記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

トリオ de 伊賀

日曜日。
久々のロングライド。
急遽うめさんも参戦して、うまいとろろ飯を食いにいざ伊賀へ。
パンも好きだが、日本男子たるものがっつり米をいただきたい。
伊賀へはR163一本で行こうと思えば行けるのだが
それじゃあ面白くないし、何より路肩狭小&大型車を含む交通量過密なので
それを避けるルートで、自然と山岳コース。


6:00起床時、天気を確認するとポツポツ雨。こりゃちょっとマズいかと思ったが、
予報やら、雲の動きをチェックすると問題なさそうなので開催。
7:00にいつものところで合流。うめさんはロングライドが初なので無理のないように。
まずはダラダラと、第二京阪経由で清滝を目指す。
路面はまだウェットコンディションなので注意して走行してたのだが、
R163を北寺方の交差点でいきなり大事件。
その交差点を右折して第二京阪方面へ向かうのだが、赤信号になったので右折レーンで待機。
青になっていざ右折と思ったら、後ろでカシャーンと大きな音。
何事と思ったらぱしゃ君が、ゼブラゾーンで足をとられて思いっきり転倒。
停止状態から動き出したのでおそらく10kmも出てたかどうかだけど、
頭から地面にクラッシュし左半身を強打した様子。
マシンに大きな損傷はなかったが、ヘルメットは一部割れてしまった。
体も擦り傷がひどいようだったが、問題ないようだったので続行。


ファミマで一息後、清滝を上ります。
今日はツーリングモードを徹底して、TTモードを封印。
ゆったり目で上る。ホテル過ぎくらいからぱしゃ君が遅れだすが、
うめさんと一緒に先に上がっておく。
ゴール地点ではローディーさんが5人ほどおられた。
上がってきたぱしゃ君にはっぱをかけるがやる気ナッシング。
そのまま反対側へ下り、R613を木津まで。
そこからしばらくコンビニがないので、駅前で一旦補給。
県道47〜恭仁大橋を越えてR163に再合流。
やはりちょっと交通量が多く、路肩があってないような悪路なので
相談の上、山岳コースにエスケープして伊賀上野を目指す。
県道5号でいったん和束へ。
ローソンは今日もローディーでいっぱいだった。


休憩なしで三国越林道を上ります。
ここは12kmアップダウンが幾度も襲ってくる面倒くさいコース。
えっちらおっちら茶畑広がる9%前後の上りを上がって行く。
視界が全然広がらない山道は、一人で上ると非常に精神力と忍耐力が必要だが
人と走っていると気がまぎれる。
上ったと思ったら下って、下っては上って。
童仙房の集落で補給。和束〜伊賀上野間でこの1か所しか自販機がない。
5,6人のローディーの集団さんが先におられたのでごあいさつ。
みなぱしゃ君のハデハデビアンキに目を奪われていた。


↓ぱしゃ君のキャバ嬢Bianchi


はてさて、三国越林道の前半戦が終了。まだまだ残り13kmあります。
野殿の集落までに1回、島ヶ原の分岐までに2回、10%近い坂を上り
ようやく三国越林道の東側へ到達。ここからは6km延々の下り。
途中の展望台で一休み。雨は心配なっそうだが、
終始薄曇りであまり遠くまで見えず。
ここでウィンブレを着て正解。下りはやっぱり寒すぎ!


↓三国越林道(東側)


県道138〜680とつないで目的のお店に到着。
バスツアーの団体さんがいたり、何かTVの取材らしきクルーがいたり賑わってたが
すんなりと入れた。
もうおなかペコペコです。早く美味しいご飯を食わせてください!
頼んだのは麦めしとろろと牛タン定食1380円ナリ。
山盛おひつごはんに、伊賀芋のとろろ、そして自分で石焼できる牛タンに、
小鉢までついてボリューミー♪
ウハウハいいながら、米をかきこむ。うまし!
食がどんどん進み、大盛りお代わりをお願い。
するとおひついっぱいに超大盛りサービス、ありがとさんです。
あまりに多くてぱしゃ君は残してしまうくらいだった。


↓とろろ庵・伊賀路 ご飯のお代わり自由!


十分腹を満たし、休憩もしたので、あとは寝るだけ…とはいかない!
さっさと帰ります。
外に出ると、行きよりも風が強くなってる。しかも向かい風。
ヒーヒー言いながら、上野盆地を西へ西へ。
行きし山岳コースになって、負担が大きかったので、別ルートでというリクエスト。
R163を出来るだけ避けながら、加茂まで抜ける作戦。
大和街道をずっと進む。途中一旦R163をまたぎ、関所跡のある丘越えをして月ヶ瀬駅。
そこからR613には戻らず、高山ダム方面へ。
途中木津川を渡ったところの看板に、「抜け道あり、斜度30%」というのを発見。
これは行っとかないかんでしょと、あやしい道を行ってみるが、
完全なけもの道で、あんなのMTBでも無理、ということで引き返す。
えっちらとまたも上って高山ダム。
記念撮影がてらちょっと休憩。くっちゃべってるとダムカードを欲しいということになったので
傾斜のきつい階段をすべりながら上って、3枚ゲット。


↓高山ダム


そこから戻って、R163。大河原〜笠置はほかにルートがない…
案の定、車がビュンビュン走ってて怖い。
路肩はあってないようなもので、白ラインが道のギリギリにひいてあるだけ。
車の方もセンターラインを少しオーバーしないとチャリを追い越せず、
中には対向車がきているのにはみ出して追い抜いていくので、コワイコワイ。
そして1km近いトンネル。後ろからどんどん車がバッシングしてくるが、
そんなんされてもこちらももう道のギリを走ってるし、とにかく全力で抜けるしかない。
命からがら抜けきって、一旦笠置駅前で休憩。
時間帯的にも車が増え、やっぱりR163は危険と判断して、木津へ抜けるのを断念。
再び山越えになるが、県道33号〜R369で奈良市街へ抜けることにする。
この道がまたちんたらぽんたらと長い上りなのです。R110を少し強めにしたような感じ。
みんなそろそろお疲れモードに入ってきています。
なんとか東大寺の裏まで来るころにはもう日暮れです。
平城京跡横を過ぎたあたりから無性にお腹が減る。
たらふく食べた昼飯はどこへいっちゃたのでしょう?
あまりにお腹が減るので、ちょうど近くに行きつけのお店があるのでそこに寄ることに。
ひさびさのパパ・ド・ウルスで、ソーセージ三昧。
うんまあ、ビール欲しい!
と言うのを我慢して、飯を食べる。
お腹が見たらせると幸福ですなあ。
でもここで、気を緩めたら、家まであと40kmがしんどくなるので、ほどほどに休憩したら再スタート。


↓パパ・ド・ウルスのソーセージの盛り合わせ


ここからはもう余計なルート検索は考えず、ならやま大通りを突っ走ります。
ドンツキまで来たら、R163に戻り、裏清滝。
旧道に分岐してから、トップまでうめさんがスパートしていいですかというので、
そのスパートに大人げなく反応して、ぶっちぎってしまう。スマソ。
そこで一旦ぱしゃ君を待って、下って、ようやく帰ってきたなあという感じ。
門真IC付近でうめさんとはお別れ。
あとは城北運河をダラダラと戻っておしまい。



獲得標高:2288m
走行距離:171.66km
TOTAL:7201.22km