大文字山ハイク
京都へ野暮用。
出町柳で下車して、百万遍方面へ進み、
日本で唯一の金平糖専門店「緑寿庵清水」へ。
ここでおみやを購入して時間が余ったので、
ちょうど目と鼻の先にある大文字山に登ることにした。
京大キャンバスを横目に、吉田山を過ぎ、
白川通りまで来ると、たくさんの観光客でごった返す。
インバウンド効果は絶大で、ここも外国人だらけ。
細い道にひしめき合う人垣をかき分けて、奥へ進み、
銀閣寺には見向きもせずに左折し、路地裏を縫っていく。
小さなせせらぎ沿いの道から山道スタート。
↓銀閣寺横から山歩きスタート
スタート直後は道幅も広い砂利道で、
上からはたくさんのトレイルランナーが降りてくる。
歩きやすい道だが、一気に登るため意外と急坂。
せせらぎの終わりのあたりに橋がありそれを渡ると
木の階段セクションが続く。
たくさんのハイカーや観光客が行ったり来たりしていて
意外と人気のコースのようだ。
15分ほど登ると、最後に長い長い階段が登場。
ビジュアル的には結構萎える。
そこを登り切り、小屋を抜け、少し進むと火床に到着。
さすがに見晴らしは最高で、京都盆地はもちろん、
はるか南西には大阪のビル群、
はたまたはるか前方には北摂の山並み(あれは深山?大野山?)
思ったより暖かくて、一気に上がってきたので汗だく。
しばし撮影しながら休憩。
ほとんどの人はここで引き返すが、
せっかくなのでもうちょっと山歩き。
火床の上部へ続く階段を伝ってさらに上へ。
火床を抜け、樹林帯の中へ入っていくと、
なだらかなトレイルが細かなアップダウンをつけながら
小気味よく続いている。
道は東の方角へと向かっているようで、
左手に比叡山がちらちらと顔をのぞかせているのを見ながら進む。
途中、道が司法へと枝分かれしているところがあり迷ったが
結局一本に合流するようであまり気にする必要はなかった。
その先眺望が望めるところがあり、また少しだけ撮影タイム。
結局大文字山(465m)の山頂はどこかわからなかったがまあいいや。
ちなみに大文字山は西の支峰で、本峰は472m如意ヶ嶽になります。
京都一周トレイルはここから鹿ヶ谷を経由して蹴上方面へ向かうはずだが
もうちょっと時間に余裕があったので、山科まで抜けることにする。
再びブッシュの中へと続くなだらかなトレイルをたどる。
市街地からほど近いのだけれど、なかなか静かで落ち着いた山で悪くない。
しばらくすると高杉が立ち並ぶ、京都らしい風情のある山並に入っていく。
ここまで来るともう他に人はおらず。
途中、分岐点がありどちらへ進むべきか迷う。
まっすぐ行けば、如意ヶ岳を経由して大津の三井寺へ出る道、
右へ行けば、桜の名所である毘沙門堂へ出る道で山科。
越境も面白そうだとも思ったのだが、
地図を持っておらず距離感がわからず、時間が読めないので、
当初の通り山科へ向かうことにする。
分岐を過ぎてすぐに大崩落地にさしかかる。
そこ巻いて先へ進むと尾根道となり、南へと進路を取る。
木々の間からは近江大橋が遠くに見える。
道はにわかに傾斜が強くなり、ザクザクと下っていく。
途中またも道がいくつかに枝分かれ。
前方に1本、左右横断する道、右斜め前方に1本。
これだけ充実してれば、どこへとも着くだろうからと、
あえてあまり整備されておらず、
しばらく踏み跡がついていない直進の道を進む。
いきなり急斜面をザクッザクッと雪崩れ下りていくような険しい道となる。
一定間隔で目印のテープが巻いてあるので迷っているわけではないので
遠慮なくどしどし下る。
踏み跡はなく、落ち葉が幾重にも積み重なっていて、それが結構滑る。
ずんずん下っていくと、鉄塔のある小さな広場に出る。
そこから電気会社の管理用と思われる、狭く細い崖道を激下る。
足元がガレていて、慎重に谷底まで下ると、小さな沢に出る。
沢沿いに進んでいくと荒れた竹林があり、
沢をまたいで対岸へ渡って進んでいくと、住宅地に出た。
当初は毘沙門堂に出るはずが、目測を誤ったのか違うところに出たが、
少しだけアドベンチャーで来たので満足。
そのまま住宅地を抜け、琵琶湖疏水をまたいで山科駅に到着。
所要2時間ほど。
お手軽に静かな山歩きができました。
↓山科駅にてゴール
<山行スケジュール>
14:15出町柳駅⇒14:57大文字山参道口⇒15:19大文字火床15:30⇒
15:42大文字山⇒15:55分岐ポイント(如意岳)⇒16:22沢⇒16:40山科駅