007 慰めの報酬
今年1発目のロードショー。
前作からジェームス・ボンドを演じるダニエル・グレイブは
無条件でカッコいい!それだけでも見る価値がある。
今このカッコよさに対抗できるのはジョージ・クルーニーくらいじゃないか。
前代ピアーズ・ブロスナンの、貴族が片手間にスパイ稼業をこなしてるような、
お茶目でセクシーなボンドも好きだったが、
そこから180度イメチェンして、クールで無鉄砲で、
触れたら斬りつけられてしまいそうな、尖ったナイフのようなボンドもなかなかよい。
物語は前作からの続き物。愛する女性ヴェスパーを失い、
復讐心に燃えるボンドが背後で操っていた”組織”に立ち向かう・・・。
冒頭からすさまじいカーチェイスが展開し、随所にクライマックスがあっておもしろかった。
…が、どうしても前作との比較をしてしまうと「ん〜」という感じ。
(前作は本当に名作。シリーズ最高傑作と言えるのではないかな)
まず前半・中盤の盛り上がりに対してラストのアクションが地味。
それは前作でも気にはなっていたが、前作はラストにドラマがあったのでよかった。今回は、次回への含みはあるものの淡々と終わってしまうので、尻すぼみな感じだった。
それからボンド、人殺しすぎ!そらMに怒られるわ。
ただ、奇想天外なスパイ活劇ではなくて、あくまでリアリティを追求するという方向性は決して間違ってないと思う。
↓↓ 前作、「カジノ・ロワイヤル」を復習しよう!
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