記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

日本酒bonbon

先週金曜日は恒例の盆飲み会。
今回の会場は、天満で酒を飲むならここっきゃない!
居酒屋「なかなか」さんです。
あっちょ、トメと天満駅で待ち合わせだったが、
おそらく初めて?待ち合わせ時間より早く全員集合。
お店の席が空くまで時間があったので、50円ゲーセンで麻雀。
この日はCPUがやったらめったら強くて撃沈。
その後、うちの嫁子も合流して宴会スタート。


↓「なかなか」さん


たちまちビールで乾杯♪
めちゃウマな料理たちに舌鼓で最高どす。
途中から案の定娘さんが大暴走して、毎度のトメいじりタイム。
そしてさっそく日本酒タイムに突入していきます。


↓朴葉味噌焼き


まずは三重県名張の酒「而今」から。
応援をしている酒蔵さんのひとつです。
火入れタイプなので少し落ち着いた酒質でしたが、
米本来のフルーティーさがスゥ〜っと喉元を通り過ぎていきます。
グビグバ。うまし。


而今


そこから、怒涛のエロ酒3連発!参ります!
まずは、山形でありながられっきとした宮城の酒、鈴木酒造店のお酒を。
ここは元々は宮城は浪江町にあった蔵元で、すべてを津波に流されたうえに、
また警戒エリアに指定されたことで、現地での再建がかなわず、
新天地山形で再出発を果たした蔵元さんです。
ここはご兄弟が杜氏として切り盛りされているのですが、
新しい地で新しい歴史を築いていこうという覚悟の想いと、
やはりいつか、できるだけ早いうちに元あった土地で酒造りをしたいという熱い想いの狭間で
苦労を続けています。
さて今宵はそこから、純米吟醸濃醇活性にごり「とろとろおやじ」登場!
”滋養強壮”の文字が心強いぜ!
このお酒、単なるにごりではなく、本当にそのトロトロ具合がハンパありません。
マッコリよりもさらに濃厚な舌触りで、そうなるとどれほど甘いのかと構えていたところ、
これがなんと甘いどころか、フルーティーさも控えめな超辛口!
まさかの大〜どん〜でん〜返し〜!
なんだこの酒は!どうなってるんだ!?常識を覆すパンチ力絶大な酒。
後味がたまらなく素晴らしい!


↓磐城壽 滋養強壮 とろとろおやじ


つづいて秋田の酒「白瀑」。
酵母にこんな名前を付けちゃってええのかいというまさかの”セクスィー”宣言。
その名の通り、しなやかに滑らかにそっと手を差し伸べるセクスィー沢村ばりの優しさ。
私を酔わせてどうするつもり!?


↓白瀑 セクスィー山本酵母 ド辛


ラストは名酒王国の青森は弘前の名酒中の名酒・「豊盃」の裏アイテム。
その名も裏ビキニ娘!
ラベルには爽快に波乗りに興じるモヒカン姉ちゃん!
ぶっ飛んでるゼイ!
こやつが、さすがの津軽名酒だけあって、ものすごくフルーティーで後味の切れ抜群。
見た目では決して侮れない!ムムム!


↓豊盃 裏ビキニ娘


↓出し巻きウマァ〜


他にもいろいろいただきましたが、楽しすぎて途中からノンストッピン。
何やらこちらの酒もいただいているようでした。
でもさすがに磨き二割三分や三割九分あたりじゃないと、
十分なうまさが出てない気がしますね。
こちらは例えるなら燃費の悪い高級外車みたいなもんで、
自分は同じ山口なら「貴」「五橋」「東洋美人」あたりを選んでしまいます。
山口在住のあっちょも全く同意見でした。


↓獺祭 純米大吟醸50


↓お後がよろしいようで


そんなこんなで3時間近くどんちゃんしてお開き。
「なかなか」さん、サービスも料理も素晴らしくて最高でした。またご贔屓に!
その後、我が家で第2ラウンドスタートさせ、終電でお開き。
あっちょがいよいよ秋から長らくの山口住まいを返上するらしい。めでたい!
おトメさんはおトメさんで、水面下で二重工作ちうということで、
来年はいろいろ環境の変化があるかもしれませんが、
みな、いい方向に流れて行きそうな予感です。
ほな、また!