記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

早春の霊仙山

土曜日。
このところの絶不調で遠のいていたお山に
何がなんでもと早起きをして行ってまいりました。
今回のお山は、滋賀・岐阜の県境にあり、
鈴鹿山脈の北限のお山・霊仙山。


2年前の真冬に一度訪れたのだが、
あの時はホワイトアウトに見舞われて6合目で引き返したので
今回が初登頂になります。
このお山、双耳峰扱いなのか、
なぜか山頂と最高点の2ピークがありました。


↓左が最高点、右が山頂


↓霊仙山最高点にて


↓霊仙山山頂にて


標高は1000mをわずかに越えるくらいだが、
山上に広がるカルデラ地形のただっ広さは
アルプス感を十分に感じられ、
また向かいにそびえる伊吹山や、
眼下に広がる琵琶湖など、大パノラマが素晴らしい!
また白山や御嶽の白い御姿も遠くに確認でき、
素晴らしい天候に感謝!
そして少しタイミング的には遅かったけれど、
まだ若干の雪棚が残り、雪山気分も味わうことができました。


↓最高点より。向かいに伊吹山、その右奥に真っ白な白山


↓最高点から見た山頂と奥に広がる琵琶湖


樹氷の残り


醒ヶ井の養鱒場までの路線バスが廃止されて、
駅から登山口まで、徒歩で長い長いアプローチ。
5合目の見晴台から山上に至る7合目までの急斜面区間では
雪解けでぐしゃぐしゃに溶けた泥地獄で、
差し出した足が滑りに滑って、
まるで一人ローション相撲をしているかのようで、
本当に苦戦しました。
帰りは、JR柏原駅までのルートを取りましたが、
こちらは行き来する人が圧倒的に少ないうえに、
残雪のまやかしで正しいルートを何度もロスト。
8合目〜6合目で相当彷徨いました。
(あやうく通行止めになっている谷山谷コースへ入るところだった)
比較的初心者向けのお山とされていますが、
天候次第では、ガスで道を見失いかねない
案外難しいお山なのではと思います。
夏場はヒル地獄らしいので行き時は考えないといけませんが
ほぼ新快速1本でアクセス可能なお山として、
これほど魅力的なお山はなかなかないと思います。
ええお山でした。
詳細はまた後日。


↓登山ルート


<山行記録>
08:35JR醒ヶ井駅⇒09:10(醒井)養鱒場バス停⇒09:50榑ヶ畑登山口⇒
10:00山小屋かなや⇒10:06汗ふき峠・榑ヶ畑道二合目⇒
10:15榑ヶ畑道三合目⇒10:22榑ヶ畑道四合目10:32⇒
榑ヶ畑道五合目・見晴台⇒10:48榑ヶ畑道六合目⇒
10:58榑ヶ畑道七合目・お猿岩⇒11:10榑ヶ畑道八合目・お池
11:30経塚山11:40⇒11:55霊仙山最高点12:00⇒12:10霊仙山12:32⇒
12:55霊仙山避難小屋⇒13:07柏原道・新八合目・四丁横崖⇒
13:35ママコ穴13:53⇒920mピーク⇒13:58柏原道六合目⇒
14:07柏原道五合目⇒14:19柏原道四合目・避難小屋⇒
14:27柏原道三合目⇒14:34柏原道旧二合目⇒
14:43柏原道新二合目・二本杉⇒14:54柏原道一合目⇒
15:26霊仙山(柏原)登山道入口⇒15:34JR柏原駅