記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

鈴鹿4時間エンデューロ(ソロ) 2011

いよいよ決戦。
前日は雨の中区民フェスティバルに家族でおでかけし、帰宅後軽く昼寝。
晩に鍋をたらふく食べた後、自転車のメンテ。
考えたら岡山遠征から全く洗ってなかったため、入念に洗車&メンテしているうちに出発の時間。
結局寝ないままレースに臨むことになる。
1:30にぱしゃ君ち集合。大荷物を抱えてロードで走るのは大変。
クルマに乗ってさあ高速に乗ろうとしたら、茂みから2匹猫が飛び出てきて車体の下へ!
避けきれずそのまま少し進んで現場に戻ってみるが、
猫はおらず、血痕もなかったので多分セーフ・・・
速度がほとんどでてなかったからよかったものの、ホントやめてください。
4:00に鈴鹿到着。当然寝れず。寒いので身体を温めるために味噌汁をすする。
ウメさんから急げの連絡を受け、第7駐車場に車を止めて、大急ぎで仕度。
ぱしゃ君が忘れ物をくりかえし、取りに帰ったりしながら、ピット入り口に並ぶ。
先に並んでいるはずのウメさんはCパドックで並んでいるというが、
はて?入り口は一箇所のはず・・・
5:00オープンとなり自分たちが16ピットでスペースを確保し、ウメ夫妻と合流。
気になるのは天気。ウメさんの雨男パワーは毎度強力だし、予報どおり雨っぽい。
しかし気温が少し高いのがまだ救い。本降りではなくササメ雨ならなんとかなるか。
ぱしゃ君忘れ物で第7駐車場へ引き返している間に3人で試走。
ウェットなのに周りは試走からガチで回している人ばっかりだったが
自分たちは舞い上がってあげるのではなく、ゆっくりモードで、
ウメさんの奥さんに注意点などをレクチャーしながら。
路面状況はさすがはサーキット、水はけがよくそれほどスリッピーには感じなかったが、
ところどころ縁石のキワでは水が溜まっていて要注意。
そして特に危険と感じたのは、やはりヘアピンのイン側と、デグナーの立ち上がり。
あそこは今日のコンディションなら間違いなく落車や接触が発生するだろう。
1周だけで試走を終え、ちょっとだけでも寝ようと目をつぶる。
スタート前にトイレの行列に並び、戻ってきてすぐに集合地点へと上がる。
スタート地点で鈴鹿初出場のマダムに声をかけられ、
あれこれレクチャーしている間にいよいよスタートの時間。
(この方実は相当アスリートだったようでコース上で出会ったとき相当速かったです)



今回の最大の焦点は、やはり午前中の4時間ソロのあとどれだけ回復してトロッフェに挑めるか。
4時間をウォームアップ程度にしてというのも考えられるが、
せっかく高いエントリフィーを払っていし、ぱしゃ君やウメさんに負けたくない。
そこで考えたのがまさかのノーピットストップ作戦。
序盤で稼げるだけ稼いで、後半クルージングで脚休めして、昼からのトロッフェに挑む。
しかしただ後半流すだけでは周回数が減るので、であればいっそピットインのロスをなくして
走りながら補給するという計画。
これは一種の賭けに近いが、ロングライダーの意地として
タイムどうのよりノンストップにこだわる。
A・セナばりにサプライズを決めるぜ。


スタート直後は大混乱。速い人も遅い人もラインめちゃくちゃで
前の人がいきなりイレギュラーな動きしたのを避けるために
こちらもイレギュラーな動きにならざるを得ないのに、
後ろからどなられるし(言うたモン勝ちやないで,そっちも気ぃつけんかい)
とにかく速くカオス集団から抜けたい。
ぱしゃ君が共闘を持ちかけてきたが、こちらはノーピット作戦やし、
危ないからゆっくりというのも逆やと思ったので、お断り。
といいつつ1周目はそのままぱしゃ君が後ろをついてくる。
メインストレートを30km弱で上がっていると、後ろからぱしゃ君が「ちょっと速くないか?」と聞いてくる。
が、そのままのペースでシケインまで上がっていくと、おそらくそこから一人旅になる。
とりあえず前へ前へとペースをあげていく。
データを見ると2周目は9:15のファステストラップ。
4周目だったか5周目だったかスプーンカーブの上りで先頭集団の高速トレインに抜かれる。
まだまだ元気だし、絶対結果的にプラスにはならないのを承知でトレインに乗る。
スプーンカーブ後の微妙なのぼりも40kmオーバーで、そのままヘアピン突入し、
本日最高の62kmでデグナーへ突入でヤバイのなんの。
そっから再び上りでも40km出たまま、S字カーブまではついていけたが、
そこからド平坦になり遅れ1コーナーで千切れる。
がんばって半周は乗れたがやっぱりあれは妖怪列車だ〜。
それにしても無駄に体力とエネルギーを費やしてしまった。
そして心配していたモツがヒリヒリと痛み出す。
スタートから1時間30分経った頃に急速に腹が減るようになってくる。
こりゃたまらんと、1回目の補給を走りながら行う。
スピードが出る区間で補給すれば余計にタイムをロスするし、上りではそれどころではない。
ということで一番ロスなく安全に補給で減速できる区間を考えて、
スプーンカーブを上りきったところからヘアピンの手前の区間で左側に寄って補給。
ここは速い集団のラインと交錯することもないし、
微妙に上っているので多少減速しても劇的なロスにならない。
BCAAのチューブを2本と、スポドリを手早く補給。
しかしそれでも元気が出ないので2周続けて補給。
今度はきんつばとドーナツでがっつり胃に込める。
あとでデータを見たらこの時点で10周。1時間38分で通過。
トロッフェが1時間40分だったから2分も早かったようだ。


それにしても今回のエンデューロは落車が多い。1周につき2回は落車を目撃する。
やはりヘアピンカーブのところと、デグナーのところ。
朝方のウェットな状況もその原因の1つではあるが、他にも原因はある。
まず参加者が多くてどの区間でも常に道いっぱいに走者がひしめきあっている。
参加者が増えるのはいい面もあるが、ちょっと考えないとどうなんだろう。
そして参加者のすそ野が広がったのはいいが、
キープレフトの原則を全く知らないビギナーさんがあっちいったりこっち行ったり
中には追い越しの右側で足を停めて休憩している人もいる。
減速するのが明らかなら左へ行かないと危ないし、無駄に渋滞を生み出すだけだ。
そしてそういった状況だからかしらないが、先頭集団を含む速い連中が、
右側ではなく、左側からも追い抜きをかけたり、
落車を嫌ってほとんど道のセンターにラインを置くようになり、
遅い人たちの逃げ場を完全にふさいでしまうという全くのカオス状態になっている。
速い連中はもう途中から自分たちのレースに集中しきってしまって、
単なる危険な集団と化し落車の原因そのものになっていた。
ちゃんと追い抜きするときに声をかける人もいたが、
中には相変わらず遅い人に罵声を浴びせる勘違いバカもいた。
右側のレーンの優先権を主張するのであれば、
少なくとも左側からまくる行為は許されないし
マトリックスの人たちもレースをコントロールする立場にあるのだから、
きちっと集団に周知させるべきだ。
それができないのであれば、安全にイベントを行うという大原則を守るためには
実業団クラスとビギナークラスと全く別々に開催すべきだろう。
そういう面で今回はイベントとして成功だったかどうかは微妙だ。
(少なくとも主催者側はそう考えてもらいたい)
とにかくヘアピンとデグナーの2か所に関しては、
無理に攻めて切り込まずにセーフティーなラインからの加速を心がける。


↓kurubiさんとこより拝借


さてレースに戻ると、もう自分が何周したかどうかわからないので、
1周約10分として30分単位で考えていく。
補給で一旦足を止めてしまったからか、少しペースが落ちる。
バロメーターはメインストレート。最初は28〜30kmで抜けていたのだが
中盤になると24〜26kmと少し落ちる。
あとはヘアピン〜デグナーまでの最速区間
ここでも最初は50km後半だったのだが重いギアを回せず50km出すのがやっと。
休憩なしでバテてきたのに加え、モツの痛みがもう腰の痛みに変わり、
上り区間では伸びもかねてダンシングしながらほぐすのだが、徐々に痛みはひどくなる。
そのうち、痛む部位を自然とかばうために不自然なぺダリングになっているのか左足がシビれてきた。
10:30。疲労困憊のところに偶然ウメさん、ぱしゃ君と再会。
スタートで別れてから2時間30分にまさか3人そろうとはビックリ。
ウメさんは1回ピットインしたらしく、この後奥さんと交代するためもう一回入るそう。
実はこの時点で自分の補給品を全て使い果たしていたので、ウメさんに頼んでチューブを一本もらう。
一方ぱしゃ君はなんか左足の裏にでっかいパットを貼っている。
聞けば、スタートから自分のペースに合わせて追走していたが、2周目で足が売り切れたらしい。
よく聞くと前々日のブドウ坂の疲労らしい。
オレっちのせいではないですよ、君が上りたいと言うたんやで。
ぱしゃ君もすでに2回休憩に入ったらしく、ペースが違うのでしばらく3人で走ってすぐにまた1人旅。
残り1時間。4時間ソロもあと5,6周といったところ。
この時間帯から相当にバテバテ&腰痛い。途中、同じZジャージを発見しガチでぶち抜く。
S字のところから再び先頭集団に乗ってみるが前方の1コーナーで落車が発生し、
集団がそれを避けるためにバラバラになったのでそこでトレインから降りる。
メインストレートではもう20kmだすのがやっとというくらいまでペースが落ちる。
本日5本目のチューブを流し込み気合を入れ直す。
11時30分を過ぎ、ここからそろそろ午後のトロッフェのことを考えなければならない。
今のペースだと3周は確実。
問題はもう1周上乗せできるかどうかだが、そのためには9分前半出しても難しそう。
周回数を増やせないのなら、無駄にペースをあげても午後に疲れを残すだけ。
ということであとプラス3周回目に確実に入れる最低のペースまでぐぐっと落とす。
S字でさっそうとウメさんに抜かれるが、ここは熱くならずに温存。
最終周回に入った時点で残り6分の表示。
ペースを落としていなかったとしても8分台は出せなかったから、
タイムマネージメントがうまいこといった。
これ以上周回数は増えないので、最終周は完全に足を停めて流す(13分台でした)。
スプーンカーブを上ったところで4時間終了。
まだバトルしている連中の邪魔にならないようにキープレフトでゴールまで。
最後の最後で木馬の一団から応援をいただく。ありがとうやす。
ようやく4時間終了〜。


のちのデータを見ると、23周と去年よりも2周増えてました。平均速度32.53km。
ラップタイムとしては最初の5周は9分台。中盤は10分台。
最後の6周は最終周を除いて11分後半という感じ。
これはピットイン1回15分(休憩とロスタイム含む)と考えると、
9分(約1周)ほどはノーピットストップの効果があったかな。
でも補給品が全然足りなかった。
ジェル3本にきんつば・ドーナツ・SOYJOY1個ずつで十分と思ったが甘かった。
一旦9:30の時点でハンガーにかかって無駄に疲れを出してしまったのが誤算。
ウメさんに再会して補給品をもらわなければ、ピットせざるを得ない状態だった。
でも午後がなければ24周行けたかも。


さあ、まだ終わってない。のんびりしてられない。
急いで戻って補給と休息を取らなければ…なにせ次のトロッフェまで40分ほどしか休めない。
走り終わりの感覚は予想していた以上に疲労がヤバイ。
何より腰の痛みがかなりひどい。これはトロッフェ相当まずいかも…
逃げたい気持ちでピットへ戻ると、元気いっぱいのkurubiさんが待ち受けてるし!
もう最初にスンマセンと謝っておく。
ウメさんは走り終えた充実感でいっぱいの顔。
一方ぱしゃ君は疲労しすぎで顔がぐにゃぐにゃになっとる。左足がヤバイみたいで立てない感じ。
自分もほぼそんな状況。とにかく周りに愛想を振りまいている余裕はなく、
完全に全機能を停止して、黙々と補給品を漁り、体を休めることに集中集中。
今すぐにでも横になって倒れたい、眠りたい〜。今すぐにでもここから逃げ去りたい!
でも隣りではやる気満々のkurubiさんの走りたいオーラがメラメラ〜
そいて刻々と次のお呼びがかかる時間が迫ってくるのであった。
よい子は真似しちゃだめよ。
午後のトロッフェに続く…


↓激闘を終えた3台