VIVA!霊仙山!
ちょっと時間が経ちましたが、先日のお山の話をば。
このところの体調不良もしかりだが、
年なのか休日になかなか早起きできなくなってきていて、
お山やら自転車やらの出動が間に合わなくなって、
結局ダラダラとした休日を過ごしてしまうというのが続いていて、
そんな体たらくを棚に上げて、
やっぱり山へ行きたい、ロングライドに行きたいと
気持ちだけが先走っているのだが、
この週末は何が何でもお山に行くんだと気合十分で就寝し、
睡魔の誘惑を振り切って早朝の電車に飛び乗りお山へ。
今回のターゲットは、鈴鹿山脈の北限に位置し、
百名山の伊吹山と正面向かいにある霊仙山。
以前、真冬に雪山登山で訪れたのだが、
その時は6合目でホワイトアウトに遭い、
無念の途中下山で山頂を踏めずに、ずっと宿題になっていた。
本当ならもう少し早め、
一面雪の白い世界のうちに訪れる予定だったのだが
絶不調のコンディションでずれ込んでしまった。
これ以上遅い時期になるとヒル地獄として有名なお山なので
またしばらく登りそびれる恐れもあり、満を持してのタイミング。
6時台の快速に乗り、どんぶらこっこと米原まで。
そこで乗り換えて、1駅先の醒ヶ井駅に到着したのが8:35。
以前はここから醒ヶ井の養鱒場まで路線バスがあったのだが、
すでになくなってしまっているので、
仕方なくここから4kmほど歩きます。
↓醒ヶ井駅
なかなかお天気が素晴らしいのだけど、
すぐに暑くなって上着を脱いでテクテク名水の集落を歩く。
40分ほどで養鱒場に到着。
しかしここが登山口ではなく、
ここからさらに4kmも退屈な林道をひたすら歩く必要があります。
アプローチが遠いよ〜@@
単調な谷沿いの林道をとぼとぼと歩いていると、
何台かの車が通り過ぎていきます。
車だと登山口まではすぐだからいいよなあと愚痴りながら
黙々と長い長い舗装道路を詰め、
ようやく1時間30分ほどかけて榑ヶ畑登山口に到着。
この日は行楽日和というのもあって、
随分下の方まで路駐の車がズラリ。
小さな東屋で登山届を出して、ようやく山歩きスタート。
ゲートをくぐって、進んでいくと、
うっそうとした森の中に、
随分前に放棄された集落の残骸へと分け入っていきます。
雪解けの水が足元を腐らせてぐじゅぐじゅなので、
足の置き場を選びながら進んでいくと、
小さな山小屋かなやに到着。
越冬缶ジュースは残念ながら売り切れておりました。
ここから湿っぽい谷底とさよならをして、
一気に急な登りを弓なりになぞり、
小さな尾根にぶつかるところで一気に直登で上まで。
汗拭き峠ではたくさんの人が一服を入れていましたが、
混雑を避けて、ここはスルーしていきます。
大所帯のパーティーに道を譲られながら回廊を伝っていきます。
小さな岩場を乗越てから先は
南側の斜面をなぞるようにして道は続く。
大洞谷源頭と呼ばれている、
下から合流するかのように沢がぶつかる地点で、
道は急に向きを変えてジグザグ折れてゆく。
そこそこペースを維持して登ってきたので、
オーバーヒートしてしまい、ここで上着を脱ぎます。暑い!
少しばかり急登を詰めると、
木立が並ぶ広々とした緩斜面に出て、
トレースに従って進んでいく。
しばらくすると北川が開けた見晴台と呼ばれる五合目に到着。
山の管理の方々が重い資材を下ろして休憩されていてご挨拶。
しばし、遠くに見える琵琶湖や長浜の町並みを眺めて、リスタート。
ここから前方に立ちはだかる
こんもりとした山の塊に取り付いて、
大きく右側にトラバースするように
山肌を横切りながら山上を目指すのだが、
ここからただでさえ急斜面になるのに、足元の具合がすこぶる悪い。
冬の間にしっかりと積もった雪がすべて溶け込んで、
地面がまるでチョコレートフォンデュのように
ひどいぬかるみになっている。
足がとられたり、ドロドロになるのはまだいいとして、
足を差し出した瞬間に、スリップし、
斜面なので滑り落ちるような感覚をどうにか踏ん張ってこらえる始末。
まるで一人ローション相撲のような様相。
トレッキングポールを取り出して、それを支えに進むのだが、
それでも油断をしていると、
ズルッ、ツルンと転倒しかける。
思わぬトラップに大苦戦してペースは大幅にダウンしてしまいます。
ようやく急な斜面が落ち着いて、滑り落ちることはなくなったが
足元の状態は変わらずで、
登山靴にべったりまとわりついた泥が重みを増してゆく。
まるでスノーシューを履いて
ぺったんぺったんと前進するような足取りで、
どうにかこうにか中腹の6合目までやってきました。
ここから先は大きない木々がなくなり、
低い芝と、点在する岩のフィールドをジグザグに詰めていきます。
足元の具合も、少しずつまともな土に変わっていき、
歩きやすくなってきました。
遠く北側に再び琵琶湖の姿が見え始めました。
この急斜面が意外とあって、
ジグザグジグザグと岩の間を抜けながら登っていくと、
途中見覚えのある岩と木の姿が。
全開、深い雪の頃にアタックした際に撤退を決めた場所です。
あの時は雪に乗じて、6合目からほぼ直登してあそこまで詰めたのですが、
そこから先、完全なホワイトアウトで前後不覚に陥り、
無理をして先へ進んでしまったら、
もう絶対降り口を見つけられないと、後退しました。
このあと予想以上に広大な山上を目の当たりにして、
あの時の判断は間違っていなかったなあと改めて感じました。
雪の季節でなくても、悪天候でガスっていたら、
結構道迷いの危険が高いと思います。
そこからもう少しだけ登ったところにお猿岩があり、
ここが七合目。いよいよ山上にやってきました。
前方を見ると、広大なフィールドが広がっていて、
低い芝の草原にぽつぽつと白い岩がむき出しに点在して
見事なカルスト地形を見せています。
予想以上のスケール感に足取りも軽くなります。
振り返れば、豊かな水をたたえる琵琶湖がぽっかりと浮かんでいて
まさしく絶景。
関西でこれほどまで気持ちのいいお山もなかなかないでしょう!
↓長浜市街
開放的な山上に出てからは悠々と歩きます。
いまだに残雪が名残惜しそうに横たわっているところでは、
雪をすくったり、足跡をつけたりしながら、進みます。
にょきにょきと映えるように点在する岩をかいくぐっていくと、
小さな池があり、そこが八合目。
そこから右に視線を振ると、
うっすらと白い雪を纏った大きな山の塊が見え、
そこが霊仙山のピークのようです。
トレースはそちらへは向かわず、
まず前方に連なる尾根の一番高いところ、
経塚山をめがけているのでそちらへと向かいます。
↓カルスト台地をさらに進む
少しずつ上りをこなしながら
ゆっくりと大きくなっていく霊仙を仰ぎ見る。
まだあそこはかすかに冬が残っているようで、ワクワクする。
そうして振り返ってみれば、
ここまで歩いてきた山上の庭園がずらーっと広がっていて
これがまたたまらない。
これ、最高に晴れた真冬の日だったら、
一面の銀世界なんだろうなあ。
しかもすぐ向かい側には、伊吹山が堂々と鎮座しているし、
その脇から、白無垢の白山や御嶽山が
ひょっこりはんと顔を出している。
大阪からほぼ新快速一本で行ける範囲に
こんなアルプス感あふれるお山があるなんて!
いやあ、山を満喫してますよ。素晴らしい。
↓伊吹山越しの白山
えっほえっほと登りを詰めて、
尾根のピークである経塚山に到着。
ここで少しだけ補給タイム。
何しろ朝はサンドイッチしか食べてなくて、
お腹がペコペコ。
もう山頂までは持たなそうなので、
ここでおにぎりを2つほどパクパク。
しばし休憩ののち、
目の前にどーんと構えている本丸へと出発します。
この霊仙山はちょっと変わっていて、
双耳峰という扱いでもないのですが、
”山頂”と呼ばれるピークと、
”最高点”と呼ばれるピークの2つがあります。
どちらから行こうかと悩んで、
ひとまず左側にある最高点を目指します。
大きな雪渓を横目に、ほぼ直登するような形で斜面に取り付きます。
うっすらと雪のパウダーと、
そこからようやく顔を出した緑を踏みしめながら、
上り詰めて最高点に到着したのが11:55。
醒ヶ井の駅から出発して約4時間30分の行程でした。
ここからの眺めもまた素晴らしく、
北側には伊吹山と右手に広がる大垣市街、
そして南東の奥には伊勢湾が山の間に横たわっている。
そこから南側には鈴鹿山脈が縦に連なっていて、
右手側に湖東の町並み。
いやあ、絶景です。
しばらく景色を堪能したのち、
もう一方のピークへと向かいます。
一度鞍部まで下っていきますが、
案の定、足元が緩いので、スリップしないように慎重に下り、
そこから、まるで洋菓子のようなシルエットの”山頂”に向けて、
最後のひと登り。
そうして、こちらの”山頂”も無事に到着。
さっきの”最高点”よりもこちら側の方が琵琶湖がよりはっきり見渡せます。
ちょっと時期的に遅きに帰した感があったのだけど、
こちらには低木にまだ樹氷めいたものが張り付いていて、
ちょっとしたオマケが嬉しかったり。
せっかくスケール抜群の絶景が広がっているのに、
あっさり下山ももったいないので、
さっきの補給で残していたカップ麺をいただきます。
インスタントでも、この絶景を前には十分なごちそう!
↓伊吹山方面
↓プチ樹氷
20分ほど滞在をして、いよいよ下山をします。
雪渓で遊びつつ、経塚山まで戻ってきましたが、
また同じルートというのも味気なく、
あのドロドロの斜面を下るのは想像しがたいこともあり、
もう1つのルートである柏原コースへ向かうことにしました。
経塚山の直下で道を折れて、雪渓を横断しつつ、
向こう側の山にポツンと立っている避難小屋へ向かいます。
中は本当に簡素な造りですが、
真冬や荒天時に雪や雨風を防ぐには貴重な避難所になります。
小屋から少し進んでいくと、
その先が一気の激下り。
まだ足元がしっかりしているのでスリップの心配はないが、
慎重に下ります。
暗部に降り立つと道が分岐していますが、
谷山谷ルートは台風等で荒れ具合がひどいため
通行止めになっているので、そのまま向かいの起伏へと進みます。
ここから、赤テープを頼りに、
ほとんど獣道寸前に頼りない道を進んでいきます。
夏ならばしっかりとトレースがあるんだろうけど、
まだ雪解け間もない時期で、
こちら側のルートを歩く人も少ないようで、
よくよく先を確認しながら進みます。
そのまま進んでいくと目の前を小さな沢が斜めに横切っていて、
ちょうどそこが日陰になっているせいで、
残雪がしっかりと溜まっている。
そこでルートを見失ってしまう。
雪だまりには登山者の踏み跡もついておらず、
沢の先を見渡しても赤テープらしきものは見当たらない。
そのまま横断していくのか、それとも右手に沢を登っていくのか、
あるいは左手に沢を下るのか???
ここは焦らずじっくりと見極めようと目を凝らすと、
左手前方に、うっすらとトレースのようなものが見える。
方角的にはちょっと違うような気もするのだが、
とりあえずそちらへと進んでいくと、
そこを進んでいくとちょっとした広場のようなところに出た。
トレースはうっすらながら先へ進んでいるのだが、
どう考えても谷山谷方面へと向かっているので、
一度ザックを下ろし、現在地を確認する。
幸い広場からは伊吹山も見えるし、
ふりかえればさっきの避難小屋も見えるので
地図と照らし合わせながら現在地を確定すると、
やはり柏原ルートから外れているようだった。
さっきのポイントまで戻ろうとすると、周辺の木立がざわつく。
もしや熊???と構えて、周囲を確認すると
何頭かの鹿が、一目散に逃げてゆくのが見える。
あのトレースは彼らの生活道だったようです。
とりあえず、このまま進むわけにもいかないので引き返しますが、
山の形状から判断するに、そのまま戻るよりも
稜線へ直接向かった方が早かろうと、林の中をごそごそ進む。
足元をよく見ると、丸っこいチョコボールのような鹿のフンが辺り一面に。
しばらく登っていくとなだらかな部分に出て、
その前方に登山客の姿を発見!
ようやく正規のルートに戻れました。
やはりさっきの雪だまりの沢を登っていくのが正解のようでした。
復帰したポイントからは急な下りとなります。
ここら辺も雪が結構残っていて、
ルートが全く埋もれてしまっていますが、
はるか下に、小さな標識のようなものが見えているので、
どうにか行先がわかりました。
急な斜面の緩い箇所を選んで
尻セードでズシャーとやったのですが、
途中雪がボコッと陥没をしてはまってしまいました@@
エイホッと抜け出して、看板まで再び尻セードかけて降りる。
そこからは、東の養老方面へと続く山並みと、
そこに刻まれた林道のラインが見えてきました。
ちなみにあの林道は、
員弁方面へと出るための道で柏原方面へは行かないので
うかつにそちらへ行かないように注意が必要。
しばらく林道とランデブーするようにして登山道が続いていきます。
登山道が林道とサヨウナラをするポイントで、
正規のルートは反対の斜面へと続いていて、
それとは別に、もう一つ
そのまま稜線を上がっていく細いトレースを見つける。
恐らく電気関係の作業用のものだろうが、
ちょっと頭に入れておく。
正規ルートを進んでいくと、さらに分岐があり、
そこには標識が立っている。
そのまま斜面を下りるように進む河内道は通行止めになっていて、
斜面を下りずになぞっていく柏原道へ標識通り進む。
しかし、この斜面に取り付けられた道が徐々に頼りなくなっていき、
本当にこれが正規ルートなの?と思うほど。
それでもさっきちゃんと標識もあった訳だし、進むしかない。
すると、広範囲にわたって雪がへばりついた斜面に差し掛かる。
その先のルートがどうなっているのか一切の目印が見当たらないうえに、
そのまま斜面を横切るにはあまりに危険な状況になってきた。
慎重に雪をかき分けて谷へ下るようにして横断するか、
あるいは、斜面を無理やり登り返して稜線へ出るべきか…
いずれにせよ、そのままのレベルで横切るのは、
雪がなくても険しすぎて難しい状況。
これ本当に正規ルートなの???
さっきの道迷いの件もあるし、とりあえず、
もう少し前進して、違う角度から周囲を見れば
ここから見えない位置に赤テープがあるかもしれないから
それで落ち着いて判断しようと、
目の前の雪だまりに足を踏み入れたのだが、
その瞬間、ごぼっと足元の雪が崩れて、2mほど落下。
ひや〜危ない!!
足を少しくじいてしまった以外には他にけがはなかったけど、
ちょっとヒヤリとしました。
どうにかさっきの場(そこまでは間違いなくルートとはっきりわかる地点)に戻り、
そこから雪の多い谷へ下るのをやめて、
稜線を目指して急な斜面をやみくもに上ります。
そういえば、さっき林道と別れる地点で、
作業道があったはずだから、
そこを一時的にたどれば正規ルートには戻れるだろうという判断。
道なき道をよじ登ってどうにか稜線に出ると、
一定間隔で作業用の赤い杭が打たれていて、
そこをなぞって稜線のピークに出る。
周囲を見渡すと、東に大垣の町並みが見え、北側には伊吹山。
この日は晴れていて進行方向がよく確認できるから、
まだ迷っても安心して、とりあえずこっち方面と進めるのだが
本格的にこの山塊に入るのは初めてだったし、
これが天気が良くなかったら、相当迷っていた危険性もあるなあ。
ピークから、伊吹山の見える方角の斜面を下っていくと、
中腹で休憩をしている女性がいらして、
念のためこっちで合っていますと聞くと、正解ですとの答え。
彼女も、自分と同じポイントで正規ルートを断念して、
こちらに迂回してきたそうです。
そこからすぐ先にあるY字に枝分かれした松のある場所で
正規ルートに復帰しました。
そこから先は明瞭なトレースを伝って、六合目まで。
なんか八合目からの区間は、
迷いに迷いまくってとっても長く時間が感じられました。
六合目から再び谷を下っていきますが、
ここでも依然としてまだらの雪面が残っていて、
トレースをかき消しています。
トレースなのか、雪解けの水が集まっている小さな沢なのか、
何本もの筋が谷から放射状に延びていて、
しばらくはでたらめに谷を下って行ったのだが、
知らぬ間にルートが左の尾根へと
離脱するのを危うく見逃してしまうところでした(汗)
そこから、再び稜線を歩くのだが、
通せんぼするかのように胸まである雪の塊が行く手を遮ったり
トレースを消してしまっている。
だが稜線上では、ルートを迷うこともないので、
そのままその雪を乗り越えて稜線をなぞってゆく。
しかし、これほど高度を下げているというのに、
まだこれだけの雪が残っているとは、
この辺は立派な豪雪地帯と言っていいのかもしれないなあ。
そうして五合目に到着。
五合目を過ぎると、左手に管理された杉林が続き、
トレースもしっかりしたものになってくる。
時期に前方に黄色いコンテナが見え、
それが四合目の避難小屋。
四合目から三合目までも
比較的穏やかなトレースをえっほえっほと下っていく。
順調に高度を下げ、距離も詰めて、二合目まで下りる。
二合目のところはちょっと広場のようになっている。
次はどちらへ進むのかと思ったら、
倒木が行く手を塞いでいる谷底が正解のようだ。
そのまま狭い川底にたどり着くのだが、
この冬の雪の重みのせいか、
斜面の上部から何本のもの木が倒れかけてきて、
沢を埋め尽くしているし、
足元もルートが明瞭についているわけではなく、
沢の中の安定している石をつないでいくような感じ。
これで本当に正規ルートなのかと思うほど荒れていますが
他に迂回できる余地はないので、
上からの落石や倒木に注意しつつ、慎重に抜けていきます。
ようやくっまともな道に出てしばらく進むと一合目。
ようやく終わりが見えてきたのかなあと安堵しましたが、
しかし登山口まではまだまだ長い距離がありました。
未舗装の林道に出て、
そのまま牧場のようなところを横目にひたすら歩きます。
さらに林を抜けて、名神高速とぶつかるところが柏原登山口。
一合目から30分かかりました。
ふぃ〜。
しかし、ゴールはもちろんここではなく、
さらに10分ほど集落を歩いてJR柏原駅に到着。
いや〜下りは下りでは長い道のりでした@@
ということで約7時間の山行を終えました。
↓柏原駅
長い長いアプローチは難儀ではあるけれど、
素晴らしいロケーションとスケール感のある山に大満足でございました。