記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

雨の神戸トライアル

さて火曜日。仕事が19:30に終わり、ちょっと走るべかとぱしゃ君に電話。
ちょうどローラーを回すためにレーパンに履き替えたところというナイスタイミング。
速攻で帰ってご飯をかきこんで20:30にいつもんとこ集合。
雨の具合が心配だが、0:30くらいに帰宅できればなんとか間に合いそう?
どこへ行くかだが、ぱしゃ君は山は勘弁というので、
天気が崩れるのが遅めの神戸へ行くことにする。


淀川左岸をR2まで下りていく。なにやら今日も風が強い。
ぱしゃ君やけに気合入っているようでのっけから35kmオーバーのハイペース。
R2に入って、まず淀川を渡るのだが、風が強く煽られて超危険。
御幣島からは思いっきりのアゲインスト。
交互に先頭を変わりながら38〜42kmオーバーで進む。
序盤からすでにトライアルな様相・・・。
尼崎付近でちょいちょい前方にチャリがいて、
そのたびにぱしゃ君がロックオンしてアタックをかけるので超疲れる。
ローディーならまだしもママチャリやら原付やら見境無く獲物をハントしていく。
なんか今日は血気盛んやなあ。
いつもなら自分がブレーキ役でペースを調整するのだが、
今日は危険でない限りはお付き合いをしてみる。
大阪支部もたまにはマジメにやらにゃあ。
道意線から再び先頭に出て向かい風の中38kmで曳く。
後ろからぱしゃ君が「Allez!Allez!」と煽ってきてやかましいので
ぐんぐんペースを上げながら武庫川の小上りも落とさずに上がる。
武庫川を渡ってすぐにぱしゃ君がシューズの具合が悪くなって一旦停止。
すぐに調整をしてリスタート。
西宮近辺はバスの出入りが激しく、慎重に追い抜いて進む。
夙川〜芦屋川で若干上り基調になった所で自分が前を曳き、
向かい風に抗いながら上りくらいはええとこ見せたれと気を張る。
一番上まで来て、前方の信号の歩行者用が点滅を始めたのでちょっと気を抜いたら
ぱしゃ君が「前交代するわ」と加速して追い抜かれる。
わずかな瞬間だったがそれでがっと差が開き、ぱしゃ君だけ信号を通過。
上り区間で、こちらは勾配と向かい風で消耗しているのに
後ろで足を溜めている状態から下りに入られたらそらあ千切れますわい!
ということでここからはもう全く気を抜けないんだなと腹をくくって、
神戸までこのままTTモードです。
一旦はぱしゃ君に先頭を譲るものの、住吉川の上りからは先頭を譲らずに曳く。
向かい風が厳しいが38km切らない程度で摩耶まで。
ぱしゃ君が後ろからナイス連発が飛ぶ。あったりめえヨ!
調子に乗って残りも全部高速で曳く。
よくメーターを見てみたらアベが30.1km。
信号待ちなどのストップ&ゴーの状態も含んだ数値だからこれは結構速い。
実際問題、走行中は常に37,8kmを切らない感じで、時には46kmとかだったし。
結果、いつもなら2時間弱くらいかかるのに、神戸まで1時間20分ですぞ。
メリケンパークに到着し、しばし休憩&撮影。



そのまま帰ってもいいが、せっかく神戸まで来たのでちょっとお茶でもしようかとなって
元町、トアロードなどを徘徊するが、ただでさえ閉店時間の早い神戸で店が開いていない。
ウロウロして、ポートライナーの東側のところでよさげなカフェを発見して入る。
暖かい室内でまったーりショコラフレーバーのティー
なんだかんだで前半ガチだったので疲れているし、暖まるとどうにも出たくなくなる。
早く帰らないといけないのに、いつの間にか23:40。
雨が降りだす前に帰らないといけないが、
前半攻めたので後半は普通で行こうと話しているうちにポツっとくる。
マズイ。長居をしすぎた。といっても後の祭り。
慌ててリスタートするが、休憩明けで筋肉が硬くなっててうまくいかない。
それでも本降りになる前に少しでも戻っておきたいので結局帰りもガチTTモード。
R43との分岐までぱしゃ君の曳きで45kmペース。
西灘の上りで先頭交代をして38kmで曳く。
小さな雨がしぶいて顔に当たって寒いが、まだこの程度なら気にならない。
小康状態を保ったまま芦屋辺りまで38kmペースで曳き合いながら行く。
西宮あたりでそろそろ雨が強まってくる。
白ライン上は水が浮いていてかなりスリッピーな状況になってきた。
それでもペースは落とせないので、声を掛け合いながら危険を回避していく。
武庫川あたりでハンガー状態の手前といった感じ。
さっきカフェで何か食べておくべきだった。
それでももう寄り道は許されないくらい雨が本降りになってきたので我慢で行く。
佃島からぱしゃ君の40km越えの鬼曳き。
ここまで来ると本降りに近く、ブレーキの制動が全く利かず、ハイドロ状態。
ブレーキをかけてから完全に停止するまで滑る滑る。
2人ともアルトレモだが、ちょっとウェットコンディションでもグリップが弱すぎるかな。
晴れている時でもユッチソンと比べてグリップに物足りなさを感じていたので余計。
真後ろに付くとぱしゃ君の後輪からすさまじい水しぶきを浴びることもあって
接近して走るのは危険と判断して少し距離をおいて走る。
いつもならぱしゃ君の家の近くまで一緒に走って帰るのだが
今日は早く家に着きたいので十三のところでお別れ。
十三大橋を渡り、中津の高架下なんかでちょっとでも雨を避けて帰宅はジャスト1:00。
行きも帰りもガチスプリント状態で、なかなか充実したトレーニングになりました。
ひっさびさに雨に降られてちょっと冷えてしまいモツの具合がわるし。


走行距離: 72.55km
TOTAL: 1788.92km