなり10%のヘアピンカーブに突入で失速。
駐輪場横を過ぎてすぐに対面信号。
残り8秒の赤信号で少し様子見でペース下げてタイミング合わせる。
再び加速したら、お腹のそこから奴がコンニチワです。ガッデム。
高校前までは結構斜度が厳しく難儀したが、正門前でフラットになり一段落。
そこからギアを上げて回す。
途中、完全ぬかるみ状態のところを慎重に走りぬけると再び坂が上がる。
しんど、しんどと上がっている、トレッキングの皆さんから「トライアスロンがんばれ」とエール。
はい、がんばらさしてもらいます。
陶芸教室の看板のところで9分。そこからはほとんど上りらしいのぼりはなく、
フラット区間と2回の下り区間で、高速で回す。
最後の最後、ゴール手前だけ少し上っているが勢いでいってしまってゴール。
15:52


↓四国山スタート地点

↓工事による通行止め解除

↓ゴール地点


ゴール地点は見晴らしがよくないので下りながら、撮影ポイントで撮りながら下りる。
場所によっては、友が島、淡路島(ちょうど謎パラの辺)が見通せて絶景。
下っていると、さっきの陶芸教室の辺でぱしゃ君と合流。
このところマトモに上っていないので、登坂能力低下中ですな。
さてさてちょっとした山岳ステージはひとまず終了。
腹減ったので、ラーメン一直線。
猿坂峠のTTはスルーして県道146を進む。
この辺でマシン変調。ずっとリアのガタがひどかったが、
四国山の泥のせいもあるのか、リアブレーキの左側と軽く干渉しっぱなし。
シューッシュとスライス音がひどい。
持病はいよいよ深刻な状態だが、ここでは何もできない。だましだまし走るしかない。
北島橋で紀ノ川を渡り和歌山市街に突入。
で、何軒か目星の店に行ってみるが、すでに昼営業終わってたり、日曜定休だったり…
ああ、昼飯難民は避けたいと、うろうろしてると、よさげな大衆食堂発見!
どうしようか店の前でウロウロしてると、向かいの風俗店のキャッチの兄ちゃんが話しかけてきて
ついでに聞いてみたら、この店のラーメンはうまいというので即決。
ご当地グルメの鉄則は、観光客向けではなく地元民が日常使いしている店をチョイスすること。
本当にウマイものが食べたいなら絶対です。
特に和歌山ラーメンは、某有名店などはワケありだったりするので(ここでは書けないケド)


で、中に入る。陳列ケースに小鉢のおかずが並んでいて、いかにも大衆食堂。
さっそく中華そば、それにかつ丼シェアで注文。
実食♪実食♪
う、うまし!スープにほのかに香るしょうががアクセントになってて、スープにコクがあっていい。
いわゆる井出系の豚骨醤油ではあるが、あそこまでこってり豚骨ではなく、あっさり食べやすい。
今まで食べた和歌山ラーメンの中でも上位ランクで、大満足!ごちそうさまでした。


福井食堂の中華そば500円


さてさて、この時点で15:00。和歌山は行きはよいよい帰りは長い!
帰りのルートはいくつかあるが、久々のロングのぱしゃ君は100km時点で少しお疲れ気味。
なので、ブルベコースのラスト15km区間である雄ノ山峠越えで帰ることにする。
ちなみにこの雄ノ山峠は、新コース案として提案予定。(別記事掲載予定)
和歌山ICの南を通過し、県道9号を東進。ブルベでは最終CPになる大垣内のローソンで補給。
そっから川辺橋で紀ノ川越えし、TT登録予定のスタート地点。
スタート直後はぱしゃ君と並走していたが、県道64号に合流してからは一人旅。
タイムは12:51でした。下って、写真を撮っていると一番きついヘアピン区間でぱしゃ君と合流。
100km越えでこの上りはキツイといいながら頑張る。でもブルベのときは200km走ってからの上りだよ。
ピークからは和泉鳥取までは長いダウンヒル。無理せずに下る。
県道63号に入り、りんくうを北進。なんかめちゃくちゃ渋滞している。
車だらけのりんくうタウン周辺を抜け、県道63号と並走する街道をゆったり進む。
この辺では、ぱしゃ君は男梅を口に入れての疲労回復が効果的で元気。
二色の浜からあたりで日没。セーフティーモード発令。
ここからはあれこれ作戦もなく、県道204号を北上するしかない。
貝塚〜岸和田〜忠岡〜泉大津
いくつもの街を通過しても先が見えない。行けども行けども大阪は遠い。
しかも日が暮れて一気に気温が下がってきた!
ぱしゃ君も150km越えて疲労ぎみなので、自分が前を曳き続ける。
ゆっくり走りたいが遅くなると厳しくなるので、向かい風ながら33〜35kmくらいで。
助松〜高石ときて、浜寺公園まで来るとようやく、ああ帰ってきたなあと少し安心する。
が、この辺で少しだけポツポツと雨。幸い本降りにならなくてよかったが、少し冷える。
和歌山からずっと補給なしで、ひたすら帰路を急いでいたので、堺で休憩。
こないだの夜練で、補給スポットに認定したケセラセラ



ぱしゃ君はロコモコ。自分はジャンバラヤ頼む。
ハンガー寸前で、セットについていたアツアツのスープを慌てて飲んで思いっきり火傷した!
1時間ほどのんびりして、いよいよラスト25km。
店出て、急な階段を下りるところで、ぱしゃ君、見事な階段落ち!最後の最後でびっくりさせる。
ここからはもうペースを上げずに、安全走行。
阪神高速堺線の高架下で汐見橋、そこからはなにわ筋で福島。
新御堂の高架下でぱしゃ君とお別れ。
前後日の大雪を考えると、180km近く走れたのはラッキーだった。



走行距離:179.5km
TOTAL:936.66km