記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

はりちゅうも自走で帰るちゅうのライド 無念のリタイア

さて無事にレースも終わり、あとは帰るだけです。
残念ながら車ではなく輪行で来てしまったので、
帰るならこのびしょびしょ状態で電車か自走かです。
レースで大した結果も出せずに今日1日が終わるのもなんだし、
どうせここまで濡れてしまったら、あとどんだけ降ろうと一緒なので自走です。
kurubiさん、しおアニキとお別れをして、一足先に会場を出ます。
はりちゅう公園の敷地から出ようとしたら、スタッフが救急車を誘導してた。
別クラスで事故でもあったのかな?心配です。
県道349号を南下し、中国道をまたいで、社町のところで加西方面へ右折。
ん?右折?大阪へは南下するか左折かして東進のはずですが、
どうせここまで来たのならあっちこっち寄り道しましょうということです。
もうアホが深刻な状況まで来ています。大雨降ってんのに。
滝野工業団地までの8%の短いのぼりをこなし高台に出る。
レース直後ということもあって全身が重だるくてかなわない。
すぐにR370に出るが、すぐまた次の交差点で県道371号に入りなおす。
雨は小康状態でポツポツ。この程度ならまあ辛くない。
ただ路面に水が浮いているので慎重にアップダウンをこなしていく。
こないだの負荷練くらいからずっとリアタイヤがぷつぷつ言っていたのだが
今日は特にフィーリングがよろしくない。
のどかな丘陵地帯を進んでいき、軽く丘を越えてから加西市の中心へ下る。
徐々に雨脚が強くなってきて焦る。
という間に、1つ目の目的地に到着。
粟生〜北条町の約14kmを結ぶ3セク北条鉄道の終着駅、北条町です。
レース後というのもあって喉が渇いたし、雨脚が強まってきたので
駅舎でしばし休憩。


北条鉄道の終着駅、北条町駅


↓雨ににじむワンマンカー


駅舎の待合室は観光ステーションになっていて、
椅子に腰かけて休憩していると子ザル駅長なるフレーズが目に飛び込んできた。
駅員さんに尋ねてみると、今電車で反対側の終着駅に行っているようで、
あと7,8分で折り返しの電車が到着するとのことなのでしばし待つことにする。
それにしても雨脚がどんどん強くなり、バケツをひっくり返したようなエグイ感じ…
で、しばらくして1両だけのディーゼル車が到着。
どこにいるのかなと思ったら、おっちゃんの腕に抱かれた2匹の
小さな小さな手のひらサイズのお猿さんとご対面!
思ったより小さくてかわいい!
これは和歌山のぬこ殿にライバル登場?


↓子ザル駅長だって〜


↓こんなに小さい♪真ん中のおっちゃん怖〜♪


さて、いつまでもここで足止めを食らっているわけにはいきません。
一時期よりは雨脚が収まっているようなので意を決してリスタート。
駅から少しだけ西へ進み、笠屋の交差点で県道117号に入る。
路肩が結構でこぼこで水たまりがひどく、
車が来ないときにはできるだけセンター寄りに走って水しぶきを回避する。
のどかな丘陵地帯をえっちら走っていると徐々に雨がやんできた。ラッキー!
加西市を抜けて姫路市へ突入します。
播但道とぶつかり、側道へ入り、南下を始める。
豊富ランプで市川沿いに曲がり、生野橋で対岸へ。
右岸をそのまま走って、R312にぶつかる。そのまままたいで県道518号へ。
姫路競馬場の横を通過するが、この辺は路線バスも走っていたり交通量が多い。
八丈岩山の裾野に広がる住宅街を細い細い県道516号で軽く上っていく。
反対側を少し下って夢前川にぶつかる手前で南下し、県道5号に入る。
ここからしばらくは先週の鳥取の往路と重複。
ここから鳥取まであと120kmかあ…我がながらよう行ったなあ…
長池鳥取に続く道と別れ、県道5号方面へ左折。
姫新線をまたぎ、続いてR29のバイパスをくぐる。
丸山で軽く峠越えがあり、龍野市突入と同時に山陽道をまたぐ。
龍野市街地に突入します。
醤油(東○)とそうめん(揖保の糸)で有名ですがそれに関連する施設がやはり多い。
市役所前を通過し龍野新大橋で揖保川を渡ります。
この頃には雨はすっかり止みました。


揖保川越え


昼過ぎとなり、そろそろお腹もペコペコ。
本日の最終目的である菖蒲谷TTの前に腹ごしらえをします。
そのまま県道5号を西進し、のどかな田園地帯を進んで
菖蒲谷への分岐の少し手前にある「さつき」に到着します。
今日はここで”ちゃんぽん”食べるつもりなのでした。


↓「さつき」


なんとも年季の入った店構えです。
営業中なのかどうか一見わかりませんが、なかでしゃべり声がするので恐る恐る入る。
と、すでに出来上がったおっちゃんと、お店のお母さんが話の花を咲かせているところだった。
びしょびしょの状態だし、汗かいて臭いも気になると思ったので、
端の席に陣取る。
まあこんな恰好で入ってきたので気になったのか、
おっちゃんが色々と話しかけてくる。
お母さんも、そんな端へ行かんとこっち来て食べたらよろしいでというので
ものすごく使い込まれて味のある大鉄板の席へお呼ばれする。
で、ホルモン入りのチャンポンを注文する。
ここでいうチャンポンとは長崎名物のアレではなくて、
中華そばとうどん玉のミックス(チャンポン)するもので、
姫路周辺ではポピュラーなものです。
待っている間、いい感じに仕上がっているおっちゃんとおしゃべり。
「この店はこんなナリやし、広告もメディアも出してないけど味は本物や!」
「テレビに出たからええ店ちゃうねん。本物は探さないと見つからへん。」
「大阪から来てようこの隠れ家を発見しよった!」
と、おっちゃんいい感じでエスカレートしていく。いいぞいいぞ!
確かにおっちゃんの言う通りで、こういう店こそ本物に出会える。
そこにお母さんも参戦し、
「どっかのバイトの子が焼くんやのうて、こちとら40年の経験やからな」
「ちょっとした焼き加減、塩加減、そこに勝負かけてんねん」
と意気込みを語ってくれます。これはなかなか期待が持てます。
手際良く、ホルモンを焼き、そばとうどんを投入。
秘伝のタレを絡めて、豪快に混ぜていく様はまさに職人芸です。
そして、あっという間に「おまちどう!」と出てきたのがこれです。


↓ホルモンちゃんぽん


お腹ぺこぺこの上に、ソースの香りにすっかりやられ、さっそく実食です!
濃厚なタレの香ばしさ最高!そして麺の太さが変わるごとに食感が変化し最高!
そしてプリップリのホルモンがたまらなくウマシ!
思わずパクパクどんどん食が進みます。
おっちゃんは、「ほうやほうや、どんどん食べえ」とご機嫌。
お母さんも「これ以上焼くと塩辛くなるんや。意外と難しいねんでえ」とご機嫌。
確かにこれ以上辛いとアウトという絶妙の焼き加減です!
お母さんグッジョブ!
あまりにおいしいのでモリモリ食べていたら、
いきなり隣のおっちゃんが「もうええ!何も言わんでええ!」怒鳴り出すので
何か機嫌を損ねるようなこと言ったかなとビクついたら、おっちゃんが
「おまえは好きなだけ食べたらええ。何も言うな!金は払うな!」
といって1万円をポーンとお母さんに渡して、釣りも取らずに帰って行ってしまった。
あっという間の出来事でどうしてよいのかわからずオロオロしていると、
おっちゃんの後を追っていったお母さんが帰ってきて、
「あんたラッキーやなあ。あのおっちゃんに気に入られたみたいやわ。」
「めったに来ないけど、どっかでっかい会社の社長さんやから、気にせずにおごってもろとき」
と言って、頼んでもいないのにお茶菓子とアイスコーヒーを出してくれる。
まあなんという。おっちゃん、お母さん、ありがたくいただきます。
一期一会ですなあ。
やはりこういう味のある、地元に染み着いた店はおもしろい。
帰り際、お母さんに「絶対気をつけてな。また遊びに来いや」と送られてリスタート。
また龍野に行く理由が増えました。


↓味のある鉄板


↓お母さんからのサービス


さて思いがけない楽しい時間を過ごしましたが、グズグズできないので
今日の最終目的地である菖蒲谷に向かいます。
幸いにして雨は止んでいます。
お店から1kmもたたないところで、標識があり、右折。
そして前方に構える山々は中腹まで雲がすっぽり。
あそこに突入したら間違いなくどえらい雨にやられるんだろうなあ…
でもせっかくここまで来て引き返すなんてのはありえません。
しばらく集落の田園地帯を進むと、夜間走行禁止の標識とゲートに到達。
ここが新コースに指定された菖蒲谷TTのスタート地点。


↓ここを右折する


↓明らかにこれから進む山は雨雲の中


↓菖蒲谷TTスタート地点


少しだけ休憩するが、あまりグズグズして再び雨にやられると困るのですぐにスタート。
ゲートを抜けて50mほどはフラットだが、すぐに上りが開始される。
このコースはご丁寧に標識がこまめに立っていて斜度がわかるのだが
のっけからいきなり12%です。
緩く右へカーブして前方を見ると直線的に同じ斜度でじゃーっと上がっていく。
その12%をどうにかやっつけると、2連ヘアピン区間
イン側は相当にきつそうだが、幸い対向車線なので、大外で回る。
最初の1kmだけでも何気にしんどいではないか。
ヘアピン区間を抜けると山肌に沿って、ヘアピンの上部をなぞっていく。
左側を見ると、下に池が見えて、意外と上ってきたなあという感じ。
そこを抜けると少し斜度が緩み、若干道をクネクネ進むと、
8%標識が登場し、道もストレート気味に展開する。
この辺からさっき下から見えていた雨雲の中に突入したようで、
ジャーッジャーと容赦なく雨が打ちつけ始める。
コースの左手に祠があるところを通過してようやく2km地点。
そこからさらに上って、小ピークを過ぎると、わずかに下り。
下っていくと前方が開けて平坦部に出るが、
すぐに次の山肌に道が続いているのが見える。
大きく左にカーブしながら、緑地化した敷地横を通過していく。
そこを過ぎてヘアピン部に突入し、そこをぐるっと回りこんでから
徐々に斜度が上がっていく。と、同時に雨もひどくなっていく…
一回カーブをやっつけると、直線的に10%の坂がドーンと登場。
結構テンション下げるなあ。
そこをヒーコラ上っていくと、道が蛇行を始める。
ここからはひたすら10%標識が続いていて、なかなかしんどい。
道がようやく直線的となって幅広に、気持ち斜度が緩んだかなあと思いきや
オーラスで再び10%標識が登場し、むぅっと踏ん張ってダンシングして駐車場でゴール。
タイムは20:12。
20分切れればよかったけど初でコースがよくわからなかったしなあ。
まあこの大雨のコンディション、珍しく荷物背負っているハンデ、
レース後で、すでに90km走っているというシチュエーションを考えるとまずまずのタイムかな?


そういえば帰って確認したらその10%のところがロータリーになっていてそこが正式なゴールだったよう。
しかしゴール地点は自分が到達した上の駐車場の方がいいんでないの?
登録されているゴール地点には確かに道が幅広で路面にラインが曳かれているが、
初めての人間がもうそろそろゴールというタイミングで必死こいてるときに
あそこがロータリーだとだれがわかるんだろうか?
ロータリーですという案内板やそれらしい造りなら一目瞭然なんだろうけど、全然そうじゃなかったし、
それにこのコースの途中途中に回避場として道が広くなった所が設けられていて
それら回避場とロータリーとの見分けが全く分からず、
実際ああまたどうせ回避場だろうとスルーしてしまった。
真下見ながら走ってれば路面のラインに気付くかもだが、
普通に前を向いて走ってれば、まずはあの10%の標識が目に飛び込んでくるはずで、
その先のピークを見据えて最後のスパートの態勢にシフトするところだろう。
ヒルクラコースであればピークまで上りきってこそのヒルクラだと思うし。
なぜ上り坂の途中のわかりにくいところをゴール地点としたんだろう?
ただゴール地点の?以外は、交通量も少なく、路面状況も良好、車線付きで幅広で走りやすく、
難易度も攻めがいがあってよいコースだった。
ただ遠いので需要があるのかどうか。地元ローディーがんばってください!
あともう1つ。センターラインに地味にアイキャッチが埋め込まれて出っ張っているので要注意。


それはそうとゴール直前からびっくりするくらい雨が降り出してきたので、
名残を惜しむ間もなく即下山開始。
しゃれにならない本降りになり、ブレーキをフルで握りしめてスピードを殺しながら下る。
ちょこちょことコース写真を撮りながら下るが、
携帯が水没状態であまり調子がよろしくない。
とりあえずコース概要がわかるように写真並べておきます。


↓スタート直後いきなり12%


↓ひたすら12%


↓ヘアピン区間に突入も斜度そのまま


↓ヘアピン区間の逆ショット。そして上に続いていく道が見える


↓ヘアピン区間を越えると8%台の坂


↓中間地点の祠


↓視界が開けるところは若干の下り。ここから向かいの山をなぞっていく


↓平坦区間終了し、ここから再び斜度が上がる


↓3km地点手前の直線区間


↓ひたすら10%表示


↓このラストの10%を越えるとゴール…のつもりがここがゴールのロータリー?


↓ゴール地点の駐車場


無事にスタート地点まで下ってくると、雨雲帯を抜け出たようで、
ついさっきまでのどしゃ降りが嘘のように雨が止んでいる。
まあ天気はよろしくはないが、降られるよりは全然よい。
それよりもどうもマシンの挙動というか、
路面の跳ね返りが今日はずっとひどい。
少し前からそうだったのだが、今日は雨のせいで路面が荒れているのだと思っていたが
TT後のドリンク休憩で気になってタイヤを確認したら、
数か所ゴムがはげて中のトレッドが丸見え…
確か出かける前に空気入れてるときは気付かなかったのだが、
2月から約4000km、ハードな使い方をしてきたし、
ずいぶん前からパチパチいっていたし、
下りで全くグリップ感がなかったから、
もうホントのホントの寿命なんだろう。
これじゃあブレーキかけてもグリップを得られずに滑るわけだわ。
レース前にきちんと交換をしておけば、もう少し下りで攻められたかもしれないなあ。
まあそれはもう終わったことなので、
今はこのタイヤが家までもつことを祈るのみである。


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さて、大方の目的はなんとか全てクリアしたので、帰ります。
雨はなんとか止んでこれ幸いなのだが、
濡れたウェア類は乾くことなくビショビショ、
そして路面に浮いた水は相変わらずの難敵なので、あまり状況は好転していない。
とにもかくにも帰るしかない。
県道5号を逆向きに東進。揖保川を渡り、山陽道龍野ICのところで
県道437号に入って南進。
一帯に広がる田園の中を貫く細く狭い生活道路で、意外と交通量がある。
R2バイパス、新幹線をくぐり、林田川を渡って東に転じる。
そのまま直進をして太子の市街地に突入し、いきなり交通量が増す。
この辺りでかなり日差しも出てきたが、蒸し暑いぞ!
上半身のウェアは日に当たってだいぶ乾いてきた。
一方下はというと、今日はレーパンの上に2WAYを履いてきていて、
その2WAYは速乾性素材なので乾いてきているのだが、
そのさらに下の肝心のレーパンが乾かない!イヤン、気持ち悪い!
壇持山のところで少しのぼって、姫路市にカムバック。
そのまま進んで、JR山陽本線とランデブーに入る。
はりま勝原英賀保と裏道で進み、そこから県道415号。
しばらく進むと手柄山の遊園地の観覧車を発見。
そういえばこの辺にモノレールの廃線があったような…
少し進むとありました、ありました。
高架線の一部がそのまま野ざらしで放置されてあります。
1966年の姫路大博覧会の際に開通したわずか1.6kmのモノレール。
開業期間わずか8年という短命でした。
もっと面白いスポットもあるので、
これはこれできちんと再訪する予定。
とりあえず雨とレースとロングで疲労困憊なので今日は帰ります。


↓手柄山遊園地


↓かつてあった姫路モノレール廃線


姫路からは、このところおなじみとなった、姫路明石CRを使う。
なんか毎週デジャブのように走っているような錯覚に陥る。
しかもここを走っているときはたいてい疲労困憊。
でもこんなに明るいうちから走るのは初めてかも。
加古川でいったんR250へエスケープし、再び新幹線高架下へ。
だらだらと西二見まで来てから、県道718号へ移動する。
昼間だとそこそこ交通量があり、路肩も狭くアップダウンも多い。
この西二見〜明石間でもうちょっといいルートはないものかなあ。
逆にR2へ行ってみるというのもアリかもしれない。
明石でこないだのリベンジで何か食べようと思ったが、
今度ぱしゃ君連れていく約束もあったのでお預けして、
難儀な難儀な垂水区間を車列を縫って移動し、
須磨では今日も安全に歩道へエスケープする。
神戸にたどり着いたのが18時。
まだレーパンだけはぐっしょり状態です。
さて、そろそろお腹もペコペコです。何かがっつり食べたいものです。
ということで、何度か振られていたハンバーガー屋に今日こそ行きます。
三宮の雑踏をくぐって、阪急高架沿いを王子公園まで行き、山手幹線。
六甲道のところでぐいっと阪急まで上って、沿線沿いにあるお店に到着。
ハンバーガーピット」さんです。


ハンバーガーピット


中へ入ると中途半端な時間帯なのに、ほぼ満席の状態です。
奥さんがとても雰囲気良くお客さんの対応をしていて、
カナダ人のマスターがとても慎重な手つきで、
店の真ん中に構える大きな網焼きグリルでパテやバンズを焼いています。
メニューも豊富で色々迷った挙句、初ということもあり、
シンプルにチーズバーガー、そしてポテトを注文。
注文してから1つずつ焼きあげるので時間がかかるようなのだが、
その間ずっとマスターの働きぶりを見ていましたが、
1つ1つ丁寧に愛情をこめてバーガーを作っているなあという印象でした。


↓丁寧な仕事ぶりのマスターは気弱なティム・ロス


そのうちにチーズバーガーが運ばれてくる。
中が見えるように開かれた状態で出てきます。
お店の人いわくケチャップもマスタードも何もつけなくてもおいしいですよとのこと。
ではそのようにしてみます。
バーガーをセッティングして豪快にかぶりつくと、肉汁がじゅわ〜♪
ああ〜ん、なんておいしいのかしらん〜。
本当に何もつけなくても、肉そのものの旨み、上品な肉汁の甘みが
口いっぱいに広がってたまりません。
関西の色々なバーガー屋さんを食べ歩いてきましたが、ここがまさしくNO.1!
本当に何もつけずに全部食べてしまいました。
ケチャップもマスタードも、せっかくの肉のうまみを消してしまいそうです。
そしてポテトもめちゃうま。特に他と違うようなものではないのに、
揚げ方がうまいのか、塩加減が抜群なのか、本当においしい。
そしてプレートに垂れた肉汁をちょいちょいとつけて食べるとこれまたウマイ!
いやあ、いいものを食べさせてもらいました。
サイズ的には少し小ぶりで、食べ終わって別のバーガーを注文しようかなと追ったが
次々にお客さんが入ってきて、時間がかかりそうだったので断念します。
ぜひ全メニュー制覇してみたい。
ごちそうさま〜。


↓チーズバーガー680円 + ポテト300円


さて大満足でお店を後にします。
そのままR2へ下ろうと県道95号へ出てみると、
何やらホットドッグ屋さんの看板を発見。
さっき2個目を渋ってしまってまだお腹に余裕があるのでせっかくなので寄ってみる。
駅からかなり離れた住宅街にひっそりと佇むアメリカンポップなお店
「ナッツィーホットドッグ」さんです。
店内はアメリカンな雑貨やホビーで埋め尽くされて明るい感じ。
店長ママがっても気さくな方で、自転車を外に止めていたら、
心配だから店の中に入れていいよと言ってくれました。
とりあえずシンプルなホットドッグとドクペを注文します。
しばらくしてドでかいソーセージがどーんと挟まった本格的なホットドッグが運ばれてきます。
さっそくかぶりつくと、そのソーセージの本気度がすぐにわかります。
単に太いだけではなく、ちゃんとした豚の腸詰めらしく、皮がパリっとしていて
実にジューシーでうまい。
パンもほんのり甘みを感じるもので、ソーセージと見事にマッチ。
衝撃的なバーガーを食べた直後だったので、
インパクトとしては少し見劣りしてしまいましたが、
それでもなかなかおいしくて楽しい店でした。


↓ナッツィホットドッグ


↓ホットドッグ350円+ドクペ


さて、たっぷりと腹ごしらえをしたので
あとは勝手知ったるR2を飛ばして帰るのみです。
店からそのまま徳井の交差点までしゃーっと下ります。
下って、石屋川を渡ろうとしたらいきなり、後輪がぱあんと破裂音がして、
ズッたような感覚になり、進み出せなくなる。
ついにこの時が来たかと、嫌な予感でリアを確認すると、
タイヤがボソボソにほつれて大きな穴があいている…やっぱし。
こんだけデカイ穴どうやってふさぐのだ?
詳しく見てみると、他にも数か所穴あきがあり危険な状態。
1つ穴を閉じてももうどうにもならないような状況で八方ふさがり…
仕方なく自走で家にたどり着くのは断念し、
とぼとぼとマシンを引きずってJR六甲道まで引き返す。
そこから電車に乗って大阪まで出て、再びそこから家まで引っ張って帰る。
21時前に帰宅。
最後はタイヤバーストで自走完了できなかったのは無念だが、
このバーストがレース中だったり、途方もない山中だったり、
あるいはこないだの鳥取ライドの時に発生しなかったのは不幸中の幸いだった。
それにしても今日はほぼ半日以上雨に降られてどっぷり風邪をひいてしまった。



獲得標高: 739m(レース除く)
走行距離: 187.12km(レース含む)
TOTAL: 5296.93km