記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

Music Life 『夕暮れのスケッチ』 *オリジナル楽曲*

今冬から再開した音楽活動も、ついに10曲目とあいなりました。
記念すべき10作目は『夕暮れのスケッチ』です。
この曲は自分がアコギ一本でソロで音楽を始めた
最初期の自分の代表曲だったものです。



新録に際して、いろいろアレンジを加えようかと悩んだのですが、
この曲はやっぱり弾き語りのままの方が、
逆にイマジネーションが膨らむような気がして、
もっともシンプルな構成になっています。
歌詞の方も、もう15年以上前の若い頃のまま。
抽象めいてるところに青さを感じますが、変にリライトするよりは
そのままの方がいいだろうと思います。
実家のマンションの窓から、
夕暮れに染まる大空の果てまで続く鉄塔の群れを眺めながら、
ギターをかき撫でて生まれた曲です。
あの頃は、週2回、S○NYのレッスンがあって、もう千本ノック状態で
毎回毎回、曲を書いて来いと課題を与えられて、
作ってはダメ、作ってはダメの連続で、相当追い詰められていました。
そんな状態の中、この曲で次第点を頂き、相当助けられた記憶があります。
あの頃に比べると音楽に対して
随分ゆとりをもって接することができているなあと感じます。
ジャケットは当時実家から見えていた鉄塔の写真。
以前にも書きましたが、この景色がarkibitoの原風景で、
ブログのデザインも鉄塔を使用しています。



『夕暮れのスケッチ』
作詞・作曲:arkibito


大好きなレコードかける
夕暮れの日曜日
空の明るさに気づいて
思わず街へ飛び出した


そんな何でもない日々が
いつかは大事な思い出となり
ふと思い出しては
微笑んでみたり
泣いたりしていくんだろうなぁ


駅へ行く道の途中
ふと空を見上げてみる
まるでこの街並みが温かく感じられた


そんな何でもない事が
いつかはかけがえのないものとなり
だけど時はゆっくり流れてゆき
永遠に続いていくんだろうなあ


変わってく この街の中で
変わらない 夢を追い続けて
不器用だけど これが僕のスタイル
僕のココロ
これからも ずっとずっと