記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

寒中練

木曜日の話。
このところ仕事が忙しい。
というより新たな役割を仰せつかって、恒久的に帰宅時間が遅くなりそう。
激務で疲れてはいるのだが、モヤモヤした感じがあって、
それを吹き飛ばすには走るしかない!と寒空へ飛び出した。
せっかくなので室内レーサーを引っ張りだして、とりあえず舞洲でも行くことにする。
21:20の待ち合わせで、集合場所へ向けて城北通りを飛ばしていたら、
何か金属的なものを踏んだ感触と乾いた音が鳴り、
次の瞬間にパアンというものすごい音を立てて後輪がパンク。
一気に後輪がすべりバランスを失いかけたが、どうにか持ち直して歩道へエスケープ。
さっと状況を確認するが、何が原因でどうなったのかわからない。
とりあえず寒空の中ぱしゃ君を待たせるのも悪いので一報を入れてリスタート。
すぐそこなのでちょっとくらい乗っていけるかと思ったが完全に無理。
ひたすら押して走る(シクロみたいだ)。
合流して明るい所で様子を確認すると1箇所完全にパックリ。(下写真参照)
これだけ見事に輪切りされるとは、よほどのものを踏んだのか?
これほどまでのダメージをいまだかつて受けたことがないのでちょっとビックリ。
とにかく応急処置程度ではどうしようもない。
一旦家に帰って、タイヤ装填済みのイーストンと交換することにする。
ああ、タイアがお釈迦になってしまって一気にテンションが下がる。
まあ4000km走ったし元は取ったろうけど。
しっかし、これがロングライド中でなかったのが不幸中の幸い。
家の近所でよかったけど、こんな状況で山の中とか夜間走行中だったら一貫のおしまいだ。


↓パックリ!


ぱしゃ君を近くで待機させて自宅に戻って、ホイール交換。
いきなり帰ってきたので何事かと奥さんも娘もびっくり。
すぐに装填してみるが、ガタつきがひどくてブレーキパットに干渉してうまく入らない。
色々調整をしてどうにか放り込んでリスタート。
もうすっかり意気消沈ですわ。
しかしわざわざトップ室内レーサーをお招きしているので、とりあえず舞洲へ。
走り出してすぐにマシンバランスがおもしろいことになっているのが分かる。
なにせ、前輪に重たい重たいコスカボ、リアが回しても回しても回らないイーストンである。
しかも前タイヤはハードなフュージョン3、後タイヤはベタベタのプロ3。
おまけにイーストンは故障持ちでブレブレガタガタ。前輪だけ妙に煽られるし、
もんのすごい走りずらいわっ!
コスカボさんが前で威張って、30以上出さなワシャ仕事せんとリアのイーストンさんをいじめます。
イーストンさんは仕方なく親分の言うことを聞いて必死でクルクル回すのだが、
ある程度のスピードになるとコスカボさんが回り出し、
今度はそのペースに追い付いていけないイーストンさんという感じ。
前と後ろで全く性能の違うマシンに乗っているようで全く落ち着かない!
まだ前と後ろが逆だったらマシだったのだろうが、これはヒドイ。
ぱしゃ君のペースについていくのもやっとこさという感じ。
それにしてもリアのガタつきがひどい。よくぞまあこのホイールで長いこと走っていたもんだ。
どのくらいのパワーがロスしているのかはわからないけど、左右にブレブレで
ダンシング時は軽くブレーキにも干渉するくらいやし。
R43を過ぎるといつものようにぱしゃ君がペースをあげるので、こちらも遅れまじとえっさほっさ。
なんかめちゃくちゃ疲れるゾ。
酉島まで38kmくらいのペースで進むが、カーブを抜けて堤防に出るとあり得ないほどの向かい風。
あのぱしゃ君をもってしても20kmそこいらを出すのが精いっぱいという状況。
2人とも悲鳴をあげながら我慢の納豆走法。
あまりに風が強すぎて、まっすぐ進んでいるはずが前輪が勝手に路肩へ路肩へと流れる。
ヤバいっす。ヤバいっす。
そしてダメ押しの常吉大橋!飛ばされるかと思うほどの強風に超集中してバランスを取る。
上陸前にすっかり脚とやる気を削り取られて、ゆっくりペースで1周してとりあえずコーヒータイム。
アリーナ前のバス停でしばしダベる。
さすがに22:00ともなると誰も走ってないなあ。


↓寒すぎ


休憩の間に当然すっかり身体も冷え、どんどんテンションが下がる。
もう帰ろうぜというところだが、せっかく来たので3周だけのんびりモード。
のんびりといいながら上り坂でぱしゃ君はめちゃくちゃ重いギアでゴリッゴリと上っていくので
こちらも負けじとゴリ上り。
まあ周回を重ねるごとに当然ペースが上がっていくが、テンションは下がったまま
予定通り3周で周回を切り上げ帰路に着く。
今日はどうもうまく行かないし、テンションもダダ下がり
トラブルは連鎖しがちなので、何も起こらないうちにおとなしく帰る。
まあこんな日もあるさ。


それにしても伊吹山当日のホイールどうしよう。
今日の走りでリアイーストンが完全に使えないことが分かった。
軽いには違いないがあの原因不明のガタつきは全く駄目だ。
それにレース後は自走して帰るし、ロングを考えると不快すぎる。
フロントだけイーストン、リアをコスカボでいくしかないか。
そうするとちょっとハンデにはなるが、勝負にはならないなあ。
まあ自己ベストは目指すにしても、入賞狙ってるとかではないから別にいいけど。


走行距離: 40.59km
TOTAL: 1241.11km