記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

伊吹山HCも自走でいっちゃうライド

土曜日。バカになっていたクリートを付け直しし、
いつのまにかパンクして空気が抜けていた前輪のタイヤを、コスカボから移植。
バタバタと準備をして22:00には就寝したものの、
発作がひどくて余り寝付けず、1:00に目覚める。
今回は、大会スケジュールが大幅に変更になったため、
当初予定していた大会後に自走で帰るというのが無理になってしまった。
それでも、ただ12km走ってハイ終わりというのも味気ない。
じゃあ自走で行けば距離走れんじゃん?という、まさに逆転の発想!?
よく考えれば(当然考えなくても)本番前になにやっとんねんということになりますが、
まあおあほでええんちゃいますかと、軽いノリで行っちゃいます。
まあ重いギアを使って脚を削らないようにできるだけダラダラと。
自分はロング走でも、腰に必ず負担がかかって支障がでるので
絶対にリュックを背負わないのですが、今回は色々荷物があるのでやむなく担ぎます。
例年ゴール前でわんさかと応援合戦があって、
今年もそれに備えてメガホンやら何やら詰め込んでたのだけど、
今年から主催が変わったせいか、ゴール後はベルトコンベア式に処理されて、
全く応援できる状態ではなく、持って行った荷物のほとんどが無駄でした。
山上であれだけの数の人をさばくには効率よくというのはもっともですが
少し寂しく感じました。


さて、2:30すぎに出動します。
伊吹山までは、去年夏にぱしゃ君と名古屋を目指して走ったルートでいけるので
全部頭に入っています。
ほとんど平坦コースで、あとは長い長い近江平野での風向きが気になるところ。
2日前の夜練の具合で普通のロングスリーブで、シューズカバーなしで出動。
でもなんだか寒いぞ?気のせいか?
時間も時間なので、淀川CRは使わず、ガラガラの城北公園通り〜R1〜県道13号を飛ばす。
まわしている割に全然体か温まらず、空気が冷たいせいで喉がヒーヒーなるし、
シューズカバーのない足元がカチコチになってくる。
体が冷えてしまって非常にしんどい。衣装選択を誤ってしまった・・・
関西医大前に到着したのが3:30くらい。
寒い寒い・・・
そこから引き続き県道13号で北上する。
樟葉の土手上は軽くアゲインスト。抵抗よりも寒さが辛い。
御幸橋を渡り、今日は1つ目の信号を右折、ちょちょいと曲がって県道81号に入る。
ここまでくると寒さが一段と身を切る。
宇治に到着が4:30ちょい前くらい。
うっすらと東の空が白み始めて入るが、まだ夜闇。
この状況で滋賀との県境部を走りたくないので少し休憩を入れて時間稼ぎ。
コンビニに入って、たまらず足に貼るカイロを買って装着。
寒すぎる。
ようやく空が明るくなってきたのでリスタート。
宇治川に沿って県道3号を鈍く上る。
天ヶ瀬ダムで記念撮影して、アニキたちに御用メールを入れる。
そういえばここは何度も来ているがダムカードまだゲットしてない。そのうち。


↓天ケ瀬ダムで夜明け


ダム手前の上りが全行程最大の上りであとは平坦。
しゃしゃしゃと回して進む。
宵待橋まで来ると、前方が朝霧に包まれて全く視界不良になる。
まるで雲の中を走っているような感じ。
当然気温も上がらないので非常に寒く、喉が辛い。
せっかく暗闇を避けるために時間稼ぎしたのに、
余計に不気味なスリーピーホロウの世界をひた進む。
曽束大橋のところの電光板の表示は2℃。そら寒いはずだわ。
前後の車に細心の注意を払いながら黙々と進む。
立木観音のところま到達して、ようやく霧が晴れる。
天気はよいらしく、日が上がるにつれてみるみる気温が上がって救われる。
終着駅の石山寺駅を通過して、唐橋で瀬田川を渡る。


↓あの白い朝霧に突入していく


↓なんも見えん


↓終着駅の石山寺駅


しばらく走ってR1に合流。
まだ6時台は交通量が少ないので途中まで利用します。
車が増える前にしゃしゃっと通過しておきたかったのだが
寒さと空腹のダブルパンチ。
裏道に入るとお店もぐっと減るのでその前に補給。
ということで草津すき屋で朝カレー。
7:00ジャストにリスタート。
手原でR1と別れてR8に入り、野洲川大橋を渡って、
小篠原交差点で左折して国道に別れを告げる。
JRをまたく陸橋で対向から来た2人組ローディーと挨拶。
すぐの交差点を右折して県道2号に入る。
これで米原までは一本道。
あとは単調な景色と風との戦い。
微妙な斜め前からの風にペースが上がらない。
気温は見る見る上がっていつの間にか17℃。
集落と田園地帯を交互に通過しながら、少しにぎやかな近江八幡の市街地を抜ける。
すると前方に小高い山が2つ並んでいる。
安土山と観音正寺の山。この間の鞍部にある北腰越を軽く上って反対側へ。
愛知川を渡り、荒神山を避けるように、ジグザグ進む道をたどって、
南青柳橋を上るとようやく彦根市突入。
彦根城では桜満開で多くの観光客でごった返し、慎重に進む。
市街地を抜けて県道329号を進むとようやく伊吹のお山が顔を出しました。


彦根城は桜まつり


↓春爛漫


↓ようやくお山が姿を現した!


米原駅を少し過ぎて、陸橋でJRをくぐってR8に復帰。
西円寺の交差点で右折してR21に入る。ここから関が原までは一本道。
予想以上の寒暖の差で体力が奪われたのと、
ポカポカ陽気で睡魔がひどくてとても疲れてダラダラと走っていると、
後方から3人組のローディーがパスしてい行ったので挨拶をする。
会場も近いし、ちょっとウォームアップもかねてこのトレインに便乗する。
若干ながら上り基調(といっても県道110号ほどもない)で、30kmペース。
いつもぱしゃ君と一緒のときはこんなもんじゃないのでちょっと緩い。
でも便乗させてもらってるのに抜き返したりするなんて、ただの迷惑になるので
少しスペースを空けてヒラヒラついていく。
そんなこんなで10:15ごろに無事に関が原に到着。145kmでした。
ちょっと荷物が響いたのか腰周りが少しつらい。
できるだけ体力温存で来たものの、予想外の寒さもあって、少しお疲れモード。
しまったしまった。
とりあえず草津以降全く補給していなかったので、裏ローソンへ行ってどっさり買い込む。
先に受付を済ませて、kurubiさんと落ち合う。
kurubiさんは見るからにコンディションよさげで仕上がりバッチリといった感じ。
アップ不足だった六甲HCの反省を踏まえてくるくるローラー。
こちらはアップというにはあまりに長く乗りすぎてしまったので、
ひたすら食べて休憩。回復することに集中します。
それにしても暑い。日差しが強くて、朝の寒さがうそのよう。
それに、おととしの激寒の濃霧のイメージがどうしてもあって
しっかり厚着してきてしまったのだがこれはレースは猛烈に暑くなりそう・・・
オーバーヒートが一番力をそぐので何とか対策をしたいが袖をまくるしかない。
そうこうしているうちに11:00を回り、心配になってしおアニキにTELし、
お迎えにあがって3人集結。
3人そろって同じレースに参加するというのは初めてのこと。
強敵2人にかなり分が悪いけど、でも楽しくなりそうです。
といっていると、横から見慣れる方が挨拶にこられる。
なんと噂のhide-lifeさん!
はじめましてでござります!
hideさんは陽気で明るい感じなので、すぐに「あ、F・マッサだな」と思いました。
ということで、sidewindersの中で、
ライコネン、アレジ、マッサ、バリチェロの4人の歴代フェラーリドライバーで
伊吹山は臨むことになりました。(なんのこっちゃ)
色々お話などをしているうちに、そろそろお時間。
しおアニキは大急ぎでアップに出かけ、
kurubiさんはかわいらしいミスで受付へ。
ということでhideさんと2人でスタート地点へ移動する。
長丁場でペース配分が難しいので
初挑戦のhideさんに知っている情報をできるだけ伝える。
12:30になると会場は溢れんばかりのローディーで埋め尽くされる。
いよいよカテゴリーCの移動が始まる。
相変わらず足場の悪い路肩をゾロゾロと移動する。
最後の最後にhideさんとはぐれてしまい、
自分は長い待ち時間でお腹が冷えたので仮説トイレへ駆け込むため前へ移動。
するとしおアニキを発見し割り込ませてもらう。
てっきり番号順の出走かと思ってたら、
同カテゴリーで並んだもの順に30人ずつのスタート。
ということは・・・オーマイガットトゥギャザー!
しおアニキとマッチアップ!?
うへえ、戦略に長けたバトラーしおアニキとのマッチアップなんて恐れ多し。
しおアニキは今日はもうもんびり行きましょうといっているが、
これはもうすでに作戦が動き出しているに違いない。
ああ、どうしよう、思いがけず難易度が上がってしまう。
でも、一緒に走れるなんてめったにないチャンス。
自分のペースを崩さない程度にできるだけアニキのケツを追っかけよう。
とかなんとか言っている間に順番が回ってきてスタート!


↓スタート直前にしおアニキとパチリ!


30人ほどの集団の先頭でスタートする。
いつもはガガガっと飛び出すのがいるのだが、非常に穏やかなスタート。
きっとビギナーの参加者が増えて、長丁場のレースということで自重気味なのだろう。
おととしは、序盤に発作が出てペースダウンを余儀なくされ、
ラスト下ってからの上りで渾身のアタックが決まってのゴールだった。
そのイメージもあって、発作が出るのを嫌って、
序盤はあえてゆっくり目に入っても後半で盛り返せるだろうと考えていたら、
と、ゆっくりスペースを嫌ってしおアニキが軽くダンシングでペースをあげる。
序盤から少し離されてしまったのでこりゃいかんと
時間をかけて頑張ってしおアニキのいる集団に追い付く。
が、目の前で1人チェーンを落として急停車したものだから慌てて右へ避けて
再び開いた差を詰める。
なんか今回は明らかに遅い人でもセンターライン付近を走ってて、
どっちへ避けていいかわからない場面がたびたびあって、フラストレーションが溜まる。
どうにかコースの東端のヘアピン付近でアニキにほぼ追い付きかけた瞬間
再びアニキがアタックしていく。
さすが相手が嫌がる絶妙のタイミング。こらあ難儀だわ。
このまま追い付き→アタックの繰り返しをされるのが一番まずいパターン。
こちらとしては全く自分のリズムで走れず、ひたすら消耗してしまう。
すでに後手後手に回っている状況で、いかがなものかとあれこれ考えた策が、
とりあえず一定の距離を保ったまま後半に突入し、
得意な下り区間で追い付くのではなく、一気に追い抜くという作戦。
アタックが決まらない可能性も大きいが、こちらとしては一撃必殺しか手がない。
それまでは勝機をうかがってじっくり足を溜める作戦。
中盤、カーブ区間でアニキの背中が見えなくならない距離を保ったままじっくり上る。
勾配のきついところ緩いところで、多少差が伸びたり縮んだりしつつ。
斜度に合わせてインナーとアウターを細かく切り替えていったのだが、
途中アニキのことばかり気になり過ぎて、いつのまにかアウター縛りで走ってしまう。アホ。
それにしても今日は暑い。暑さで早くもオーバーヒート気味で非常に苦しくなってくる。
ボトルの水を飲みたいのだが、なかなかそんな余裕もなく耐えるのみ。
左側の景色が開けて、滋賀側の斜面をなめるように道が続く。
6〜7km地点からいよいよ苦しくなってくる。
前から落ちてきたのか、後ろからだったか、よう喋るミルラムジャージが
でかすぎる独り言を言いながら道幅いっぱいあっちこっち行くので、本当に困った。
ちなみにこいつはスルスル上がって行って、今度はアニキを困らせることになる。
7km過ぎから勾配が険しくなり心肺が乱れ始める。
結果的に序盤に一定のリズムで来れなかったものだから、
脈が怪しくなってきて胸が苦しい。
こういうときは少しペースを落として拳で胸をガツンガツントやれば慣れてくる。
心臓発作で死にたくないのでやむなく少しの間だけペースを落とす。
そして山肌が途切れているところから下り開始とばかり思い込んでいて、
意気揚々とペースをあげてカーブを曲がると…再び同じような山肌が延々と続く。
まじか?にせピークにまんまと騙されテンションだだ下がり…
しかも勾配が若干きつくなってきてペースが上がらない。
しおアニキもペースを落としていてそれほど差が広がる様子もないので、
こちらもペースを落としてとりあえず呼吸を安定させる。
でも本来、勝ちにいく戦略なら相手が苦しい区間で気張って追い付かなければならないのであって
今回の場合は間違いなくここが勝負どころだった。
走りながらそれは十分わかっていたのだが…
アニキがペースを落としたのを見て、アタックをかけるべきだったのに
自分も合わせてペースを落としてしまった・・・
調整不足とレース慣れしていないというのが如実に出た瞬間です。
事実上しおアニキとのバトルはここで決したと言ってもいいでしょう。
勝負どころと定めた地点よりも前に終わってました。
弱いなあ、ぼくちん。
ターゲットがいなくなったのもあって、この辺からもう気持ちが完全に切れてしまって
動きが極端に散漫になる。
8km地点で、大崩落現場があり、そこから勾配が緩む。
ここから一気の下りだと勘違いしてアウターに入れて進むが何気に上りが続く…
そういえばおととしは濃霧で平坦なのか下りなのか全く分からなかったから感覚で判断していたのだが
視覚的に緩いと早合点してしまった。
ここで一気に失速してしまい気付けば前後に誰もいない一人旅になってしまう。
さよならしおアニキ〜。
もうそろそろ本当の下りに入るという手前で、後ろから軽やかにkurubi教官が抜いていく。
ああ、軽そう〜。
こちらはまだアウターにかかったばかりで、
もう下りに入るからとそのままごり押しで上っていたので勢いがない。
そのまま下りへ突入するが、初速が全然なので結局40km出すのが精いっぱい。
最後800mの上り返しの入り口まではkurubiさんについていけたが、
コスカボがついていけない急勾配になって置いていかれる。
おととしはここから渾身のダンシングアタックで20人ほごぼう抜きしたのだが、
あの時よりもマシンも体も重量が増えてしまってキレがない。
足が売り切れだったわけでは全然ないのだが、
急勾配にコスカボがついてこず、体は暑さのせいで消耗している。
アタックどころかダンシングもままならない状況で、
下ハン握ったままじりじりと押し上げていくしかない。
とにかくリアの重さがずしんとこたえて耐える。
このラスト区間はきっと極端にタイムが落ちてると思います。
それでも最後300mで意地のアタック。重いマシンを無理やりダンシングで引き上げ、
目の前にいた3人ほどをぶち抜いてゴールに駆け込む。
手元のタイムではぎりぎり44分切ったかどうか。
自己ベストに遠く及ばないのは明らかだったのでちょっと期待はずれでした。
何より100%を出すという走り方を忘れてしまった…
タイムが遅くても、出し切っていれば十分満足だったが、
オールアウトできず余力が残ってしまったのは本当に駄目だった。
そして結局アニキとの差ばかりを気にしすぎて自分のペースを守れなかったのが反省。
ただアニキのおかげでぐいぐいひっぱってもらえたのも事実。助かりました。
色々と負担になっているものを取り除いて、
もう少しレースの組み立てとしてうまく立ち回ることができれば、
もっともっとよい結果を出せるとは思うのだが、
今回はとにかくすべてが裏目裏目恨めしや
結果は結果としてきちんと受け止めなくてはいけない。反省です。


↓反省会中。しおアニキんとこから拝借。


とにもかくにも無事にゴールに到着して一安心。
ガイドに沿ってチップ返却場所へ行くと、
先着していたしおアニキ、kurubiアニキのお出迎え、
それにasagiriさんまでおられました。
しばらくしてhideさんもゴールして合流。
みなさんお疲れ様でございました〜。
で、わなわなと荷物の受け取り場所へ。
おととしまでと比べて非常にスムーズに荷物を探すことができました。
で、道端にどしんと腰かけて、休憩と補給と反省会です。
今日は山上でもウィンブレが不要なほど暖かく、この気温も大きな要素でした。
あほなことですが、朝、自走の時にあまりに寒くて貼り付けていたカイロ、
そのままで走ってました・・・そらオーバーヒートするわな。
本当はここからゴール地点でカテゴリーOするため、
メガホンやらなんやら持参してきたのだが、今年は淡々とレールに沿って移動させられ
また応援している面子もおらず、出番なし。
それよりもどんどんゴールする人の数が増えて、山上の道はかなりごった返し。
まだ下山時刻までかなりあるというのに、下山を待つ列が果てしなく上まで続いていて
コレは並ばないといけないなあと焦って、移動するも時すでに遅しでかなり後方。
うむう。しまったしまった。


↓山上を埋め尽くすローディー


移動した先で談笑していると、外国の方から声をかけられる。
この人スタート地点でもお見かけしたのだが、全身BMCのスーツに、
オールイエローカラーをまとったスペシャルBMCバイクにまたがってかなり目立っていた。
聞くとBMC JAPANの広報さんか何か。
大会に参加しているBMCユーザーを撮って回っているので愛車を撮影させてほしいとのこと。
それはもう大歓迎です。いつも過酷なライドでもしっかり働いてくれている愛車です。
BMC最高!
帰って見たら、BMC JAPANのfacebookに写真が載ってました。
マシンだけ撮影するもんだと思って、かなり油断した顔に、前がガン開き・・・
撮るなら言ってよ〜。写真にはコメントがついていて、
「ゴールにて・・・お疲れ様でした。パーツを見事にコーディネートしたstreetfire」とお誉めいただいてます。
ちなみに木馬の最速最軽量のNさんも一緒に載ってました。


↓写真はBMC in JAPANのfacebookより。めっさ疲れてるやん!


さて、ようやく下山開始。こんだけの数が一斉に下るのできわめて慎重に、
落車や事故のないように行きます。
ショートコースになったとはいえ、なかなかの高度感と迫力の絶景が続きます。
やはり独立峰なので視界良好で楽しい!
ゴール付近は路肩に雪がまだ積もってました。来年こそフルコース開催できればいいなあ。
8kmくらいまではダラダラと下っていたのだが、ダウンヒルが苦手な人が多いのか
ダラダラと道幅を占領してあぶなっかしい人が多く、
痺れを切らして少しペースアップをして下っていく。
これ、リミットなしでダウンヒルしたらかなり面白いだろうなあとしおアニキと話す。
ただ落ちたら一巻の終わりだけど。
ズイズイぐんぐん下りながら、側道で待機しているスタッフさんたち1人1人に
ありがとうと声をかけます。
彼らは自分たちが上っている間、寒いふきっさらしでひたすら待機していたわけです。
せめてありがとうぐらいは言っておきたいもんです。
下に近づくにつれ、カーブが急な区間が増えて軽い渋滞が起こり始めたので
再び慎重にペースを落として下る。
ここは六甲と違って減速帯もないし、非常に楽に下れました。
ふぃーお疲れ様!
下山後は、kurubiさんとhideさんは車。しおアニキと自分は輪行です。
まあ、日暮れまでに大津までくらいまではいけそうだけど、
今日はもうお腹いっぱいなのでおとなしく輪行のつもり。
ただ関ヶ原駅だと電車の本数が少なく混むだろうし、
結局米原で乗換えをしないといけないので
じゃあ米原まで自走しましょうかとなりました。


↓無事に下山。おつかれっした!


↓オマケ。総監督が車からゲキを飛ばす?


さてkurubiさん、hideさんに別れを告げてしおアニキと米原まで20kmランデボー。
その前にどうしても炭酸が飲みたかったのでサークルKで即効チャージ。
最初にちょこっと上りがあって、そこを抜けると、基本米原までは下り基調。
さっき下山時にしおアニキが、ダウンヒルで思いっきり攻めたいなあみたいなことをつぶやいてたので
ここは先頭を譲って心ゆくまでぶっ飛ばしてもらう。
軽い追い風にも乗って一時50km超えのハイペースで快調に下る。
米原IC以降は少し交通量が増えたが問題なく、
他のローディーたちをパスしながらあっという間に米原駅
駅の周辺では輪行の準備をしている大勢のローディーたち。
考えることはみな一緒かと思いきや、服装とか見るとどうもレーシーじゃないので
きっとビワ1をしてきた集団でしょう。
そこに混じって2人ともいそいそと輪行の準備。
自分のは前輪をはずすだけのコクーンなのでたちまちパッキングして
先に改札まで行って電車の時刻を見るとあと8分で新快速が来る!
その次は40分先しかない。と慌ててしおアニキに連絡を入れて
ドタバタで乗り込んだ瞬間にドアが閉まる。
ん?何か忘れてる?あ!アニキのご褒美のビールを買うのを忘れてた!
時間に気をとられてすっかり忘れてました・・・すんまそん。
電車では、レースのことや子育てのこととか色々お話しているうちに
京都まではあっという間。やっぱ速いねえ。
ということでアニキとはここでお別れ。
京都からは激混みなので座席を立って、
コクーンを縦置きしてできるだけ邪魔にならぬよう工夫する。
新大阪に着いたのが18時くらい?
そこから自宅まで自走し、帰りに十八番でご馳走を買って帰る。


走行距離: 203.67km(レース走分も含む)
TOTAL: 2773.5km