記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

ヒンホイ練

火曜日。
ぱしゃ君から夜練の呼び出し。
本当は先週から続いている咳と喉痛をひきずって、
朝から具合が相当に悪く、奥さんにもホンマにそれで行くんかいと心配されるくらい。
それでもまあ最近ナマっているし、今週末は乗れないし、
ニューマシンのお披露目をしたかったのでちょっと無理して出動する。
まあでもこうやって無理するとロクなことが起きないので嫌な予感。


18:45にいつものところで合流。
寒さはそうでもなく、風もあまりなく夜練にはちょうどよいコンディション。
だが、冷たい空気が入ってきて、すでに咳が止まらない感じ。
ちょっと用があったので、ここでまず梅パへ寄って、そこから神戸を目指す。
変に梅田のど真ん中に出てしまったので脱出が難儀。
桜橋までは慎重に、そこからダッシュで野田を抜ける。
キング・オブ・R2のぱしゃ君は、すでにR2を走っていることに気付いてないという(笑)
淀川大橋東詰で信号にかかり、その間にウィンブレを脱ぐ。
グローブを脱いで、背中のポッケに畳んでなど手間取る。
地面に置いていたグローブを拾おうとしゃがんでいた一瞬で、
ぱしゃ君の姿が見えなくなる。
その直前に、横をスルーっと速そうなローディーさんが駆け抜けていったのに
おそらく反応したんでしょう。
まあ迷子になることもないし、ぼちぼち追い上げると西詰で待っていてくれました。
ぱしゃ君はさっきのローディー追撃を諦めていないらしく、
合流後もひたすら40km手前のハイペース。
BMCだったらきっと追走できずにタレるところだが、フィブラ変わったおかげで
とりあえずどうにか千切れずについていくことは可能。
ぱしゃ君は完全に仕上がっているのでいいのだが、
いきなりアップなしでこの強度はさすがにやばい。
もう気管が苦しくて息ができない。
これだけ飛ばしても全然さっきのローディーの背中すら捉えられないので
相当速いローディーさんだろうというのは予測がつく。
自分も先頭交代をしてペースを維持し進んでいくと、
道意線のところでようやく先ほどのローディーに追いつく。
そこからこのローディーさんとぱしゃ君のバトル勃発。
自分がシンガリで進むが、レッカー車を避けるところで少し立ち遅れて
差が開いたので、40kmオーバーで追い上げようとするのだが、
そのペースでも徐々に前の2人に引き離される感じ。
おそらく45kmオーバーでバトっている様子。
ヒーヒー言いながら尼宝線の信号で追いつく。
ぱしゃ君がローディーさんに話しかけているようで、
マシンはマドンのオーダーカラー。黄×ピンクの派手バイクでした。
しかし速い!
信号開けて、マドンさん、手加減なしで再びトップスピードで展開。
負けじ、ぱしゃ君もガツンとトップスピードを出すので
遅れないようにこちらも加速をつけて後ろに着く。
が、武庫川の上りでぱしゃ君がタレる。
西詰の信号待ちでどうにかマドンさんに再び追いつくが、
そこからのリスタートではもう追走できるほど残っておらず。
マドンさんは瓦木交差点で宝塚方面へと曲がっていかれました。


淀川から西宮まで、アップなしでほぼ40kmオーバーと言う無茶なペース。
さすがに心肺の具合が悪くなり、一旦コンビニ休憩。
こんな状況では紅葉峠のような状況になりかねないので
ペースを落とすようにぱしゃ君にお願いする。
リスタート後、35kmペースでズンズン進む。
ずっとぱしゃ君に曳きっぱなしも悪いので、自分も交代して前に出る。
スプリントでは太刀打ちできないが、そこそこの巡行はこなせる。
だが、ここまでなかなかのペースで来ていたこともあってか、
やはり心肺の具合がおかしい。
こないだのカキオコのうめさんのように、非常に苦しい。
芦屋を過ぎて、住吉川の上りにさしかかる手前で、ぱしゃ君が先頭に出て
すうっと38kmオーバーでペースを上げ始めたので、
慌ててギアを切り替えて加速しようとしたら、
心拍が一瞬飛び、脈が大幅に乱れ気分が悪くなったので、
一気には止まらず、徐々にペースを落として停車。
とにかく心肺が安定するまで安静にする。
やはり仕上がってない状態、それも体調が悪いのを分かって無理したらこうなるな…
先に行っていたぱしゃ君も引き返してくる。
どうやら落車したのだっと思ったらしい。
しばらくして、収まってきたのでボチボチリスタートする。
自分先頭で無理のないペースを作って35kmキープで進む。
西灘でR2を信号無視で横断してきた危ないクロスのおっさんが、
チョッカイかけて自分の後ろを爆走してくるので、
ぱしゃ君にペース上げてもらって、西灘を下り、R43と合流。
メリケンパークのところではオレンジのクロスがバトルしかけてきてペースアップ。
突堤筋で右折して、県庁前までぐいっと上って、
今日の目的地、「ヒンホイ」到着。


↓ヒンホイ


中に入ると、見るからにチャラい若者集団がワイワイやっている。
ちょっとオネエ気味のマスターがどちらからと聞いてきたので
大阪からと答えると、それに反応してか、
若者集団の1人が俺チャリすごいねんで見たいな話をはじめ、
グループで勝手に盛り上がり始める。知らんがな。
ウザいなあと思いつつ、腹が減って仕方ないので、カレーを注文。
チキンカレーが残念ながら売り切れたらしいので、
ぱしゃ君は日替わりのタコライスカレー、自分は野菜カレーの大盛り。
それと、タンドリーチキンを2人でシェアすることに。


まず、アツアツの鉄板に乗せられたチキンがやってくる。
マスターが気を利かせて少し量を盛ってくれました。おお、うまそう。
で、食べて見ると、んんん?
スパイスの風味はあるのだが、辛さが全くなくマイルド。
もっとパンチがあった方がおいしいかなあ?


↓タンドリーチキン


で、しばらくしてカレーも到着。
大盛りの野菜カレーはおそらくお茶碗4杯分はあろうかという大盛り。
とにかく大盛り。ちなみに大盛りの1つ上に山盛りもあるらしい。
さっそく実食してみるが、ん〜、何か物足りない。
何か入れ忘れてしまったのでしょうか?
辛みが全くないので、テーブルにあるハバネロソースをかけるが、
所詮後付けの味になってしまう。
野菜がごろごろ入っているのだが、ルーが全然主張してこない。
一緒に煮込まれている野菜、特にパプリカの味だけが前に出てくる。
んん、期待していただけにじゃんねん。
しかし、このカレー、量だけはかなりある。
ひたすらにかきこんでいくが、一向に減らない。
最後はさすがの大食いの自分も腹パンパン、千切れるかと思うくらい。
でもマスターは人がよさそうだし、悪いのでどうにか完食する。
店の雰囲気も、マスターもいいんだけど、肝心のカレーがなあ…


↓野菜カレー大盛り


さて、時刻は22時。
まったりしてしまって、ここからさらに明石へ向かうのは断念し帰路へ。
前傾ポジション取ろうとするとさっき食べたカレーが全リバースしてしまいそう。
胃の上辺りで、ひよこ豆ぴよぴよと鳴っている感じで、
三宮駅まではダラダラ走る。
それにしても寒すぎる!
灘でR2に復帰してから、ちょくちょく先頭交代をしながら35kmペースで帰る。
帰路の途中も実は心肺が乱れっぱなし。一度崩れるとなかなか厳しいなあ。
日付が変わる前に帰宅。
帰宅後、喉の調子が悪化、ぜんそく発作も深刻化で、ただ今死滅中…


↓男前バイク


今日の教訓。
調子が悪い時は無理して出動しないようにしよう。
何度もこのことについては戒めてきたつもりだが、
相手、それもぱしゃ君だと、どうしても強度が上がってしまう。
一度崩れると、なかなか体調が回復しないので、
ちょっとずつ練習頻度と強度を見極めないと。
強度上げすぎると体壊す。
特に自分は、一般の健康な人より心肺にハンデを背負っている。
大事な準備期間である冬場で組み立てがうまくいかないと、
春のレース、夏の超ロングに支障が出かねない。
先を見据えて色々コントロールしないとな。
それにしても1月はローラー分含めても1000km行かない。
2月からがんばろ。


走行距離:71.59km
TOTAL:828.5km