記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

mid堺浜 大阪支部の集い

土日は所用で関西を離れるため、鈴鹿直前に本格的な練習時間がとれない。
そこで金曜夜練を少しグレードアップ。
ウメさんも含めて3人で堺浜へ馳せ参じる。今日は珍しくガチ練です。


20:30にいつものところで集合。この日の晩はとても風が強く寒い。
さすがにロングパンツに、裏起毛のバネストジャージ。
谷町筋をまずまずの南下するのだが、案の定ぱしゃ君の曳きで徐々にペースアップし、38〜40kmペース。
自分も少しずつヒートアップして練習前にがっつり上げる。
天王寺の交差点で何か踏んでしまった際に、右のクリートが馬鹿になり(もともと相当チビってた)、
右の曳き足がうまく使えない。それでも今日はガチ練。がっつりペースキープ。
途中、松虫で横からいきなり出てきた原チャリに腹を立てて、ピタッと後付き。
48kmペースで進むが、後ろがついて来ずにペースダウン。
ちょっとやりすぎ感が出てきたので、大和川で進路変更後はダラダラ走で堺浜へ。
コンビニで軽く休憩後、5周行きます。


最初の1周はウメさんにコース紹介をしながら進む。
SHARPメインストレートは夢洲でもめったにないような激向かい風。
それでもとりあえず30kmを下回らないように、目いっぱい姿勢を低く保ちながら交互ローテ。
テクニカル区間に入り少し風向きが変わり35kmペース。
海岸通りでは若干の追い風で40km手前、
裏ストレートでは微妙な斜め前方からの横風で35km。
最終コーナーの途中から再びモーレツな向かい風が猛威をふるい信号までの最終ストレートは32,3kmといった具合。
ウメさんとぱしゃ君はうまい具合にけん制し合って前に出ず体力温存している。
「いやいや〜、もういっぱいっぱいですよ〜」「またまた〜」みたいな社交辞令で
バレバレのけん制具合がおもしろい。
自分は今日はガチ練のつもりで来ているので、あえて後ろに回らず向かい風区間で積極的に曳く。
2周目、メインストレート終わりでウメさんがぴゃーっと前へ出て離されるので、
ぱしゃ君と一緒に追い、海岸通りまでに追い付く。
「ウメさん、虎視淡々でんなあ」「いやいや、そういうつもりじゃなくて…」みたいなド関西のノリで進む。
3周目は一旦けん制が終息して交互ローテ成立。
3周目の終わり、2つの信号を切り抜けるために、自分が向かい風区間で必死で曳き、なんとか全員通過。
それで少し安心してタレたところで、ぱしゃ君がいきなりスプリント開始!
いやいやええけど、このタイミングかいな。
背後で怪しい動きをしてたのは知ってたけど、
駆け引きよりこの順調に回している状態を信号で切りたくなかったから、
向かい風でわざわざ思いっきり上げて曳いたった直後で、
溜めた足でドカンはちと抜け駆けでないの?
と思いつつ、徹底的にしごいてもらうにはちょうどよいので、今日はウェルカメ。
それでもタダじゃ逃がさないよと、ウメさんと協調して追跡開始。
あいかわらずの強風のメインストレートで、ぐんぐん差を開いていくぱしゃ君。
自分は、さっきの信号での曳きで足が一旦切れているので、ウメさんの背後で温存しながら待機。
ぱしゃ君は後ろから来た車のライトをウメさんだと勘違いして、余計にペースアップ。
それでもかなりの向かい風で思ったより伸びがない。
自分も曳き続けた疲労が残っているが、若干ウメさんの後ろで回復したので
ダンシングで前を交代して35kmまで踏ん張ってあげて追い上げる。
テクニカルコーナーの最後らへんでなんとかぱしゃ君を再確保。
そのままスルーして海岸通りからしばらく前へ出て、トレインを落ち着かせる。
ぱしゃ君にいわく、逃げではなくて一回カマセでアタックして相手の足を削る作戦だったらしい。
でものちに自爆になる結果となる。
そして最終週に突入。
強風のメインストレートでスルスル〜っとぱしゃ君が上がってくる。
勝負に徹するなら後ろについて体力を温存すればよいが、今日は本番でもない。
さっき出し抜かれたこともあって、意地の併走。向かい風しんどい。
テクニカル区間に突入し、対向からバイクの明かりが見え、
ウメさんが背後から「バイクきま〜す」と合図してくれたと思ったら、
その合図と同時にウメさんがどか〜んとアタック!
おおう、いきなりですかい!と慌てて追うがアタックに勢いがあり、ワンテンポ遅れる。
ぱしゃ君は自慢の脚力で追い付いたようだが、自分だけ50mほど離される。
うむ〜、2対1じゃあかなり分が悪い。それでも諦めずに前を追う。
海岸通りに入り、裏に入るコーナーの手前でぱしゃ君がロングスパートするのが見える。
いつもなら、ああこれで勝負ありかあと手を緩めてしまうのだが、
今日はせめてウメさんにだけは追い付こうとペースをあげる。
37km程度で裏に入り、ジリジリと差を詰めていくのだが、
計ったように差が一定のままで追い付けずに焦る。
あとで聞いたらウメさん、ミラーで距離を確認しながら差を保っていたらしい。
うむう、そんな隠し兵器があったとは。
それでも少しずつ確実に差を詰めていき、
最終コーナーで一気にダンシングで加速してインからウメさんをパス。
ここで並んでしまうとゴールまでもつれるので、
緩めずにそのまま強烈な向かい風に向かってひたすらダンシングで35km維持。
すると前方80mほどにぱしゃ君を発見!
何とか頑張ったら追い付くかとダンシングを継続し、必死のパッチで追う。
なんとかゴール手前50mでほぼ背後まで追い上げたが、最後もう少しが及ばずにゴール。
はじめはかなり差がついたのでぱしゃ君は余裕で流しているのかと思ったが、
スパートのタイミングが早すぎて思いっきりペースが落ちてたらしい。
今までなら平坦ではぱしゃ君にまるっきりかなわない感じだったが、
今日はここまで追い上げて背後を脅かせられたのはとても大きい。
とにかく今日はプチレースのような展開で面白かったし、
しっかり強度高めで練習できた。


クールダウンで1周してから、堺のトレセンへ行へ。
ウメさんがミッドナイトエンデューロってどんなとこでするのか気になってたようなので。
で軽く一周。やっぱりコース幅が狭い。
こんなとこで速い先頭トレインと、遅い人たちとの間で交錯したらと思うと怖い。
そんなこんなで寒いし、小腹も減るしで、毎度毎度のケセラセラへ。
コーヒーだけと思いつつついついフィッシュ&チップスを頼んでしまう。
なんだかんだとおしゃべりに花が咲いて気付いたら0:45。



寒いとこ意を決して帰路に着く。
阪神高速堺線の高架下を暖を取りながら進む。
帰宅は2時前。結構体が冷えてしまった…


走行距離: 80.52km
TOTAL: 3328.53km