タイフーンな週末 マーカスさんで雨宿り
翌日曜日。
昼頃に起床して自宅でまったり。
工作で必要な材料を買いに夕方に自分だけ大雨の中出動。
買い物の後に、ちょっくら昼酒でもと思って天満界隈をブラブラ。
商店街の方は大賑わいだったけど、
飲み屋街である市場の方は全然ガラガラ。
開いている店も少ないし、寒々しいのでスルーして、
「あずき色のマーカス」さんで雨宿り。
最初に、外しなしの香住鶴でのどを潤す。
ポテサラつつきながら、マーカスさんと酒談義。
あの人、よっぽど酒好きで、話すたびに発見があるから面白い。
途中からなぜかキンミヤ焼酎の話とか、丹後の酒の話。
ここには結構各地の酒蔵さんがふらっと遊びに来るみたいで
酒蔵さんに一目置かれてるっていうのは、
この店の強みだよなあと感じます。
続いては、北海道の地酒・二世古というお酒。
お初です。
というより勉強不足で、
北海道の酒といえばもう男山くらいしか飲んだことがありません。
マーカスさんによれば、ついこの間、
別の新しい酒蔵さんができるまでは、
道内で一番小さな酒蔵だったらしく、
生産量が少なくて道外にほとんど出回らないお酒なのだそう。
早速いただくと、なんとも重厚なボディーで、
畳みかけるように旨味がジュワージュワーと染み出してきます。
うむ〜これは絶品!
あてをポテサラから、ブルーチーズの豚カツにスイッチ。
強い当たりの酒に負けないうまさですなあ。
そろそろお暇しようと思っていると、
マーカスさんが、ぜひにというので、利き酒タイム。
大分はちえびじんの中野さんと佐賀は東鶴の野中さん
2人の若き蔵元が挑む企画「中野中」です。
使用する酒米や酵母、仕込み方法、無濾過、加水の有無、
仕込み日数など、11の条件を全てそろえたうえで、
ただ1つだけ条件を変えて、
どれくらい酒が変わるのかというのを見るという実験です。
それを3年計画でやっていて、
1年目は甘口と辛口の飲み比べということで、
日本酒度を0度と6度の違い。
2年目は速醸もとと生もとの飲み比べ、
そして今回いただいたのが3年目の白麹と黄麹の飲み比べになります。
これがなかなかに面白い。
どちらも強めの酸味が際立つのだけれど、しっかり違いが判ります。
もちろん正解しましたよん。(まぐれ)
台風一過ということで、いつもよりも静かな天満で
美味しいお酒をゆったり楽しめました。