『トゲマル』 by Spitz
Spitzの新盤、最高だあ。
相変わらずのキャッチーなメロディーと、少しトゲのあるマサムネワールド全開の歌詞。
いいな、いいな。
全曲好きだけど、特に『花の写真』『恋する凡人』『TRABANT』『若葉』は無敵にいい。
年月を経て、音がどんどんシンプルになって、初期の感じに戻ってきたように思う。
”君のために何でもやる、意味なんてどうにでもなる、力ではもう止められない”
なんてマサムネ以外に書けないよ。
Spitzって、一般的には、スタンダードな、バンドのお手本・優等生チックなイメージに思われている節があるけど、
それは大きな間違い。
彼らほど文芸パンクという言葉が似合うバンドはいないと思う。
見た目が地味というかおとなしいし、メロディー自体もギンギン・ガンガンという訳ではないから仕方ないけど
彼らが一番敬愛しているのがブルーハーツで、彼らのスピリッツはあくまでパンクなのです。
そのスピリッツを感じながらSpitzを聴くか聴かないかで全然違ってくる。
それにしてもマサムネは相変わらずキーが高音。歌ってみればわかるけど本当に高い。
普通裏声に切り替えるゾーンもそのまま押し切ってしまう。
多分日本の男性ボーカリストの中でもトップクラスの高音。
一見簡単なようでいて、マサムネの歌を歌うのが、ごまかしがきかず一番難しい。
- アーティスト: スピッツ
- 出版社/メーカー: A-hi Records
- 発売日: 2010/10/27
- メディア: CD
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