記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

2011 BRM226 関西200km 泉佐野〜榛原〜泉佐野 往路編

前日。てんちょうからの連絡を受けて急遽木馬へ。
ヘッドキャップを交換してもらい、ガタが取れました。
まだ様子を見てみないと、完治かどうかはわからないけど、とりあえず本番に間に合った。
この日はほかに誰もおらず、てんちょうとブルベや沖縄市民レースについてちょこちょこ話す。
帰って準備やら何やらして、結局日付変わってからの就寝。
AM4:00起床。早朝ということで相当寒く、結局完全冬装備で出動。
5:15の始発で天下茶屋。そこから南海の空港急行に乗り換えてりんくうタウン着が6:15。
駅構内で組み立てて、荷物をどうしようかと悩むが、200kmだし、
帰りは自走するつもりなので、駅に一旦入らないとロッカーにたどり着けないのは億劫、
ということで着替えやらなんやらごっそり入ったリュックを背負っていくことにした。
これがまず第1の間違った判断だった・・・
駅から出ると超寒い!やばいくらいの海風。停まってると寒い。
海岸に出て集合場所に到着。


ついてすぐにエントリー確認してもらい、そのうちすぐに装備チェック。
前後灯、蛍光タスキ、チリンチリンの4点セットはバッチリ。
地図はもう頭の中に事細かに記憶してあるので問題なし。
もう行っていいよとの声が掛かったので、停まってると寒いしと早速スタート1番乗り。
最初2つの陸橋を越え、南向きの海岸通はうれしい追い風。
何もしなくても40オーバーで快調に進む。
途中の信号で捕まって、お一人ついてこられたので話しかけてみると、
わざわざ岡山の津山から参加されたというオルベア乗りのYさんです。
土地勘もなく、ブルベも2回目ということなのでランデブーで行くことにする。
大分後で話を聞いたら、実はYさん、あの吉野GF200km完走者というなかなかのツワモノでした。
なぜだか大抵ブルベのときは地元の人じゃない方とご一緒する機会が多いのだが、
こういう一期一会もガチで勝負しないからこそできるブルベの醍醐味。
県道63号を進み、岡中西で右折。ひと上りしてから和泉鳥取
ここから山中渓の緩い山岳区間に突入。
踏み切りで足止めをくらい5人くらいが集まってきた。
これはペース遅いかと思って、徐々に上げていく。
御ノ山峠につく頃には、再びYさんと二人きりに。
今日は恐らく参加者の中で和歌山入り1番乗りです。
そこから和歌山川の厳しめの斜度を下り、川辺橋で紀ノ川越え。
ここから五條までは対岸とはオサラバです。
そしていつも込み入りすぎてわかりづらい布施屋の集落の細道を通って、
第1通過チェックの大垣内のローソンに到着。まだまだ8:00前です。
今まで参加したブルベはノースタッフばっかりだったので、レシートチェックだとばかり思ってたら
ちゃんとスタッフさんが待機されていて、ブルベカードに記入してくれました。
でも習慣で買い物してレシートをゲット。
朝ごはんを食べてなかったので、羊羹大と、キレートレモン。


↓第1通過チェックのローソン


さて長居をして後続がやってくる前に出発です。
交通量が多くていつも走りづらい県道9号を東進。
そして船戸の危ない交差点、今日はたまたまタイミングよく待たずに右折できた。
丸栖〜県道130〜R424とつないで、竹房橋のところのひと上り。
紀ノ川〜五條の間には牧落や千里丘程度の丘越えが4箇所、つまり合計8回あるのだが、
これが意外と後半つらいのです。
この辺からYさんが、前曳きますと言っていただき、しばらく道なりのところは曳いてもらう。
なかなか今日は向かい風がひどい。この風のせいで今日はいつもより難易度が少し上がってる。
みんな苦戦しそうな予感だなあ。誰も追ってこないし。
かく言う自分も強風と背中のリュックで少し背中がつらいので、あれこれポジションを替えながら進む。
4つあるうち一番しんどい、粉河対岸の上りをえっちらおっちら上る。
R480を横断し、途中から県道13号を離れて、土手沿いにエスケープ。
九度山のところの軽い上りを越えて、南海電車としばらく併走。
そしてこの向かい風の中、順調にも順調に橋本に到達。
あとはひたすら県道55号を走破して、第1CPの五條病院前のサークルK到着。
この時点でまだ9:30です。
さすがにお腹が減ったので、おにぎり2個とC1000で補給。
補給していると続々と後続がやってきます。みんな速いねえ。


10分ほど休憩して後、2人で出発する。
次のCPまでの第3スティントが200kmではハイライト。
今回新たにリリースされていた五條の本陣交差点をエスケープするルートではなく、
一般コースに従って、地下道を歩いて移動。
そこから交通量の多いR24を上り基調で進む。川沿いでもないのにここも風がキツイ。
復路にCPとなる住川町のローソンのある交差点を右折。
テクノパークまでの上りをこなし、そこからはしばらく山道を下っていく。
薬水〜吉野口〜葛と細い細い街道を進む。
ここは飛び出し注意なのであえて30km出さずに慎重に進む。
県道35号に出たところで、同じチームウェアの一団に抜かれる。
挨拶をするがアウトオブ眼中されてなんやねん。勝負したいなら別のイベントにしてください。
彼らはそのまま壺阪山へ行ってしまうが、こちらはエスケープルートを選択。
で、飛鳥でまた彼らと合流。でも彼らは一旦ストップしたようで再び2人。
飛鳥からのアップダウンをこなし、亀石のところから和歌山のピナレロ乗りのおっちゃんも合流。
木材団地で右折したところからの本チャン前の小上り。
ここでブルベ常連のリカンベントさんに追い付く。さすが速い。
しかし、あれでこれから女寄峠を上るってどんなだろうか。いつ見てもすごい。
彼らを見送ってクリーンセンターの手前で一旦止まって、上着を脱いで本チャン前の準備。


さてさて忍阪東交差点に到着。Yさんには正規ルートをお伝えして、
自分は最後の分岐で旧道峠までTTします。
序盤の緩いところは無理せず進む。
リカンベントさんと、ピナレロさんを再びパスして、いよいよ1.5kmの10%区間
Yさんは全然余裕でついてこられます。
やはりここ、果てしなく続く斜度のキツイ上りに精神的に参ります。
そして朝とうって変わって、日差しがサンサンと降り注ぎオーバーヒート。
リュックを背負っているので、背中が汗まみれで熱を持って非常に不快。
なかなか思うようにペースを上げれない状態で、まんじりと進む。
するとYさんが、並んできて気紛れに話しかけてきてくれる。
「いやいやそちらこそ、タフですねえ」と声をかけると、
それを合図にYさんがペースを上げてピャ〜っと上がっていく。
ついていきたかったが、ジリジリと遅れはじめ、
結局信号の所までに100mほどの差がついてしまう。速い〜。完敗でした。
信号を左折し、その次の分岐でYさんが正しい方へ曲がったのを確認して
自分は少し寄り道で、さらに峠のピークを目指す。
ここからは日陰に入るので、日差しがない分気が楽になりスパートしてゴール。
19:36
疲れた。


↓ちょいと寄り道して、女寄峠TT


峠で取って返して、分岐まで下っていくと、続々と下から上がってくるブルベ参加者。
もうひとつのピークで女性ローディーをパスし、そのまま加速して下っていく。
もう1人ローディーをパスしてようやく折り返し地点の榛原ローソンに到着
Yさんと簡単な昼食をとっていると、リカンベントさんや木馬のH川さんが到着。
話によると木馬組みは8:00スタートにあと4,5人いるらしい。
色々とおしゃべり楽しかったです。


↓折り返しの榛原のローソン。奥のデスクにスタッフさん。ご苦労様です!


少しばかりの寄り道と、予想以上の向かい風にもかかわらず
12:00前に前半戦終了できたのは上々でした。まさに順調そのもの。
しかし、まさかこのあと20km先から地獄が待っているとは思いもよらなかった。
後半へ続く・・・