記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

クヒオ大佐

月イチ恒例、夫婦で映画atホクテンザ。
11月の作品は「クヒオ大佐」。
湾岸戦争時代に実際にあった結婚詐欺事件がモデル。
(映画では)着け鼻で、完全な日本人顔なのにアメリカ空軍大佐を名乗って
どう考えたって、いや考えなくたってアヤシイのに、
詐欺が次々に成功して、どんどん泥沼になっていく。
何がすごいって、これが実話だってこと。
日本人ではなくわざわざバレやすい外人って嘘つかなくてもいいし、
だまされる方もわかるだろ!って思う。そこがおかしい。


映画では堺さんがイイ感じ。ウッチャンみたいだった。
傍から見たら悪いことしてるんだけど、決して悪い人ではない感が出てた。
一番笑ったのは、相手の女性の弟に詐欺がばれて、お金を要求されて
ニセ外人ってばれてるのに、わざわざお金をドルに換金して持ってくるところ。
弟役の新井浩文さんも、相変わらず素ギレ演技が冴えまくっていい。
それから冒頭とラストだけにひょんと顔を出す内野陽聖さんもおもろい。


実はそんなに盛り上がりがあるわけではないけど
いつのまにかジワジワおもしろかった。


↓実話も気になる!

クヒオ大佐 (幻冬舎アウトロー文庫)

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