記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

2012走り初め at 堺浜

1/2。
翌日から2日間娘の子守があるのでということで、
正月休み唯一のお暇をもらって半日ライド。
ようやくニューホイールを試せるチャンスが来た。
とはいうものの暴飲暴食で体が重く、
山歩きと庭掃除で日頃使ってない筋肉を酷使してお疲れ気味。
なにより3週間もノーライドだったため、
マシンはともかく自分の体が全く仕上がってない状態。
なのでせっかくのいいホイールも性能を引き出すまでは行かないだろうが、
まあ今年一発目として無理せず。
ヒマを持て余している?ぱしゃ君を誘って堺浜へ行くことにする。


11:30にいつもんとこ集合。今日は風がきついぞ。
新年の挨拶もそこそこにホイールに興味深々のぱしゃ君。
いかつい見た目にぞっこんの様子。そうでしょ、そうでしょ。
ロングバルブの予備がないので一応梅パに行ってみるが当然閉まっている。
御堂筋を南下するときに一回上げてみるかとぱしゃ君が言うので上げてみる。
漕ぎ出しは思ったほど重さを感じず、すぐに30kmくらいまで加速できる。
どっかのインプレには、ストップ&ゴー的なライドではキツイかもとあったが
そういう感触はなさそう(ロングライドしてみないとわからないけど)
そこから一旦重くなるが、38kmくらいになるとスイッチが入ったような感じで
後ろから押してくれるような快適さ。
ギアはこれまでより2,3枚軽いのでも気付けば45kmくらいまでどーんと上がる。
さすがにディープだけあって高速巡行には向いてるかも。
ただ若干足が削られるなあというような感触もある。(ワタクシが貧脚なだけだろう)
それよりディープに慣れてないので車の煽りとかが怖く、
まずそっちに慣れないといけないかも。
いきなり加速したのだが、ダレダレの肉体がついていけず、すぐにギブアップ。
こりゃ相当鈍っちょるべ。
長堀通で右折して、あみだ池筋に入り、そっから南下して阪神高速堺線高架下。
ダラダラしゃべりながら大和川を渡ってR26んとこの吉牛で昼飯。豚焼定食。


飯後すぐに堺浜へ向かうが、西からのモーレツな風に苦しめられる。
ぱしゃ君いわく、ディープは向かい風に弱いらしく、ずしんと重い。
風に抗うためのディープなのに、向かい風に弱いってなんか矛盾してるなあ。
でも確かに重さを実感する。
スタート地点のセブイレに到着する。
今日はサカタニの走行会があるらしく、数人の人が準備を始めていたので軽く挨拶。
とりあえず走り出そうと、いそいそと準備をして出発。
メインストレートは凶暴な向かい風が容赦なく、漕げども漕げども進まない。
全くホイールの性能を実感できる状況じゃないくらい風がキツイ!
目いっぱい身体を小さくして風から身を守りながら進む。
海沿いに出ると風向きが変わり、今度は一転して軽々と40kmオーバー。
ぱしゃ君は休みの間もローラーを続けている効果かよく回っていて、
こちらはついていくので精一杯。
2周目に入ると前方に車いすのペアが必死で練習しているのを発見。
海沿いのところでパスしてペースが上がるが
ゴール手前のストレートでぱしゃ君から千切れてしまう。
年初から久々強度を上げたので発作まで出始め、
完全にバテバテで、全くお話にならない。
最終周で何度がアタックをしかけるが長続きせず、バッテバテで3周終了し
クルージングでもう1周ダラダラとして、セブレイで一服。
その後、試し履きしたいというのでホイール交換してぱしゃ君試走。
自分はスピナジー履いてもしゃーないので引き続き休憩。
待っている間にサカタニのビアンキ乗りの方と少しお話。
それにしても強風吹き荒れる中ただ待ってるのは寒いっす。
10分ほどしてぱしゃ君ご帰還。
感想を聞くと、漕ぎ出しは軽く40km巡行からはぐっと楽になるが
中域速度が少し重いかなという感想。
さすがにスピナジーに比べて軽いらしくていい感じだそうな。
たかだか4周程度走っただけだが、
すでに疲労困憊なのとケツカッチンということもあり、
今日のところはこれで退散します。
行きと同じルートでかえり、梅シル寄ってみるもやはり閉まってた。
15:30くらいにぱしゃ君とお別れして終了。



今日は体の仕上がり具合が最悪状態で
全くニューホイールの性能を享受できなかったが、
とにもかくにも今シーズンのスタートが切れたし、
今年の課題も早々にみつかったのでよしとしよう。
インプレはまた調子のいい時にじっくり乗ってからまた改めて。
今年の目標はこのホイールを乗りこなせるだけの脚をつくること。
それが可能になれば、大幅なレベルアップ間違いなし。
より速く、より遠くへ行ければ行動範囲も広がる。
しかし決してたやすくはない。
これまでは軽量級・クライミング主体ということで
ケイデンス・軽量化・テクニックでカバーしてきたが、
今まで目をつぶってきたパワー不足いう長年の課題、
最も苦手な分野に真っ向から立ち向かわなくてはならなくなった。
ケイデンス型からパワー型へのシフトは一筋縄ではいかないだろうが
これも、より高いレベルに上がるための試練。
あ、でもこれは決してクライマーからスプリンターへ転向するとか、
ロードレース主体になるとかというわけではないです。
あくまで山を愛し、ロングライダーとしてやっていきますヨー。


走行距離: 67.55km
TOTAL: 67.55km