記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

RAPHA RIDES FOR TOHOKU

日曜日。本当はぱしゃ君、ウメさんとアワ1の計画でしたが、
雨の予報と体調不良で遠征は厳しいということで中止。
その代わりというか、ぜひ3人で参加しようということで
RAPHAの震災チャリティーライドに参加。


7:30にいつもの所に集合。そこから淀川を渡り、
天竺川〜大阪空港〜軍行橋〜北伊丹〜新R176。
荒牧のところで、インタマのX-lightの方に追いつきご挨拶。
この方も家が近いのでraphaライドに参加されるとのこと。
で、集合場所の泉のローソンに到着すると、ビックリするくらいのローディーさん。
この短時間でよく集まったものだと感心しました。
受付で、ささやかながら募金させていただいて、リボンを受け取ると、
後ろから呼ばれるので、振り返るとkurubiさん!
今日は4人でお世話になることにします。
他にも知った人が他にもいるかなと見回すと、チラホラおりました。


↓泉のローソン


時間になり、皆で集まって主催者からの簡単な挨拶と黙祷。
そこからボチボチと出発。
本日のコースは、すみれが丘経由の十万辻の緩い上り、
そこから下って西谷ふれあい夢プラザまでの30km弱のコース。
最初、阪急宝塚線を越える所からため池までのところが少し急な上り。
そこで信号待ちが発生してリスタートに四苦八苦。
そこから交通量がしばらくあって、この大人数なのでクラクション何度か鳴らされる。
自分のパーティーの先頭の人は、前の集団との差ばかり気にして
後ろを全く気にしてなかったが、後ろの集団がどんどん追いついてどえらい大集団になってきた。
1つ前のパーティーのその前はクリアになっているのだから、
その遅いパーティーを抜いて、後ろの大渋滞を解消したほうがいいと思うが、
あんまり融通の利かない人のようだ。
県道33号に入り、上り区間に入る。
カート場のところで、mijiさん率いる女子集団をパスして、先へ進む。
渋谷の集落のところで少し斜度が上がった所で、ぱしゃ君が遅れだす。
あと2連ヘアピンこなせばゴールなので、3人で先へ進む。
トンネル前で一旦集合のため停車だが、2人を置いて、ぱしゃ君をお迎えにいく。
ぱしゃ君も自分も、つい夜練仕様の装備で来てしまって、アツイアツイ。


↓十万辻で待機


しばらく休憩の後、ぱしゃ君先頭でリスタート。長くて爽快な下りが続くが、
スピードが出せずイライラしているぱしゃ君をなだめすかしながら進む。
集団走行で、まわりにあわせて走るというのも大事なことだから、勉強勉強。
ほどなくしてゴール地点の西谷ふれあい夢プラザに到着。
小腹が減ったのでサーターアンダギーを買って食べる。
雨はまだしばらくは大丈夫そうだけど、雲が西から東へ早く流れているので油断できない。
後続の到着を待ってお開きして、帰路に着く。


↓西谷ふれあい夢プラザにて


少しだけ北上して、下佐曽利で県道68号に入り東進。
最初はkurubiさんに曳いてもらっていたが、長い下りに入ってぱしゃ君先行。
ガンガン行くのかと思いきや、自重してた。
道の駅いながわで県道12号。旧道をひたすらに南下。
呉服橋で猪名川を渡り、川沿いをのんびりと。
スカイパークで一服して、打ち上げに向かう。
エスキーナで小洒落たランチもいいが、自分たちは”らしく”、王道の十八番。
650円のハーフの幸せ。ホントならビール飲みたかったけど。
お店出ることには雨が少しずつ降ってくる感じ。
天8の交差点で皆様とお別れして今日はおしまい。



せっかくの善意の集いなのであまり厳しいことは言いたくないし、
イベントそのものの趣旨や、開催にこぎつけるまでの呼びかけや努力は賞賛するが
スタッフはもうちょっと走行中の安全性や近隣の人々への配慮を徹底した方がいい。
最初は小さなパーティーを作って走行するはずが、
結局ダラダラとなって後ろを見ると30人くらいが数珠繋ぎ。
中にはおしゃべりに夢中で併走している危ない人たちもいたし。
良かれと思って集まっているのに、あれでは一般の人から近所迷惑ととられかねないし、
ローディーが邪魔者になってしまう。実際何度かクラクション鳴らされたし。
それに集団走行に慣れていない人も多いようで、手信号を出していない人もいたし、
スタッフらしき人ですらそうだったのはどうなんだろう。
手を離すのが怖ければ声出せばいいのに全然出てなかった。
何箇所かは危ないと感じる場面もあって、もし事故なんか発生したら、
東北の人を元気づけるどころか逆に足手まといな存在になってしまう。
参加人数が多いのだからこういう事態は当然想定されるし、
あくまでライドは自己責任といっても、主催者側は安全についてもう少し気を配るべきだろう。
rapha関係のイベントにお邪魔するのは3回目だが、
今までも、こと走行中の安全性に関しては甘すぎるなと感じていたが、今回も同じだったのは残念。
チャリティーライドという意義のあるイベントを継続的に行うためにも、
そこは徹底して欲しいと思うし、
周りの人や環境に優しいライド、というものことローディーとしてできる
最大の社会貢献の一つだと思う。


集まったローディとしたら、募金もしたし、
同じ志をもつ仲間が集まって楽しく走れて満足かもしれないが、
それでは単に震災にかこつけて集まっただけになってしまう。
きちんと周りの人や環境にやさしいライドを心がけ、
ちゃんと世間にフィードバックしてこそチャリティーといえるだろう。
自分も、確かに大勢と走れてローディー的欲求は満たせたが、
チャリティーと名のつくイベントに参加するだけで
世間にお役に立てたなどと自己満足に陥ってなかったか、
実際に役立つかは別としても、ローディーとして社会に貢献する方法を
もっと真剣に考えるべきでなかったか、
(募金ならローディーとして出なくてもできる)
厳しく自己反省。


走行距離:86.69km
TOTAL:1613.43km