記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

中山桜台ナイスアタック練

火曜日。少し早く退社できたので、この機を逃さず木馬へ。
2月中旬から3月まで木馬が移転休業中。
てんちょうはトラブルあったら時間があえば直しますと言ってくれてたのだが
手を煩わせてはいけないと、1ヶ月近くアウター縛りでしのいできたが
そろそろ直さないとヤヴァイ。
ということで、めでたく新装開店した木馬へGO!
商店街の続く目抜き通りに面した真新しいお店は、
少し広くなって談笑スペースなどもあっていい感じ。
さっそくてんちょうに診察してもらいます。
すると、フロントディレイラーが若干外側に湾曲してしまっていて、
変速をしてもチェーンを押し出すことが出来ないという状態だと発覚。
すぐに変形している箇所を整形してもらって、無事に復活。
ただ、なぜ湾曲したのかが不明。
ディレイラーでも特に弱い箇所が経年磨耗でクラックが入ったり、破損して
そのしわ寄せで荷重がかかって湾曲することはあるみたいだけど
チェックしてもらってもその兆候はなし。
それに大きな衝撃が加わるような接触や落車もしていないのだが・・・。
てんちょうも、arkibito君のマシンは怪奇現象がよく起こるなあと首をかしげてました。
とにもかくにも、これでアウター縛りの呪縛から解けて一件落着。
15分ほどえ修理を終え、ちょっとお茶でもどうぞと談笑スペースに招かれる。
いきなりSはんちょうが顔を出したので超びっくり。
なにしろ全く気配がなく、店は店長と2人だけだとばかり思っていたので。忍法か?
そこからてんちょうと色々なお話。
やっぱり一番ええタイヤはFUSION3だとか、伊吹山のこととか。
時々てんちょうがBMCをマジマジと注意深く観察して、
この年版のBMCが一番かっこいいとほめてもらう。
しばらく話しているとぱしゃ君から入電。若干テンションよさげな感じで、夜練決定。
本当は木馬まで来たし、暖かいので、ここから十三峠か清滝かと考えていたが、
あのぱしゃ君がここまで迷わずにたどり着けないので、
一旦バックして中山桜台に行き先変更。
晩ご飯がまだだったので取り急ぎ飯を食べて21:00にぱしゃ君ちに迎えに行くことに。
一旦帰宅した際に、ちょっと試しにやってみようということで
フロントホイールだけイーストンEA90SLにチェンジ。
前にパンクしたときに、後ろイーストン、前コスカボでどえらいバランスが悪かったので
ちょっと不安もあるが、ものは試しでちょっとでも軽量化をはかってみる。
ぱしゃ君の家まで上げてみたり、ダンシングしてみたりしてみるが
少なくとも平坦ではそれほどパワーロスもなく、
むしろ後ろから押してくれるような感覚でバランスも悪くない。
気持ち軽さも感じて少し手ごたえ。ただ、上りで効果が出なければ意味がないが。



21:00にぱしゃ君ちで合流。
ぱしゃ君、直前に足を捻ったらしく足首が痛いらしい。
自分もちょっとモツと腰周りが違和感があるので、そんなに上げないペースでということで。
ただ、三国駅前で、さーっと追い越していったクロスバイクにぱしゃ君がハッスル。
いきなりロックオンしてプッチンプリンにしてしまう。
そのままのペースで天竺川を服部まで。
そこから田能遺跡〜スカイパーク〜軍行橋〜北伊丹といつものルートで。
中国道沿いのR176に入り、ここからえらい向かい風。
ぱしゃ君が積極的に前を曳き、35kmペースで行くが、
後ろから見ててもかなり風がつらそうな感じ。がんばれ!室内レーサー!
なんとか荒牧まで到達した頃にはぱしゃ君汗びっしょりで疲労困憊気味。
ナイス曳きでした。
で、スタート地点のコンビニでひと休憩。
その間に3人ほど上からローディーが下りてきました。練習かな?


さて、TTしまーす。
といってもタイム更新などは目的ではなく、ホイールバランスのチェック。
とはいえ全力で行きます。
ぱしゃ君は最初からアルパカ宣言をして先にスタート。
すぐにこちらもメーターをセットしてスタート、2つ目のカーブでぱしゃ君をパスし
ダンシングを交えながら序盤をこなす。
ちょっとリアを引っ張り上げるような感覚だが、前は軽く、
前後コスカボよりはスムーズ。
ただ今日はどえらい吹き降ろしの風で、ダンシングのために上半身を起こすと押し戻されるので
常に低い姿勢を保ちながらになって非常に疲れる。
住宅エリアに入り一つ目の信号までの急坂で向かい風が脅威。
必死でゴリゴリと押し上げるが、ギリギリのところで信号に捕まる。
そうこうしているうちにぱしゃ君が急坂に差し掛かってきた。
アルパカといっていたはずだが、意外とペースがよさそうだ。
信号明けで長い長い直線区間。斜度が緩むので24kmくらいまで一気にペースを上げるが
徐々に向かい風に疲弊してペースが落ちる。
ダンシングをしたほうがペースが落ちてしまうので、姿勢をしっかり低く固定して
全身運動で耐える。
2つ目の信号もスパートできずにギリアウトで一旦停止。
この直線区間は相手の距離が丸見えで、斜度が緩いので、
ひょっとしてぱしゃ君に追いつかれてしまうかも?とヒヤヒヤする。
内心、向かい風きついし、追いつかれたらおいらもアルパカ〜なんて期待したが、
まだまだ十分に差が開いた状態で青信号でリスタート。
直線区間が終わると一気に斜度が上がる。
このコース、長い緩斜面の直後に一番斜度のキツイ区間が続き、
そのギャップが非常に面倒臭太郎。
相変わらずアゲインストの風でダンシングがつらいが、
後ろとの差も気になり、ここが正念場と気合を入れていく。
さっきの緩斜面の所ではこのホイールの取り合わせでも戦えそうだが
さすがにこのくらいのキツイ斜度になると、リアが実に重い。
もたつく後部を必死で持ち上げるような感覚。
検問所通過が14:30。今日はもう何もかも向かい風!
そこから上は少し風も収まり、ジリジリとスパート気味に上げていく。
ラストもがいてゴール。
17:39。
まあ、この荒れたコースコンディション+信号トラップ2回なのでなんとも評価が難しいが
ホイールパターンを変えてもスピードアップは望めなさそう。
ただ疲労度が若干軽減されるかも。これは伊吹山のような距離の長い上りでは重要な点。
手元にあるホイールの組み合わせで最良最適なのがこの状態なのだからこれでがんばろう。
さて、一呼吸だけ置いて、すぐにぱしゃ君のお迎えに上がる。
いつもなら検問所の前後あたりまで下らないと落ち合えないのに、
今日はもうラス2の正念場の上りに差し掛かっている!
おお!予想以上に速い!
その上りをやっつけて一旦平坦になって、ラストの上り!
ぱしゃ君はあまりの疲労に顔がぐしゃぐしゃに歪んで、息も絶え絶えだが
ペダルを止めることなく、最後のひと絞りを振り出して、倒れこむようにゴール!
タイムはなんと19:58!
自己ベストを5分以上も短縮しての20分切り!
すばらしい!ナイスファイト!
清滝よりも明らかに距離があって急坂なのだがかなりヒルクラ性能がアップしている様子。
さすが毎日1時間ローラーを回している効果だろう。
何より、最後まで全力を振り絞ってタレなかったのが素晴らしい!
ええもん見せてもらいました。ナイスファイト!
ゴール地点からいつもの所まで下ってしばし休憩。健闘をたたえあう。



しばらくしてから下り。今度は逆に追い風なので、それほど攻めることなく慎重に下る。
それにホイールバランスがいつもと違うし、フロントに装着しているのがPRO3なので。
帰りは来た道を逆方向に帰り、途中ぱしゃ君ちにお邪魔して、
なぜか100周年のツール2003年の前半を鑑賞してから帰宅。
色々と進路の悩みや寄り道、煩悩が多いが、
夜練も充実し、何気にやることはやっている今日この頃。


走行距離: 67.45km
TOTAL: 1918.59km