記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

お鍋練

大台の記事は鋭意作成中ですのでもうしばらくお待ちを…
さて、仕事がにっちもさっちも大忙しで、
今まで担当した中でもダントツ一番ヤヴァイ感じ。
そんなこんなで1日だけ夏休みを取得できずにいたのだが、
規則上15日までに消化しなければならず、
結局ギリギリになってどうでもいい平日のど真ん中に。
朝、娘を送り出し、蓄積疲労がすごすぎて今日はもう寝るぞと二度寝
が、せっかくの夏休みをダラダラ過ごすのもいかがなものか。
欲張りの虫が騒いで昼前に起きだす。
昼から出動なので当然近場です。
こんな暑いときに街中を走って距離を稼いでも仕方がないし
せっかくホイールが大台の時のままなので、ヒルクラでもいくべ。
ということで、再び和歌山へ向かう。


12時前に出動。なんだこのギラギラした太陽はよう!
暑過ぎて全然テンションが上がらない。調子もさしてよくなく、25km程度でダラダラ。
足が痛いとか重いとかそういうことではなく、力がわいてこない。
もう疲労が体を蝕んでおります。
まだ週末にレースがあるのにこんな無理したらあかんのですが、
まあ自分の大義はレースとは別のところにあるのでまあええか。
大阪城公園を過ぎて、森ノ宮から中央大通へ。高架の影だと少し涼しい。
深江橋で内環状に入りひたすら南下。暑い。それしかない。
山に向かう前に腹ごしらえだということで、
平野川で左折し、ちょこちょこ曲がって、本日お目当てのお店「さぬきうどん嘉希」へ。
どうでもいいですが、ここの店長さんオナベらしいです。
ここの名物といえばタイから仕入れているというカレーパウダーをつかったうどん。
ということでカレーパウダーのぶっかけを注文。
しばらくして出てきた丼には見た目にも豪快なうどんが運び込まれる。
さっそく一口。おお、さすがに注目されているだけあってウマイ。
かなり濃い目の甘い出汁とスパイシーなカレーパウダーがガツンガツンと。
麺は全く小細工なしという感じで、超硬めでバキバキ。中にはバカでっかい一旦木綿。
男気全開、直球ストレートな感じ。
旨いのは旨いが、ちょっとおっちゃんには味が濃すぎるかな。
わかりやすいといえばわかりやすいけど、これは若者向けの味付けだな。
あと4ケタという強気の価格がちょっとなあ。
でもおいしかったです。


↓さぬきうどん嘉希


↓タイカレーパウダーぶっかけ1100円


さて、1:15にリスタート。
何気に大阪市内から鍋谷へ行くのは難儀なのです。
河内長野へはムーズに行けるルートがあるのだが、
鍋谷への間には。泉北ニュータウンという迷宮が横たわっていて、こいつがやっかいなのだ。
平野から裏道を通って喜連瓜破へ。
高野大橋で大和川を渡り、三宅からはR309をぶっ飛ばす。
路肩はガタガタで交通量が多いのであまり好きくない。
阪和道にぶつかって右折し、高速の下を進む。
ここも路肩が十分ではないが、流れは悪くない。
このまま直進してしまうと泉大津に出てしまうので、どこかで左折して南下に転じなければならないが
地図を持っておらず曲がりどころがわからない…
とりあえずコンビニに入って、現在地を確認すると、ちょうどこの交差点で府道215号に入ればいいと判明。
あまりに暑いのでドリンク休憩。ついでに背中にパウチの冷凍アクエリアスをしのばせる。


↓いい音色だろ? by マ・クベ(こいつはお鍋なじゃくてお釜だった…)


リスタート後、府道215号を南下。
路肩は狭いが交通量はあまりないので意外とありかも?
高橋中で泉北高速をまたぐ。
徐々にゆるく上り基調となる。
この道は古くからの道のようで、ニュータウンを微妙に避けながら和田川に沿って山へと一直線に続いている。
この道はアプローチ道としてはアリかも。
別所を通過し、小ピークをえっちらおっちら越えて、反対側に下って旧R170に入る。
槙尾で新R170をまたいで大野町でR480に入る。
そこから父鬼の集落を抜けて、鍋谷峠TTコースに到着。
実に久々の鍋谷だが、今日は鍋谷峠止まりではなく、新コースに認定された三国山の両コースを制覇するのです。
スタート地点付近からはゴール地点にある航空レーダー基地の姿が見えます。
あそこまで上りますよん。
しかし日曜に散々上ったというのに何やってんだろう。月曜のレース大丈夫か?


↓山上のポチっとなっているところがゴールのレーダー


↓ごぶさたの鍋谷


さあ、まずは最初の6kmは鍋谷峠(大阪側)をやっつけます。
ここはいい思い出がなく、苦手意識しかない。
スタートして少しして森林地帯に入る。直射日光を浴びずに済むのがよい。
意外と路面がきれいになっていて前より走りやすい。
5分ほど上ったころに上からサニーサイドジャージのローディーさんが下ってきて挨拶。
全体的に斜度は緩めで15km前後で進む。
中間地点くらいで側壁の補強工事をしている個所を通過。
何度も何度も同じようなカーブの連続で、今どのあたりかよくわからない。
鍋谷の何が嫌って路面がガタガタなのが嫌。
大きく回り込んで大阪側が少し見渡せるころになってようやく峠が近くなり斜度が緩む。
峠を27:50くらいで通過。古い記録しかないけど一応自己ベスト。
峠を少し下って、分岐を左へ急ヘアピンで入る。
するといきなりの急坂がスタート。
新ルートなのでどのくらい続くのかわからないのでどうしてもセーブして進んでしまう。
6.4km地点で一度斜度が緩み、そこからもう一度上ると、そこからまとまった下り。
ブラインドのカーブなので慎重に下り、ぐるっと大きく左へカーブすると、
その先がいきなり分岐。
あやうく堀越観音方面へ直進してしまいそうになるが、あわてて減速して左の道に入る。
初めてだとここオーバースピードで道間違いそう。
そこから再び急坂がスタート。
えっちらおっちら上って木材置き場で斜度が緩むがそれもつかの間。
お地蔵さん前から再び急坂登場。200mほど搾り上げられる。
そこがゴールかと思ったら、これはにせピーク。
少し下って三国山の看板のところから最後のひと上りスパートして、分岐前のベンチでゴール。
45:07。
残念ながら御褒美の眺望はなし。


↓この分岐を左へ。スピード要注意 (写真は下り時に撮影)


↓7.4km地点の200m激坂


↓にせピークの七越峠


↓ここからゴールまでラストのひと上り


三国山ゴール地点


しばらく休憩ののち、今度は和歌山側挑戦のため下山します。
このままR480に戻っても面白くないので、先ほどあった堀越観音への分岐を下ることにします。
分岐からの下りは1〜2kmほどずっとコンクリの激坂!
途中途中に柵のはまっていない細い溝が多数ある。暗峠ほどえぐいものはないが慎重に下る。
なかなかこの下りも上半身が疲れる。
途中から、ひょっとしてこれはR480で鍋谷経由よりももっとナイスな新コースになる予感。
ということで写真を取りながら簡単に記録開始。
急激なヘアピンを回ると、干柿の里・大久保の集落に入り、少し斜度が落ち着く。
南側斜面は開けていて、なかなか見晴らしがよろしい。
果樹園のあいだの道をえっほえっほと進むと、道はぐるっと山を回り込みながら沢筋へ。
分岐から再びコンクリの激坂区間。これは上りがいがありそう。
1kmほどえぐい斜度の道を下り、橋を渡ると堀越観音との分岐にあたる。
自分はR480へ抜けるので右折する。
ヒルクラ時には分岐に標識があるのでまあ間違わないだろう。
しばらく下って再び川をまたぐとバスの転回場所があり、
そこからはセンターラインのある真新しい舗装道。
5,6%の緩い下りで1km程度で折登バス停前に到着。
徐々に斜度がきつくなっていくのでなかなか上りがいのあるルートだと思う。
集落内は道幅も狭いので慎重を期すが、交通量もほとんどなく
路面状況も比較的良好で走りやすいと思う。
今日はさすがに試走する時間がないが、いずれ試走してみてよければ申請してみてもよいかも。
一応コースプロフィールを載せておきます。興味ある方はぜひ。


<基本データ>
●距離: 6.7km
●獲得標高: 632m
●av%: 9.3%(一部下りあり。上り区間のみでは10.2%)
●スタート地点
 折登バス停前
(鍋谷和歌山側と同じ)
●ゴール地点
 三国山レーダードーム下の分岐
 (三国山コースと同じ)


<コース詳細>
●1km地点までセンターライン付きの 走りやすい舗装道(6〜7%程度)
●1.4km地点、堀越観音への道との分岐を左折し橋を渡る(標識あり、大久保方面へ)
●1.4km〜2.4km区間はav15%越えの激坂コンクリ区間
●2.4kmの分岐を直進(標識あり、平・大久保方面へ)
●大久保集落手前500m程は平坦
●3.6km〜5.3km区間はav13%越えの激坂コンクリ区間
●5.3km地点の分岐を右折。他の三国山コースと供用区間



↓折登バス停前


↓1kmで幅員縮小


↓1.4kmの分岐を左折し橋を渡ると激坂コンクリ区間開始


↓2.4kmの分岐を直進。集落に入るまではわずかに平坦


↓大久保の集落より紀伊山地を望む。ここから再び激坂



さて、新コースの視察も魅力的だが、まずは認定された新コースを走ることが先です。
少し休憩ののち、鍋谷和歌山側コースをスタートします。
大阪側とは違ってこちらは展望もきき、緩急もあって楽しいコースなので好きです。
まずは旧道をえっちらおっちらと上っていきます。
陽もだいぶ傾いて気温も涼しくなり、さっきと比べてもだいぶコンディションが良い。
新道に合流する地点では、大阪側と貫通するトンネルの掘削工事がようやくスタートした模様。
このトンネルが開通すると高野山付近への遠征がぐぐっとスムーズになりそうだなあ。
そこからヘアピンでぐるっと回りながら集落に入る。集落からは少し斜度も落ち着く。
すでに谷向かいにはこれから上っていく道が高くに見えている。
集落を抜け、道幅が狭くなり、ここから緩急をつけながら上りが続く。
14km前後でズンズン進む。このコースは路面状況も悪くないので走ってても楽しい。
山肌を回り込みながら徐々に行動を上げていく。左手には上がってきた道筋が見える。
道がセンターライン付きになり、少しずつではあるが斜度も上がる。
尾根まで上がりきり、誠神社を過ぎるとあと700mほどで鍋谷峠。
1回2回とヘアピンをこなしてようやく前方に分岐が見える。
やはり分岐からえらい斜度が上がってる。
分岐を27:30くらいで通過。
2本目の割にはいい感じ?というかようやくエンジンがかかり始めたか。
峠で休憩したい誘惑ををぐっと我慢して、激坂に突入。
1回目と比べると区間の感覚がつかめているので、頑張って回す。
堀越観音分岐前の下りも1回目の手さぐりではなく、スムーズにこなして左手の道に入る。
分岐直後にぬかるみがあるのでそこは慎重に。
そこから再び鈍いのぼり。続いて地蔵前からの急坂、
ニセピーク後の下りもめげずに回して、ラストのもがき!
で出しつくして44:31。
さすがにこの2時間以内で1600m全力で上がってきたので今日は限界っす。


↓体力の限界…


ゴール後息を整えたらすぐに下山開始です。
何気に陽も落ちかけているので暗くなる前に下界へ下りたちます。
鍋谷の電光版では気温も23度まで下がってきた。
上りより下りの方が難儀な大阪側のガタガタ道を慎重に下ります。
途中、めちゃくちゃペースの遅いライトバンがいて、
途中でウインカーで先へ行けと指示される。
で、まだ陽の明るいうちに大野町まで下ってくる。上半身ビッシビシ。
2本ヒルクラをこなしたので小腹が減り、一旦コンビニで補給。


↓一応、鍋谷峠。暗くなる前に退散〜


↓隊長!補給品がアッガイに狙われてます!


リスタート後、行きに利用した府道215号を利用して北上を続ける。
PL練で使っている道からこの215に接続する道が見つかれば、アプローチ道としては最適。
堺泉北道をくぐったくらいから交通竜がぐぐっと増えたので走りにくい。
あまり行きすぎてR26出ても遠回りだし厄介なのでと、
自動車教習所のところで曲がったくらいから
土地勘が全くないので途中からどこをどう走っているのかわからなくなってくる。
うんじゃくんじゃ走ってたら上野芝に出て、
そこからJR沿いに進むとTOJの堺ステージのコースに出た。
そこから南海線沿いに堺東〜浅香山とつなぐが、
間違って右折してしまったために川を渡る個所を見失い、結局御堂筋までバック。
何気に遠回りしてた。
御堂筋で橋を渡ったが、スルーして長居公園東通りまで行ってから北上。


疎開道路に入ってしばらくして、調子に乗ったクロスバイクと並走になる。
相手はこちらを意識しているようで、何度も挑発するような態度を取ってきて目ざわり。
しかも信号無視をして先行して、
どうだと言わんばかりにこちらを何度も振り返りながらスパートをかけよる。
ウザイってお前。最初からお前みたいなのはアウトオブ眼中なんよ。
といいつつ、売られたケンカは底値で買いたたく主義なので、
相手がこちらを振り切ったと勘違いして余裕かましている真横をぶっちぎってパス。
舐めんなって。
中央大通りの信号につかまっているうちに相手に追いつかれ、振り出しに。
いや別に勝負してないって、というか目ざわりやから消えてと思っていると
相手はあっさりぶち抜かれたことに腹を立てているのか、こちらをにらみ返してやる気満々。
大人として恥ずいぞお前。
そもそもお前、赤信号で止まってたらスタートラインにすらつけてないねん、馬鹿。
久々にガチで痛い奴の登場で正直呆れます。
信号が明ける少し前にフライングで相手が道を横断し、ギンギンに回して先行している。
当然、余裕で追いつき追い越し車線からまくっていこうとしたら、
それを阻止したかったのか相手が急に車線を変えて幅寄せしてきて、
あやうくリアがはすりそうになる。
さすがにこの暴挙には切れて、
面と向かって「ごるぁ、目ざわりやねんお前。ちょろちょろと!」と文句を言うと、
相手は「はあ」と舐めた態度を取って睨みつけながら
まだ懲りずにスキをついて追い抜きをかけてこようとする。
いやあ、ここまで痛い奴は正直初めて。
こんな奴相手して落車したり事故ってもしゃーないので、
圧倒的な力の差を見せつけて成敗してやることにする。
がーんと45kmまで上げてあっという間に差をつける。
そのまま逃げ切ってもいいが、むかつくので相手との距離を絶妙に測りながら
相手がゲロゲロになるまで回させるためにペースをコントロールして前をちょろちょろする。
案の定相手はつられて、必死の形相で追いつこうとしてくる。
おうおう、せいぜいがんばれや。
相手をさんざん疲れさせたところで寝屋川を越える橋の上りでガツンと上げてサヨウナラ。
我ながらちょっと意地悪だったが、久々マジむかついたのでね。
こういう常識知らず奴は今すぐ消えてくださいm((*_ _ )m
あとは平和に帰り、帰宅が20:15でした。



獲得標高: 1666m
走行距離: 134.57km
TOTAL: 7371.08km