記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

自家製グミうどん、ここに極まる

日曜日。自分が走りに行っている間に奥さんと娘さんはお料理をして楽しんだらしい。
最近娘さんはお手伝いがすごく好きで積極的にやってくれるのだが
なかでもお料理は大の得意。
サラダの葉っぱをちぎったり、鍋の時に具材を投入する係りだったが、
最近は餃子も包めるし、お好み焼きのタネもマゼマゼできるし、
たこ焼きだってクルリンッとできる。
で、今回はなんと自家製うどん作りに挑戦していたよう。
中力粉と塩と水だけでコネコネして、ビニールに入れてフミフミ。
それから3時間ほど寝かせたものが下のやつ。
おお、見るからに味のある麺だ。うまそー。
ちなみに一回にできる量はわずか5玉分らしい。


↓もちもちの自家製麺


茹でるのは自分の仕事。ここまで見事なできばえなので、
それを台無しにしないようにがんばる。
熱々に沸騰させたなべの中に、ほぐしながら投入。
泡が吹きこぼれないように、さい箸で回しながら様子を見る。
なかなかの中太麺なので結構時間がかかり、10分ほど。
あまり早めに上げてしまって、茹で上がりの段階ですでにコシが強すぎると
食べるときにはさらに硬くなるので、気持ち緩めに。
ちょうどお鍋のシメにしたので、お出汁は鍋の残り汁で。
あと少し取り分けて水で絞めて生醤油も。


↓(左)生醤油うどん (右)鍋うどん


でわでわ実食!
!!!!!!
なんでしょう、このもちもち感!
これ以上硬いと噛むのに必死になって麺を味わうことができないのだがそのギリギリのライン。
名づけてグミうどん。
切り方が一定でないので大きくなったり細くなったり、一旦木綿ありで
その食感の移り変わりが心地よい。
そして口いっぱいに広がる小麦の甘み。
いやあ、これひょっとしてそんじょそこいらのうどん屋とヒケをとらないんじゃあないか?
この味はまるで綾部で食べた竹松うどんを思い起こさせるくらいのウマさ。
決して奥さんと娘が作ったからという贔屓ではありませんヨ。
むしろ家庭でこれだけの味だせるんなら、
700円も800円も出して並んで大阪でさぬきうどん食べるのが馬鹿らしいくらい。
あとは温の方はジャストなアルデンテ具合だったが、冷やはちょっと硬かったので
食べ方によって茹で具合や面の太さを変えていけばもっとおいしくなりそう。
それにしてもわずかな量だが、なかなか腹持ちがよくって、かなりお腹いっぱい。
その日色々とセレブグルメを食べたが、どのグルメよりもうまかった。
うむー粉もんは奥が深い!
またぜひ作ってねー。