記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

激坂でびゅう

火曜日の晩。
伊賀以来8日ほどの休養明けで夜練。
今日のテーマは、ギアチェンして人並みのギア比になったウメさんを激坂へご案内する。
20:00にいつもんとこ集合。
まだちょっと疲れてるのか体が鈍い。
そしてマシンの挙動がブレる感覚。特にペダリングすると。
これはレース前にもっかい木馬行っといたほうがいいかも?
さてさて3人そろって、ダラダラと十三大橋を渡り、阪急神戸線沿いへ。
なんかものすごく救急車と消防車が集まっててびっくり。
そっから裏道で園田へ抜け、藻川の土手を進む。
今日は全くペースが上がらず、20km程度でおしゃべりが進む。
阪急を越えてからは新幹線の高架下。
ここは信号がとても多くて、赤信号のたびにストップし、それもあってさらにペースダウン。
結局ほとんどポタな感じで、晩飯スポット、UK WILDCATへ到着。


まずはここでひと山目を越えます。
ぱしゃ君はロコモコ、ウメさんはチキンの乗ったガーリックライス、
自分はオムレツの乗ったドライカレー。
3人ともどデカボリュームに何度も遭難しかかりながらもなんとかやっつける。
お腹一杯でう。ゲフッ。


↓黄レンジャーはボンネビル・イーターズカリー


↓ウメさんのケンタッキー ON TOP


リスタート後すぐに甲武橋で武庫川を越え、中津浜線で仁川まで。
で、あっというまに激坂のスタート地点。
一旦停止して、初仁川のウメさんに簡単にレクチャーしてからスタート。
ぱしゃ君が勢いよく第1スティントの激坂を上っていく。
なかなかのペースで、上りながら引き離される。
アルパカ走法といっていたのですっかり油断してた。
まあ十中八九、ラスト手前でもう一回斜度が厳しくなる所で落ちてくるだろうとは思うが
早めにアタックを潰しておくため、あわてて2枚重くしてダンシングで追跡開始。
斜度がハンパない上に、ぱしゃ君得意のド短期フルアタッキンの勢いがあって、
じわじわとしか追い上げれない。
そしてさきほどのジャンボカレーという大きな山が相当に堪える。
ようやく第2スティントの緩斜面(といってもここも十分キツイ)で、
さらに1枚上げてガチダンシングで背後につける。
そして緩やかな右カーブの先に、最大の難所100mの激坂が見えてくる。
このダメ押しの区間に入ってすぐ、予想通りぱしゃ君のターボは売り切れ。
この一番しんどい区間でさらにペースアップをして、完全にトドメを指す。
といっても久々の激坂(ロングライドではこういうとこは避ける)なので、
上半身がピッキピキになり、ギリギリいっぱい。
しかも駐車中の車が発進するところで、それを避けるアクションが入って余計しんどい。
なんとか最難関区間を攻略し、振り返ると、ぱしゃ君がまだこの区間の半分も来てない。
そのまま緩斜面となった残りの区間を手抜かりなく回してゴール。
ジャスト4分でした。
チャリを降りてカレーの逆襲に苦しみながら待っていると、ぱしゃ君がしばらくしてゴール。
久々の激坂でもちゃんと完走できたねえ。
で、ウメさんが一向に来ないのでお迎えに行くと、トップから下ってくる所でした。
トップの公園がゴールだと迷われてたようです。すんません、
ゴールは五ヶ池PR入り口なのです。
初コースだったのに、置いてけぼりにしてゴメンナサイ〜。
ウメさんは最難関区間で足つきしてしまったらしく、ものすごく悔しそう。
いやいや誰だってここのお初は足つきしてしまうもんです。
距離が1.2kmと短いながらも、決してイージーじゃない。
イージーじゃないけど、ギリギリなんとか勢いで行けない訳じゃない絶妙の距離と難易度。
超激坂入門として最適なコースなのです。


序盤飛ばしまくって疲労困憊のぱしゃ君を無理やり煽って、2本目行きます。
下りながら、ポイントをウメさんにレクチャーしてスタート地点まで戻ってくる。
2本目は各々のペースでということになり、早々にぱしゃ君はアルパカ宣言して後方に離脱。
ウメさんを連れて、今度はシッティング縛りで進む。
最初の激坂部分でもまだ何枚か残した状態。
真後ろではダンシング全開のウメさんがしっかりとついてくる。
ウメさんのペースに合わせながら(合わせたつもり?)、第1位関門を制覇し、
第2スティントの緩斜面へ。ここで一息つけますよと声かけしようとしたら、
背後でライトが大きく左右に行ったり来たり。
何事と思ったら、ウメさんが必死に道幅いっぱいを使って蛇行して
どうにかこうにか上がっている様子。
激斜面を越えたので安心していたが、この緩斜面(くどいがここも他と比べたら激坂)で苦しむとは。
少しペースを落とすが、激坂初体験のウメさんはいっぱいいっぱいのまま、最難関区間へ突入。
こちらはシッティングでじっくりと上っていくが、
さすがに後ろの様子を振り返ってみるほど自分も余裕がないのでとりあえず上がりきる。
で、後ろを確認したら、ウメさんが半分のところで足つき。
すごく悔しそうにチャリを押してあがってくる。
そのうちぱしゃ君も追いついてきて、2人がペースを上げてきたので、
こちらもゴールまでガチで逃げ切る。
ここだけはぱしゃ君がガチで上り勝負してくれるので楽しいワ。
ウメさん、初の激坂体験は新鮮で楽しかったのと同時に、惜しくもほろ苦デビューとなりました。
激坂は逃げません。またぜひリベンジ!


↓仁川激坂から眼下を眺める


2本終了したのが23:30。平日の晩なので1:00には帰りたいのでここで帰路につきます。
再び激坂を慎重に下って、来た道をそのままトレース。
帰りも帰りで全くペースが上がらずおしゃべりモードで大阪着が12:45。
激坂2本、わずか10分ほど高出力をした以外は全くエネルギー消費してないので
まだカレーがお腹の中に居座っている状態。練というよりもポタに近かった。
帰る前に喉を潤すためファミマで最近ハマっているドリンクを一杯。
ファミマ自社ブランドの「コクを味わうのむヨーグルト」(180円)。
これがめちゃくちゃウマイ。濃厚でかつ栄養分たっぷりで、お腹にも優しい。
これロングライドには特に重宝します。
そんなこんなで何気に一番堪えたのがカレーという夜のお散歩でした。


↓最近定番の一杯


走行距離: 46.05km
TOTAL: 5659.73km