記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

万灯呂山 パンキッシュ夜景ツアー feat. ウメさん

木曜日。先週の夜ポタがお流れになった埋め合わせで、急遽開催。
本当は琵琶湖までウメさんをお連れするはずだったが、
今日は21:00集合、2:00解散と時間が決まっていたので、
さすがに滋賀まではいけない。
枚方から2時間チョイで行けそうなもっともらしい目的地・・・
う〜ん、色々悩んだ末に、万灯呂山からは京都イチの夜景が見れるらしいので偵察へ。
夜練としても新コースになるので新鮮でワクワク。


と、その前にぱしゃ君のビアンキちゃんが、
この間からどうも勝手にギアチェンを繰り返すので天六のvia cycleへ。
一人でよう行かないというので会社を出て合流し連れて行って、
修理の間に身支度を整える。が、前輪が凹んでいる・・・
タイヤに外傷は全くなく、空気を入れたら不通に7.5BARまで入ったので
とりあえず待ち合わせ時間に間に合わないのでそれでいく。
そしてこれがとんだパンク劇場の幕開けだった・・・
20:00過ぎにぱしゃ君と再び合流して枚方へ向かう。
今日は故あって強度は上げれないので、淀川CRをダベリながら。
途中、暗闇からヌートリアの強襲に遭い肝を冷やす。
そんなこともあり、向かい風もあいまってペースが伸びず、
関西医大前のファミマに10分遅れ。ウメさん、お待たせして申し訳ない・・・
晩飯もまだで空腹だったのでさっとコンビニでパンを買って食べる。


21:30くらいに再出発。なかなか向かい風がキツイ。
ウメさんは夜間走行に慣れていないので、ぱしゃ君と2人でカバーリングしながら
ひとまず樟葉まで県道13号で北上。
山城へはR307で丘越えをしていけば手っ取り早いのだが、ぱしゃ君がイヤイヤするので
やむなしの迂回というわけです。
順調に北上していたが、牧野を過ぎた所で、ついに前輪が根を上げスローパンク。
急いでスペアのチューブを装てんし、タイヤをはめるがユッチソン驚くほどはめやすく
ものの5分で修理完了。
リスタートし、樟葉で淀川に別れを告げ、右折。男山の軽い丘を越えて
下りきったところで県道735〜251〜22号とブ〜ラブラ。
R307で左折して山城大橋を渡り、JR山城多賀駅のところから集落に分け入る。
万灯呂山TTコースのスタート地点で、いったんドリンク休憩。
ここまでくるとやはり結構涼しい。そして暗い。


でわでわ。万灯呂山TTコースを上って行きます。
しょっぱなはとりあえず分岐を間違えないように慎重に進む。
結構路面が荒れていて、真っ暗で見通しが悪いので跳ねる跳ねる。
しかもこんな離合が難しい山道を時々車が下ってくる!
ただ相当の悪路なので車もスピードが出てないから安心だが
一旦停止して脇で待機しないといけない。
そんなこんなを繰り返し、段々闇の中へと進んでいく。
1人じゃ絶対怖くてよう来ないけど、3人いると冒険って感じでワクワクする。
途中、ぐぐぐっと斜度が上がりダンシングするが、
枝やら小石やらがあってバランスが危うい。
一番斜度のきついところを無事通過して、後はしばらく上ってるのか微妙な区間を進む。
そんな区間でもひたすらダンシングのウメさん。
いつも上りではず〜っとダンシングなのでなぜなのかと思ったら、
実はウメさんのギア比がなんと53×38!
しかも、それが購入時のデフォルトだったらしい。
そら、ガチガチに重いですわ。しかし、よく今までそれでライドをこなしてきましたな。
これは50×34とかに戻せば、相当速いんでないの?
残り800m、大正池への分岐のところからはもう一本道なので、
ここでお暇をもらって単独アタック。
2人を置き去りにして最後の傾斜の上がるラスト100mもがいてゴール。
一応参考タイム17:15。
山上からは、南側に木津あたり、正面に京田辺・八幡、奥に天王山と展望が開けていてなかなか。
到着が23:30と遅めだったので、もう少し早ければもっと灯りが綺麗だったかも。


↓真っ暗の展望台


↓山城が一望


しばらくして帰ります。路面も悪いし、カーブが急なので慎重に慎重に下ります。
カーブではライトが進行方向から外れてしまうので、暗闇に突っ込んでいく感じ。
アスファルトははげて穴ぼこだらけで、ぴゃんぴゃん跳ねる!
ワーキャー言いながら、上半身どっぷりつかれて無事に集落まで下る。
で、R307に戻ろうとして、前輪が異変。
再びパンクです。ああ、パンクの神様〜(泣)。
きっとさっきの修理のとき空気圧が足らずに、あの悪路を下ってきたからだと、
即効で修理し、今度はガッチガチに空気を入れ、
さあ再出発とこぎ始めて、ものの100m足らずで再び挙動がブレ、進めない。
3度目のパンク・・・
これは明らかに何かがおかしい。タイヤ表面には傷一つない。
チューブはサラに変えたばかりで、空気を入れてみても穴が開いている様子はない。
修理の時は、自分だけでなくウメさんにも異常がないか見てもらってたので、
チューブがが噛んだりといったこともない。
なのにパンク。なぜだ?なぜだ!夜中だし焦る。
冷静に考えて、タイヤとチューブに問題がないのなら、
残り考えうる可能性としてはホイールしかない。
リムテープに異常はないし、何か異物が挟まっていることもない・・・
と、ウメさんがホイールをなぞっているとおかしなものを発見!
一箇所、ほんのわずかな部分なのだが、リムサイドが変形して鋭く突起状になっている。
恐らく前輪をどこかでヒットさせてしまったのだろうか。
これでは画鋲をずっと指したまま走っているのと変わらない。
空気圧が高いほどパンクのリスクは上がる状態。どうりでパンクする訳です。
ひょっとしたら、これは名古屋の時にはすでに発症していて、気付いていなかったのかも・・・
余談だが、とするとミシュランもひょっとして濡れ衣を着せられていたのではと思ったが
ミシュランの場合は、タイヤにビックリするくらいの大穴が開いていたし、
今回のトラブルと全く関係のない後輪で3回もやっているので、汚名返上はならず。


このままでは何度パンク修理しても埒が明かない状態なので、
近々木馬に相談に行かねば。直ればいいが、ヘタすればホイール交換かも・・・
さて、何より帰るために、小さいヤスリを持ち出してとりあえず突起物を削る。
完全に削るのは無理なので、とりあえず形状が鋭くない状態になめらかに。
そして、手持ち最後のチューブを入れようとするが、尺が足りない?
あれれ?よく見たら、なぜか700×23Cではなく、26Cのサイズ・・・
確か梅パで、さっき交換したチューブと同じ箱から2個出して買ったのだから、
サイズ間違うはずもないのだが・・・ひょっとしたら紛れ込んでたのかも。
同じ箱から出したので油断してサイズ確認しなかったことを猛省・・・
とりあえず無理やりねじ込んでみるが、当然タイヤとチューブの間に余りがあって変。
走り出して2,3歩でタイヤが噛んでロックしてしまう。
やっぱりサイズ違いのチューブでは無理です。
仕方がないので、ぱしゃ君の持っていた最後のチューブを入れて、
空気圧を抑え目に入れてなんとか収束。
今日は真剣にチューブレスホイール導入を考えた。
ウメさん、ぱしゃ君、本当にすみませぬ。
今日は何から何までツイてない。でも超ロング、ソロの時でなくて本当によかった。


ようやくリスタート。空気圧が低いので高速は出せないので慎重に進む。
帰りはもう迂回せず、R307で丘越え。京田辺市役所から氷室までの上り、
ぱしゃ君が積極的に前を曳いてペースキープで上る。
後ろから見ているとぱしゃ君ずいぶん上りが好調の様子だ。
上りきって、こっから第2京阪までは快調の下り。
第2京阪に入り、三津島のウメさんとお別れ。
R163ではいつもなら高速巡航するが、今日はもう精神的に疲労困憊で
スピードをあげる気力もなくダラダラ家まで帰る。
体力的にというより精神的にどっと疲れ、モチベーションだだ下がり。


走行距離:90.89km
TOTAL:4354.68km