記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

ひさびさの昼練

金曜日の夜練がぱしゃ君の発熱でお流れ。
かわりに土曜の晩に一人でどこかへ行こうかと思っていたのだが、
家族で某ホテルのクオリティーの低すぎるディナーバイキングに行って、
ヤケ食いを起こし、リバース寸前の満腹状態で、一晩苦しみぬくことになり
結局出動できず。
これじゃいかんと思ってたら、日曜日奥さんと娘が先に出かけてしまったので
夕方までの空き時間に軽く走ることにする。
とりあえずぱしゃ君にTELしてみると寝てたらしく、
洗濯したいのでということで1時間後に約束。


で、13:00くらいにお迎え。
今日はぱしゃ君が勝尾寺に久々に上りたいというので、手始めにそこを上って
その後、鈴鹿のメインストレートの緩斜面対策に、県道110号へ行ってみることに。
ぱしゃ君は前夜は飲んだくれてたようでイマイチ覇気がない。
かくいう自分も前日の暴飲暴食をまだひきずっていて腹も腰も痛い。
飯を食べる気しなかったのだが、ぱしゃ君が前日から何も食べてないというので
ラーメン屋へ行って流し込む。グヘッ、もう無理だ、もう何も食べれねえ。
リスタート後、関大前〜千里丘越え〜県道121号といつものルートで北摂を目指すが
暑いのなんのでバテバテ。
このところ夜にしか出動してないので直射日光にめっぽう弱くなってる。
千里丘の丘越えだけでももう疲労困憊。
ぱしゃ君も尋常じゃない汗に溺れそうなくらい。
帝釈寺のところのサークルKで一旦休憩後、西田橋。


3ヶ月ぶりの勝尾寺。ぱしゃ君にいたっては去年の7サミッツ以来。
ここはコースをロストする心配もないので、各々のペースで走ることにする。
アルパカ走法のぱしゃ君を置いて、アウター縛りで22,3kmペースで上がっていく。
山間は少し暑さが和らいでいるものの、体中がカッカしていつもより疲れる。
三叉路で9:00くらいで、まあ悪くないペースかなと思ったが、
そこからの1.2kmで大失速。なんか暑くて頭が痛いし、足に力が入らず。
中からこみ上げるものを抑えきれずにゲーゲー言いながらダレッダレの状況で、ゴール。
14:40。
今日は全くダメダメ。元々このコースはどうも苦手だ。
しばらく休憩後にぱしゃ君をお迎えに上がる。
残り800mくらいのところでぱしゃ君を発見し、先行して曳く。
ぱしゃ君も暑さとバッド・コンディションのせいでゲロゲロ。
ただ、ゴール直前の勾配だけは、気合を入れて鋭いアタックしてゴール。
20:30でした。
TT終わって、しばらく日陰でぶっ倒れる。
こんな真夏日にTTしたら死んでしまうわ。
いつも以上に疲労がすんごい。


これで帰ったら男が廃ると、三叉路から直進してとりあえず泉原まで向かう。
この微妙な区間がまたいやに上ってて面倒くさい。
明治の森のところで休憩しているローディーさんにご挨拶。
途中の12%のところで、ぱしゃ君が勢いで上ろうとダンシングするが、
ギアの調子が悪く、勝手に変速してぐらつく。早く診てもらいな。
天狗岩との分岐を過ぎたところで、女性を含む3人組さんとすれ違いご挨拶。
泉原まで下ってきて、ここから上福井まで一気の下り。
途中で赤LOOKの方とすれ違いご挨拶。
下りながら、ぱしゃ君が「長い長い」とこれからの上りに向かって萎え始める。
今日は空気圧をいつもの8.2BARから一気に7BARまで下げてみたのだが、
そのおかげで下りでの恐怖感が少しなくなった。(慣れたせいもある?)
スタート地点で一服。


ぱしゃ君、完全に暑さでバテバテでコンディション下がり気味。
自分も暑さで疲労しているが、日が落ち始めて気温が若干下がって、
ちょっと回復してきたので、自分が積極的に曳くことにする。
自分はアウター縛り。
全長10.6km、標高差406m、平均3.6%、最大9.2%の県道110号(南)。
こないだの六甲と比べれば全然なはず。
ユニバーサル園芸の交差点まではほぼフラット。25km以上で進んでいくが、
ぱしゃ君の消耗が予想以上で、すでにちょっとずつ遅れていくので、
20kmペースに抑える。
県道1号との分岐から、じわじわと斜度が上がり、ぱしゃ君が苦しそう。
とりあえず15kmは切らないというところで設定して、必死に声かけて引っ張り上げる。
じりじりと後退しては、声に反応して上げて追いつくというのを繰り返し、
ペースが乱れた状態で、かなり苦しい感じ。
ぱしゃ君が「中間のところ(泉原)で一回休憩しよう」としきりに泣きついてくるが
ここはスピードはともかく、ノンストップ、上りっぱなしでないと意味がないので拒否。
とにかく根性とスタミナをつけるんさあ!
ただし、このペースで続けると間違いなく完走できないので、
泉原から一気にペースを落として10km前後にする。
忍頂寺との分岐の手前で、TTモードの青ピナレロさんに一気に抜かれる。
なかなかいいペースで上がっておられるようで、
自分も軽く火がついたので追跡したい気持ちに激しく襲われたが、
真後ろで虫の息のぱしゃ君を見捨てるわけにはいかない。
初コースで終わりが見えずにまだ4kmも残されて、
ボロボロの状況で置いていかれたら誰でも泣いちゃう。
本気アタックはいつでもできるので、ここはアシストに徹する。
自分のペースではなく、アシストするというのも簡単そうでなかなか大変で、
これはこれで、速さではない練習になるのです。
消防署のところから、少し斜度が上がり、ぱしゃ君がジワジワと遅れ始める。
もうしゃべる気力もないようで、汗びっしょりの顔は血の気が引いている。
時折、「長い」「まだか」と小さい声でつぶやきながら、
ほとんど下を向いたままかなりこたえている状態。
それでもゆっくりと確かにペダルを回し続ける。
棚田を左手にじっくり上ったら、右に折れ、
ここから多留見峠までの一番斜度がキツイ区間に差し掛かる。
ここでダンシングを開始するが、ぱしゃ君は生も根も尽き果てた感じで、
力なく遠ざかってゆく。
見通しが良い区間だし、こちらが合わせてペースを落としたら
甘えて止まりかねない勢いに見えたので、声をかけて引っ張り上げる。
無事に峠を越え、ここからは道なりに平坦なので、お先に1人旅。
30kmまでぐいっと上げで、ゴリゴリゴリっとゴールまで。
38:19。
そのまましばらくゴール地点で休みながら待っていると、
ヨレヨレもぱしゃ君がやってきて、その場でバタンQ。
どえらい疲れております。
それもそのはず。斜度は緩けれど、40分回し続けたのだからね。
六甲の時も大変だっただろうが、あれは足つきがあったし、
全くノンストップでまあまあの負荷で上り続けるというのは、
根性とスタミナを養うにはもってこい。よう、がんばりはった。


↓ぱしゃ君の抜け殻


そこから本当は余野へ下ってファミマで休憩後、高山と考えていたが、
ぱしゃ君の具合をみたらもう上りは無理。
息が整うまでしばらく休憩をして、自販機のある泉原までとりあえず下る。
商店のおばちゃんと軽くお話しをしながらがぶ飲みをして、
そこからユニバーサル園芸まで快適な下り。
でもぱしゃ君は疲れすぎてそれほど回せず。
彩都〜万博外周〜山田〜南千里といつもの道を帰る。
千里丘の下りで、こっちはもうこれ以上避けれないところを走っているというのに
悪質な車に何度も悪意あるクラクションをならされ、イラッ。
おまけにわざと幅寄せをしてきて、ぱしゃ君は危うく後輪が車にヒットして転倒するところだった。
ここは自分も一度事故に遭っているし、
住宅地のど真ん中を通る割りに交通量が多いと知っているので慎重にも慎重に走っているのに。
何の意味で鳴らしてるんか知らんが、
チャリンコ1台追い抜けないほど運転に自信がないなら免許返上すればええねん。
あるいは危ないと思って鳴らしてるなら、オマエこそ危ないんやからスピード落とさんかい。
アホボケカス。
ナンバープレートも車種も全部覚えてるからどっかにばら撒いたってもええねんど。
まあ善良なネット住人&ローディーなのでしないけど。
それにしても野田ナンバーとは見慣れぬ。(千葉の田舎らしい)
川沿いを走って新大阪で終了。


走行距離: 81.09km
TOTAL: 4263.79km