記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

ROAD TO 天橋立 往路編

仕事だらけのGW、唯一のフリーデーである最終日5/6。
本当は自転車とは別の案件で準備を進め、
一部には行ってきますの宣言をしていたのだが
ドルクス君から6日空いてます!ロング走りたい!と猛アピールの連絡があり、
前週のフレッシュからの流れもあったので、
予定急遽変更でいっちょロングに行くことにします。
せっかくなら普段行けない様な所の方がよかろうと色々思案した結果、
瀬戸内生まれのドルクス君を日本海に連れて行こうということで、天橋立に決定。
そこから周囲に告知をして結果、arkibito、ドルクス君、hideさん、trekyさんの4人。
うめさんは昼から予定があるとのことで途中までお見送り、ぱしゃ君は直前にDNSでした。
コースプランニングは色々と検討した結果、
やはり一番体力に問題がありそうなドルクス君に合わせて、
最もイージーで最短のコースを設定。
年末のチーム練でも終盤にオールアウトしたと聞いていたので、
ロングで同じような事態になってしまっても手助けできないし、
翌日からみな仕事だというのも考えると、あまりハードルの高いコースは避けたい。
スタート地点を枚方組に合わせるのも考えたが、
hideさんとtrekyさんに天六まで来てもらうのと、
ドルクス君をそっちへ向かわせて距離が伸びることと天秤にかければ、
当然後者の方がリスクは少ない。
真に強い人であれば、一番体力に不安のある者のためにスタート位置を融通することで
多少距離が伸びたって大したハンデでもないでしょう。
今回のメインの目的はあくまでドルクス君との日本海往復ということでした。
ということで、天六出発をし、蓬莱峡コースでまず最初にできるだけ上がって、
そこから福知山辺りまでは平坦基調で行けるR176ルートを選択します。


すでに季節が進んで4:30頃にはもう空は明るくなっています。
大急ぎで支度しますが、フレッシュ後セッティングを全くいじっていないままです。
5:00に天八の交差点へ向かうと、すでにhideさん、trekyさん、うめさんが待機していました。
しばらくしてドルクス君から入電。天六商店街の入り口にいるとのことだったので
こちらへと誘導し、すぐに全員集合。
恒例の記念撮影をしてスタートします。ではでは行って参ります!


↓いってきま〜す


早速長柄橋を渡ります。六甲や北摂の山並みがこの日も本当にきれいに見渡せて、
まさしくロングライド日和になりそうです。
ごにょごにょと新大阪界隈を縫って、三国橋を渡って、天竺川沿いを走ります。
この辺はまだまだみんなエンジンがかかっていない感じでまったりと。
ドルクス君は先日出演したテレビの様子をみなに茶化されておりました。
なかなかのドヤ顔で出てたので、そらあツッコまれますわな〜。
服部で再び裏道を縫って、空港の南側の道路へ。
そのまま軍行橋までは空港の敷地の直外をなぞりながら進みますが、
大阪空港が初めての人もいて、景色のよさに驚いておりました。
一部、空港の敷地を潜るトンネルがあり、そこでtrekyさんが爆弾魔に変身!(笑)
そこから府道99号をまたいで、大阪空港の一番のビューポイントをなぞって軍行橋へ。
猪名川を渡って、JR北伊丹駅の横を通過。
hideさんが妙に懐かしがってましたね(ナイショ)
R176に出てからは交通量が増える。
幹線道路は例によってできるだけ手短に済ませるため35km程度にペースアップ。
荒巻の高架は左後方からの合流に注意して一気に駆け抜け、
その先の宝塚ICの出入り口も注意して、小浜着。
そこから一定ペースでR176をトレースし、生瀬橋を渡って、BP高架を回避し、
そこから再びR176に合流して、路肩の狭い区間をシャーッとやっつけて、
蓬莱峡TTコースのスタート地点、大多田橋に到達。


スタート地点では停止せずに、そのまま流れで上っていきます。
実力者のtrekyさんのガス抜きに、しきりにTTを勧めてみました。
ここでtrekyさんの脚を削っておかないと、後で鬼曳きされたらどえらい。(笑)
特に終盤のドルクス君のことを考えるとなおさらなので、
私がスケープゴートとなって前をそこそこのペースで曳きます。
しばらくして後方を見ると、すでにhideさんとドルクス君、うめさんは離れてしまい、
trekyさんと2人旅状態です。
序盤の緩い斜面なのでまだどうにかついて行けましたが、徐々に厳しくなっていきます。
今日は、ゴール地点の芦有ゲートまでは行かず、中間地点の船坂で右折するので、
その旨を説明し、自分たちは船坂交差点のセブイレで休憩しておくので
ぜひ、TT完走してくださいとtrekyさんに告げます。
というのは有馬まで行ってしまってから三田に下ろうとすると、
狭い道に観光バスがひしめく県道98号を下らないといけなくなり、それを避けるためです。
そして、しるべ岩のところで、いよいよtrekyさんが本領を発揮してすっ飛んで行かれ、
ワタクシも一人旅になってしまいました。
やっぱり十分に手合わせできるほど甘くなかったワ〜。
一旦下がって、後方の3人と合流しようかどうか悩んだが、
結構差がついてしまっているようなので、ここからはマイペースで上がります。
左手に座頭谷の万里の長城がみえ、その奥に続く岩の谷間と、太平山がきれいに見えています。
朝7時の割には日差しが強くて、なかなか暑いですが、すばらしくすがすがしい朝ですな。
他に地元のローディーさんが上ったり下りたりしているかと思いましたが姿は見ず。
長〜い連続ヘアピンをこなして、緑生い茂るワインディングロードをえっちらおっちら。
そうして狭い峡谷を過ぎて、船坂の集落が見えてくると徐々に斜度が上がっていきます。
今日も例によってアウターシバリーズ発動なので、
我慢我慢で上りきって、船坂のセブイレに飛び込んだと同時に、
上からtrekyさんが下りてこられました。
えええ?もうゴールして戻ってきたの〜@@とうろたえていたら、
一旦下りに入ったのでゴールが判断できずに戻ってきてしまったようです。
確かに霊園の手前は一旦下りでした(汗)
ちゃんと十分なレクチャーをしなかったせいで、
せっかくのチャンスをもったいないことになってしまってスンマセン!
そうしているうちに後続の3人も飛び込んできて一旦休憩です。
すでに暑い!前の週のフレッシュの極寒が頭に焼きついていて少し厚着してきてしまいましたが
今日はこの暑さにやられそうです…
30分ほど休憩して7:15にリスタートをしますが、ここでうめさんはお別れです。
わざわざ送りプレイありがとうございました!
わがチームの貴重な名誉ランタンルージュの帰還は心細いですが、がんばります。
そうしてこの日の終わりに、うめさんがいかに難しいポジションを毎度こなしてくれているか
そのありがたみを実感することになるのでした。


蓬莱峡


↓船坂で名誉LRうめさん離脱


うめさんとお別れした一行は、一路北へと進路を取ります。
県道82号を軽快に前傾姿勢でぐんぐん下ります。キモティ〜。
金仙寺湖を渡って、すぐに右折して急な斜面を下り、
明治橋の手前でR176に合流します。
ここは片側2車線の幅広道なのでそれほどリスキーではないですが、
路面状況はあまり良くなく凸凹。
下り基調で軽快にペースを保ちながら進み、
宅原で軽く丘を越えて、いよいよ三田市街に突入です。
三田市街のところではR176は交通量が多いのに路肩が狭く、
なおかつ市街を巻くように迂回していて遠回りになるので、
八景町で裏道に突入し、京口〜三田大橋とつないで、牧歌的な県道141号を北上します。
風向きは若干のアゲインストだが、ペースもそれほどということもあり、問題なし。
ポカポカ陽気で楽しい週末サイクリングといった感じです。
新三田を過ぎ、ウッディタウンの丘陵地のヘリをなぞりながら北上。
広野駅のところで右へ折れて、JRをまたぎ、R176へと再合流します。
この辺まで来ると交通量は収まりますあ、なかなかの快走路なので、
そこからは少しペースを上げ気味で行きます。
藍本の手前、古市の所と微妙なアップダウンをこなしつつ、なかなか快調なペース。
波賀野で左手R176をトレースして進む。
そろそろ休憩を入れた方がよいだろうということで、
篠山口の駅前のファミマに入ったのが8:30でした。
ちょうど輪行で篠山まで来て、
今から西宮の自宅まで自走するというロードのビギナーさんがいらして、少しお話。
マシンはGIANTの下請けメーカーの聞いたことのないところのもので珍しかったです。
お互いの健闘を交わしてお別れします。


リスタートからはhideさんが先頭を交代してくれて進みます。
長安寺辺りから、徐々に山々の間を縫っていくことになるのだが、
そこから突如、向かい風の圧が大きくなります。
山間は風が斜面にぶつかって巻いているのでおそらくその影響が出てきた模様。
ここからはhideさんの男曳きの真骨頂でしたネ。
この辺りは上りでもなく下りでもなく、淡々と平坦をこなしていきます。
そうして前方に山が立ちはだかって、鐘ヶ坂のトンネルに突入します。
ここは1km近い長大TNで、しかも下りなので、歩道にエスケープをして下ります。
といっても歩道は十分すぎるほどゆったり幅があるので全然恐怖感はなし。
親切設計のTNです。


↓鐘ヶ坂TN


TNを無事に下りますが、歩道から車道へ出れる個所がなかなか出てこず、
そのまま反対側の下りを歩道で行きます。下小倉まで無事に下って、
引き続き進み、柏原を通過。
hideさんは仕事でこの辺に来ることもあるみたいで、
こんなところまで来てもうたなあと感想を漏らしておりました。
途中で、1人のローディーさんを挨拶してパスします。
柏原北の交差点は、R176が左折していき、
そのまま左折レーンが常時優先されているところで、
我々は直進するので、左折車に注意して渡ります。
注意喚起に「サセツシャチュウイ!」と叫ぶのだが、うまく言えずに笑われてしまったヨ〜。
そこからR176の旧道を進み、自分のリクエストでちょっとだけ寄り道します。
「水分れ」の交差点を本来は直進するのだが、ちょっとだけ左折します。
せっかく遠出をしたので、軽く社会見学的観光要素も入れつつ行きます。
ここは読んで字のごとく、水の分かれ道、つまり分水嶺にあたります。
日本で言う分水嶺とは、山に降った雨水が川となり、
その水が日本海側に流れるのか、それとも太平洋側に注ぐのかの分かれ道のことです。
この中央分水界は日本列島の背骨のように連なっていますが、
この氷上が最も標高の低い地点となっています。
ここで降った雨水は、一方は高谷川〜佐治川〜加古川を経て瀬戸内海(太平洋側)へ、
もう一方は黒井川〜武田川〜由良川を経て日本海側へと流れていきます。
まさに運命の分かれ道なのですねえ。
水の境界線はすなわち、国境でもあります。
ここからいよいよ我々の住む山陽から山陰へと入っていくことになります。


↓日本一低い分水嶺・氷上の水別れ


さて、簡単に見てすぐリスタートします。
水分れの交差点に戻ってR175へ北上。北近畿豊岡道をくぐって、
坂交差点でR175・176の本ルートに合流。
若干交通量が増えますが、ペースを保ってhideさん先頭で進みます。
遠くの田園地帯をさっきパスしたローディーさんがのんびり走っておりました。
JR福知山線が真横を並走しているのだが、
この辺は景色もよく、格好の撮影スポットのようで、線路脇に鉄っちゃんがスタンバイしてました。
春日のところの道の駅に差し掛かって、hideさんから休憩あり?なし?と聞かれ、
みな続行ということでスルーします。
この辺になると若干追い風モードとなり、
今が稼ぎ時とばかりhideさんのプッシュが入ります。
市島を過ぎて、竹田BPに入ると、いよいよ塩津峠に向けてのアップダウン道開始となります。
その辺で、第2アタッキンポイントということで、峠ゴールで各自TTモードにスイッチ。
運動公園のところまでは自分が前を曳いてペース上げていきますが。
そこから先は地力に勝るtrekyさんがズドーンと先行します。
こちらも必死で食らいついて後を追いますが、
2度にわたる大きなアップダウンのところで決定的な差をつけられてしまいます。
そうはいってもこちらも手を抜いているわけではなく、
40kmペースで追いかけているのだが、trekyさんは一体何kmで走ってるんだっ!?
ポカポカ陽気は、一瞬にして酷暑へと変化し、ゼエハア言いながら後を追います。
一旦着いた差は挽回できませんでしたが、幸いそれ以上の差にはならず、
視界に背中をとらえながら進みます。そうしてようやく塩津峠に到達。
こちらが必死のパッチなのに、trekyさんはいたってクール。
やっぱり違いますなあ。
峠でしばらく待機していると、さらに必死のパッチのhideさんとドルクス君がゴール。
ちょっと暑さがハンパなく、バテ気味です。


↓塩津峠

↓アツイ!


一旦息を整えたら、京都府側へと下ります。
こちら側は斜度も急で、しかも急カーブの連続。
標識にはご丁寧に、「50kmでは回れません!」とあるので、
慎重に速度を殺して下っていきます。
下りきったら道は土師川沿いになり、またまた若干アゲインスト気味になる。
R9にぶつかり、そのまま直進して福知山市街へと入っていきます。
JRをくぐって、ゆるやかに左に弧を描いて進んだ先に、
明智光秀が築城した福知山城が姿を現します。
しばし撮影でまごついたのち、西へと進み、JR福知山駅で一服します。
時刻は10:30。
一応、福知山駅はKTR北近畿タンゴ鉄道の終着駅です。


↓福知山城


↓KTRの終着駅・福知山駅


ドリンク補給とトイレ休憩ののち、リスタート。
昭和通りに入り北上します、花水月通りとぶつかって、シケイン気味に直進。
穏やかにに水をたたえる由良川の左岸を進みます。
もうこの時点で、すでに気温は目いっぱい上がって、茹でダコ状態。
特にhideさんは厚手のウェアということもあって、消耗しているようでした。
天津でR175・176に合流。さすがに交通量も多く、でかいトラックも時折通過する。
3kmほど進んで下天津の交差点を左折。
由良川沿いのR175と別れ、
酒呑童子の伝説が残る大江山の西端に当たる与謝峠を越えるR176で宮津を目指します。
ここまでは山陰へい向かうという割には上りらしい上りはほとんどなく、
むしろ下り区間も十分にあって、とてもイージーでしたが、
ここから約15kmの区間は2発の峠越えが発生する山岳区間になります。
まずは蛇行する小さな川沿いに西進します。
緑のカーテンで直射日光が遮られているところは本当に涼しくていいのですが、
いざ日なたに躍り出ると焼けるように暑いわけですヨ@@
そうして集落を抜けていくと、前方にこれから越えていく山々が横に続いているのが見えます。
その辺りから徐々に斜度が上がり7,8%程度。
直線的に続いていくのでなかなかどうして精神的に堪えますな。
trekyさんと2人でえっほえっほと上がっていきます。
一度茶屋みたいなところで後方の2人が追いついてくるのを待ちます。
どうも直前にtrekyさんが溝に軽くはまったようで、
その際にリム部分にダメージを負ってしまったようでしたが、一応問題なさそうです。
しばらくして待っていると2人も溺死寸前の形相で上がってきました。
この直線の上りは日を遮る区間が全くなく、
完全にグリルされながらの上りだったのでさすがにバテバテです。
そこから一旦緩い下りをはさんだ平坦区間に入ります。
そこからまた急に上り返しが始まり、再びtrekyさんと2人旅になりましたが、
しばらくして後ろを確認すると、2人が相当離れてしまっているので、
上りの途中ですが、木陰のところで2人を待つことにしました。
まずはドルクス君がえっほえっほと上がってきましたが、
hideさんは相当に苦戦しているようで、なかなか上がってきません。
ドルクス君には一呼吸できたら先に上がっておいてもらい、hideさんを待ちます。
すると、まるで真夏のぱしゃ君のように、
全身大量の汗をふきだしてずぶぬれ状態でhideさんがあがってきました。
なかなか暑さが厳しい様子です。
trekyさんには先行させておいたドルクス君の様子を見てもらうため、
先に上げて行ってもらい、自分はhideさんのサポートに入ります。
前に回ってペースをキープしますが、少しずつ離れてしまうので、
今度は後ろへ回り込んで、hideさんのペースで声をかけながら上がります。
さすがにhideさんの着ているウィンターベストはこの天候では厳しすぎます@@
この坂、結構遠くまで見通せて徐々に上りの終わりが見えてきました。
見ているとtrekyさんはあっという間にドルクス君をパスしてTTモードで上がっていき、
彼が単独で上っている様子。
hideさんはとりあえずペース保てば大丈夫そうだし、上りの終わりも見えていたので
ドルクス君のところまで追いつくため、ペースを上げて追走します。
アウター縛りなので、なかなか軽快には回せないが、確実に差を縮めていく。
いっそ、trekyさんの待機しているところまでにパスしたれと思って、ぐいぐい行くのだが、
ドルクス君も察知したようで、ちらちらと後ろをチェックしながらペースを上げ始める。
おおう?このワシに勝負とは100年早いわっ!と
さらにギアを上げて踏み倒して背後まで接近しますが、結局負けちゃった〜(ウフ)
もうちょっとゴールまで距離があればさせたんだけどな〜。
そのあとhideさんも合流し、もう500mほど上りつめるとようやく1つ目の峠である
坂浦トンネルに到達です。


↓長い長い坂浦TNまでの上り


↓坂浦TN


トンネルは結構狭く路肩走行はトレインではちょっとリスクが高いと判断し、歩道へ。
歩道も十分は幅とは言い難く、しかも結構濡れてスリッピーなので慎重にくぐる。
そこから若干下って集落に入る。
大江との分岐の交差点を過ぎると再び上りがスタート。
上り始めてすぐ、そば屋?見たいなところを通過しようとしたところ、
後続2人がみるみる遅れていると後ろのtrekyさんから伝達。
上り始めにしてはその差が大きすぎるような気がしたので、
trekyさんと相談をして2人を待ち、trekyさんはhideさんのサポートで上がることになり、
自分はドルクス君と2人でテッペンを目指す。
前に比べると格段に上れているなあと、さっきの勝負を振り返りながら話す。
2kmほど鈍い坂をのぼりつめるとようやく与謝TNに到達。
しばらくして2人も上がってきて、ちょいと休憩です。
これで往路の坂は終了です!


↓往路の上りはこれでラスト!


↓与謝TN


しばし息を整えたらリスタートします。
ここから天橋立まではもう25kmを切りました。
時刻は12時ごろです。
まずは900mと少し長めの与謝TNを例によって歩道で抜けます。
トンネルの中は天然のクーラー状態でとっても涼しい♪
無事に反対へ抜け出てみると、山間に広がる与謝野町の平原が一望でき、なかなか絶景。
トンネルを出てすぐ、裏道を発見。
さっきまでシビアな上りで消耗していることもあり、
ここからしばしブレイクがてら、のどかな田園地帯をウネウネと縫う下り道で下ります。
段々畑をあっちへっこっちへと道が曲がってなかなか心地よい坂でした。
中腹でR176に復帰し、快調にダウンヒル!っと思ったら、
いきなり横の田んぼから左右も見ずに小学生が飛び出してきて、危うく避ける。
そんなペースだしてなかったから良かったけど、
もし自転車じゃなくて車だったら知らないぞ!
そこから隊列を直して、勢いの増す向かい風に抗いながらR176を北上する。
hideさんからどこかコンビニがあったら入りたいとのリクエスト。
道の駅シルクかるかやがあったが、
hideさんキャッシュを忘れてきてカードしか使えないのでスルー。
海が近づくにつれて風の勢いがすごく、ペースがドーンと落ちてしまいます。
そうして道の反対側にコンビニを発見!
さっそくinnと近寄ってみたら、なんと閉店しておりました。残念!
hideさんに聞いてみたら、なんと結構ひどいハンガーノックでヘロヘロになっております。
すぐにリスタートして、先へ進みますがなかなかコンビニがない。
どうしたもんだろうかとなりつつ、野田川でR312と合流して右折すると、
しばらくしてローソン発見!
すぐに駆け込んで休憩です。時刻は12:45。


大江山


昼食は天橋立でとる予定なので、残り10kmこなせるだけの補給をしてリスタートします。
しばらく進むと、京都縦貫道のなれの果て与謝天橋立ICを通過します。
2年後には大山崎からここまで一本につながるのでアクセスがよくなるでしょうね。
この辺から若干交通量が増えます。
倉梯山のヘリを軽く上って下りて、消防署前で左折してR178へ入る。
岩滝で右折すると、目の前に内海である阿蘇海が眼前に広がります!
そうして、その海面の先に、外海とを隔てる長い緑の橋がかかっています。
あれが日本三景天橋立です。
いよいよ来ました!


阿蘇


阿蘇海をなぞるように伸びる府道53号を進み、男山からは再びR178で。
路線バスが結構通るのだが、この一帯は道幅が十分ではなく、慎重に気をつけながら進みます。
そうしてようやく13:30、府中側の天橋立に到着です!
ここまでの走行距離約160kmの道のりでした。
みなさん、お疲れ様でした!
さすがにGWとあって、観光客も結構いて賑わっております。
傘松公園前の信号を渡って、観光船乗り場の方へ入り、
天橋立が見渡せる一角で記念撮影して、ようやく一服です。


天橋立とうちゃっく!


復路へ続く…