記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

ご近所めんライフ

ここ最近食べた麺どころについてのレポ。
1軒目は最近近所に出来たばかりの「麺屋 近」。
店構えはいかにも町のラーメン屋風。
坦々麺が名物らしいのだが、ここはごまつけ麺にする。
見た目は辛そうだが、そうでもなく、ゴマの濃厚な味がしておいしかった。
ごろっごろのチャーシューが入っていて食べ応えも十分。
ただ最後がどうしても冷めてしまうので、
つけ麺じゃなくてラーメンにしたほうがよかったかな。


↓「麺家 近」のゴマつけ麺


2軒目は中津にある「麺や輝」。
ここは自分史上最低のラーメン屋だった。
入るなり店員(弟子入り?)がもめている。
1人が「ああ面倒くさい。しんど」とぼやき、
それを聞いた兄弟子?が「何がしんどいや!俺のほうがしんどいわ!」とキレ気味。
その中で客がだまって食べている状況・・・。
入ってしまった手前、つけ麺を注文。
待っている間、口の悪い店員同士がずっと罵り合い。
あれが面倒やとか、こんな作業はどうだとか延々。
おいおいそんなラーメン作るの嫌やったらやめてまえよ・・・。
まあまだ食べても居ない段階。おいしかったら目をつぶろう。
気分悪い中待っていると、店員が「熱いんで気をつけて食べてください」みたいなこと言いながら
どんぶりを平気の素手で持ってくる。
案の定最初っから冷めてヌルヌル。どこが熱いねん。
スープの表面にはすでにまずそうな脂の膜がベトリ。
一応口にするが、スープは味がしない。なんか濃い〜臭みだけが口に広がる。
とにかく臭い。仕事が雑なのがいっぺんでわかる。
これならライフで売ってる日清の即席つけ麺のほうが数倍ウマイ。
麺も特筆すべき所なし。チャーシューはまあおいしかった。
とにかく一刻も早く店を出たかったので、駆け込んだ。
大盛りにして苦しまずにす済んでよかった。
よくまあこれでラーメン屋の看板を掲げているもんだと呆れる。


余談だが、この店、かの「めんライフ」に、
一大ファミリーの一派として堂々掲載されている店である。
あの雑誌を元に、色々食べ歩いているがほとんどアタリに出会わない。
というのは掲載している物件にかなり贔屓や偏りがある。
しかも暖簾分けという別名のチェーン店ばかりだし。
(ミーツ自体そもそも偏りのある人間の偏りのある人たち向けの雑誌なのだが。)
いずれにせよ、味ではなく発信力のあるところが名店扱いされるのは正直解せない。
どうも最近は、客を見ずにメディアの顔色ばかりうかがう店が増えた気がして仕方がない。
一番の弊害は「魔法のレストラン」なんだろうなあ。
あのステッカーがたくさん貼っている店は避けるようにしている。
(なにせココイチすらウマイ店として大特集しちゃう見境のない番組だし)
結局、本当においしい店は自分の足で探すしかないということだろう。


↓「麺や輝」のつけ麺


3軒目は最近近所に出来た「金久右衛門」。
ここか言わずと知れた食べログ3年連続1位の店。
噂の大阪ブラックを試し食い。
確かにおいしい。おいしいには違いない。
でも正直ブラックラーメンの違いがようわからん。
他の店で食べたことある味といえばそうだし、
しいて言えば塩っ辛いのの濃い薄いの差くらい。
ああ普通のブラックねという感想で、感動とか絶叫とかには程遠い。
あと薬味で、自分でにんにくを潰して入れられるのだが、
ちょっとこのスープにはマッチしない気がする。
おいしいには違いないし、不満は特にないのだが、
とはいえこれが口コミで1位、それも3年連続というのはちょっと不思議。
いや獲ってても文句はないけど、この味を越えれない他の店ってちょっとどうなんだろう?
もしくは食べる側の問題か?(二郎みたくアホみたいな盲目信者おるし)
お店の人はやる気マンマンで、接客は素晴らしかった。


↓金久右衛門 天満店の大阪ブラック


ラストは会社の近所にあって、ちょいちょいランチを食べに行く「こと平」。
昼時は近所のサラリーマンでいっぱいになる。
メディアとはほとんどでないし、食べログでもあまり評価高くないけど(不思議)、
ここはなかなかモッチモチの歯ごたえでおいしい。
たまにランチセットで付くおにぎりが、鯖寿司の時があるのだが、それがまた絶品。
あと、ここの名物は釜揚げうどんらしいのだが、それは注文したことがない(笑)。


↓こと平のランチ大盛り850円