記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

セ・パ交流戦 ヤクルトvsオリックス

さあて、火曜日からいよいよ、セ・パ交流戦です。
関西ではレアキャラを自負するスワローズファンにとっては
首を長くして待っていた京セラドームでの試合です。
なぜって?
だって、甲子園なんか怖くて行けないから!
しかも今年は特に、藤浪さんのおかげで物々しい雰囲気だし。
ということで、席もゆったり安心して観戦できる
オリックス戦は大変貴重なのです。
去年は大阪での試合が組まれなかったので、ようやくです。
ということで、同じく数少ない同志である
K大先生と一緒に仕事終わりにきょせらドームに直行。
ちゃんとCREWユニフォームと、メガホン持ってきましたヨ!
ビールよし!アテよし!
2階は応援団で結構いっぱいだったので、ゆったり3階席。


↓京セラドーム


↓3回から


↓おビールと新登場のフレッシュネスバーガー用意完了


試合はすでに3回に入っていて、1-1。
スワローズの先発は新外国人のブキャナン、
対するバファローズは、パのエース金子です。
千尋ちゃんから大量得点するのは考えづらいから、
どれくらい我慢して最少得点で勝つかです!
そして、今回は、ヤクルト再生工場で見事に復活した
坂口、大引、近藤の元バファローズ組の凱旋!
古巣に目に物見せたってくれい!


↓先発のブキャナン


↓古巣凱旋の坂口


↓こちらも元青波キャプテン、大引


試合は、下位に沈むチーム同士ということもあり、
ヒットもなく、かなり地味な試合展開。
別に緊迫するような投手戦というわけでもないのだが
とにかくお互い貧打に泣いている感じ。
特に、2年連続トリプルスリーの哲人は全く打ちそうな気配がない。
確かに千尋ちゃんの老獪なピッチングも素晴らしいのだが
とにかくタイミングが合っていない。
ボールが前に飛んでない。思った以上に重症かもしれないなあ。
4番の雄平は気を吐いていたが、
バレちゃんもどうも脱力している感じでアウトコースの球に、
完全に振り遅れで腕が伸びきっている…
千尋ちゃんが打てないのはある意味折込済みではあるが、
それであれば打席で粘って粘って、球数を投げさせて、
早めに交代に持ち込むとか、色々やれることはあるはずなのに、
ポンポンと早いカウントで打ち損じを積み重ねて、
回を追うごとに千尋ちゃんを楽にさせて行っている感じ。
それでも先発のブキャナンが、ヒット(7安打も打たれてる)や
四球でランナーを出しつつも
1失点でどうにかしのいで中盤までやってきた。


↓哲人!


↓バレ公


T-岡田


↓中村


5回でいったんブレイク。
正直、ここまでは非常にマズイ展開。
次の1点が決定的な1点なのは間違いない。
グラウンドキーパーの作業中に、ツバ九郎も一緒にダンス!
たのむで〜。


↓ツバ九郎〜


でもでも、打線は相変わらず。
特に3番哲人は全く球が前に飛ばない。
うーん。じれったい試合展開。


↓坂口


↓どうした哲人!?


で、6回の裏に試合が動く。
この回から球がバラツキだしたブキャナンが捕まる。
T-岡田を四球で歩かせてしまい、下位の安達にもヒット。
でも2アウト。
次、よくしらない武田は打率も大したことがないし、
押さえてくれるかと思ったら、レフトへフラフラと上がった飛球が
思ったより伸びて、1点献上。
バレも頑張って追って行ったけど、
実績のない8番バッターということで
戦術として浅めに守っていたせいもあって、
あと一歩追いつけなかった。
通常の守備位置なら届いたかもしれないけれど、
あそこはバレの足が遅いとか散漫だとか非難することではなく、
単純に下位打線を押さえれなかったブキャナンの自責。


履正社コンビ


↓バレ公(2回目)


さて、7回。気を取り直してまいりましょう!
ラッキーセブン前の盛り上げで、外野まで乙さんが出てきて、
テッパンネタ披露で大盛り上がり。
あんた、やっぱ役者だわ!
調子よく、銭湯バッタの雄平が出塁で、いい感じ。
と、思いきや後続があっさり、あっさり片づけられて
あっという間に7回の攻撃終了。
う〜ん。鈍い…。


↓つば〜


↓テッパンネタ


↓スワハ〜!


で、その裏の7回が悪夢だった…
この回リリーフとして任されたのが古巣初凱旋の近藤。
今年はここまで無失点と、リリーフ陣では一番の安定感。
相手は1番からの好打順だけに、
ここを抑えれば逆転の目が出る。
ところが、先頭バッターの宮崎の当たりは
哲人の頭上を越えるポテンヒット。代走に駿太が出てくる。
続く大城のバントは勢い余りすぎてフライ気味に、
前進していた武内の目の前に。
フライとしては取れなかったが、フライになったことで、
駿太のスタートが大きく遅れ、
武内は2塁に投げれば楽々アウトだったのに、
なぜか一瞬判断を迷ってファンブルし1塁アウト、
結果、送りバント成功となり、オリックスのチャンスが広がる。
あれは記録には残らないが、明らかな判断エラー。
オリックスは次の決定的な1点を必ず取るために
代走を出して送りバントをしてきているわけで、
それをもし2塁アウトにできてたら、
流れが大きく変わっていたのに…
個人的にはこの武内の守りが、
この試合のターニングポイントだったと思う。
それでも次の小谷野を打ち取り2アウト。
しかし、その次のロメロのボテボテのショートゴロは、
折れたバットが同時に飛んできて、
しかも2塁ランナーとの重なりもあって
不運な形で内野安打になってしまう。
う〜ん、マズイ流れ…。
続くT-岡田はほぼほぼ敬遠ぎみに四球で満塁。
バッターモレルのところで代打・西野。
ちょっと嫌なバッターが出てきました。
とはいえ打率217なので、普通に考えれば打ち取れるはず。
しかし今日は、近藤のいつものダイナミックな投球が見られず
どうも小さく萎縮してしまっているような印象があり、
嫌な予感しかしない。
結局、コントロールがよくなくて、ボール先行で、
自ら苦しいカウントに追い込まれていってしまう。
そしてレフト前へのタイムリー。
バレがバックホームを早まって、
結局ファンブルしてしまったんだけど、
もちろん、プロとしてはみっともないけど
あれはしてもしなくても結果には全く影響しないエラー。
ああ、どうした近藤?古巣相手に気持ちが乱れているのか!?
結局その後、下位打線に対しても四球とタイムリーヒットで、
あっという間に1-6。
その時点でもはや勝負ありで、
真中さんは敗戦処理の平野にマウンドを託す。
で、そのあとも打たれ続け、結局打者一巡の猛打を浴びて、
1-9。チ〜ン。
これほどみっともない試合を観戦したのは初めてです@@@


↓凱旋組の近藤、大炎上で終戦@@@


結局その後も、貧打貧打であっという間に試合終了。
深刻なのは打線。
千尋ちゃんを打てないのは、
言うても球界を代表するエースですからそれは仕方ない。
でも、そのあと、大量得点で、
相手が主力じゃないリリーフ陣を出してきたのに、
それすらもまともに打てなかったのはかなりひどい。
これで平の当たりが終盤に出てこられても絶対打てないじゃないか。
となると、この3連戦ちょっと厳しくなってしまった。
相手は5月大敗を期した下位チームなのに、
こんなんじゃソフトバンク楽天なんかに勝てるわけもなく。
先発の駒はそろわないし、
押さえの秋吉もそろそろ打ち込まれ出してるし、
自慢の打線は全く機能せず、
打っても足でかき回せるのは哲人だけで、
攻撃のバリエーションもない。
しかも故障者続出で、その穴を埋める人もいない選手層の薄さ。
なんせ他所を放り出された人が普通にレギュラー張ってるくらいなんだから。
今年の見通しもマジでヤヴァイ。
でも、でも、スワローズには愛がある!
せめてAクラス目指して、頑張ろう!


↓ヤクルトファンは見捨てません!