記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

常念山脈大縦走

去年の北アルプス遠征は、暴風雨のために撤退を余儀なくされ、
1年越しでのリベンジで、何が何でも常念岳を落とすべく、
着々と準備とトレーニングを続けてきた。
奥さんが休みの日程を調整してくれたおかげで3日間の猶予ができ、
それならばいっそ、単品狙いから縦走を計画。


↓今回のルート


1日目は中房温泉から大渋滞の合戦尾根を上り、燕岳を空身でピストン。
大人気の燕山荘でケーキセットを堪能後、いよいよ表銀座を縦走!
素晴らしい天気にで、常に槍のお姿を拝聴しながらのトレイルは最高すぎ♪
この道を切り開いた小林喜作のレリーフから大天井荘までの厳しすぎる上り返しをどうにかこなし
この日は大天井荘にて一泊。
小屋から10分の大天井岳山頂からは、槍・穂高連峰常念山脈裏銀座立山連峰後立山連峰
360度の眺望で、マイナーながらなかなかの穴場!


大天井岳にて・北アの朝


2日目は大天井荘からなだらかな縦走路をこれまた素晴らしいお天気!
ご来光もばっちり。
対岸の槍・穂に見守られて常念小屋まで。
そしていよいよ今回のハイライト、常念岳登頂!
超ハードすぎるガレ岩の上りを冷や汗をかきながら1時間詰めて、念願の登頂(感涙)。
そこから南側の斜面の下りは、高所恐怖症には全く生きた心地のしないダウンヒル
そうして最大の難所を切り抜け安堵したのもつかの間、
そこから2度3度のしんどい上り返しが続く。
蝶槍を上り詰めてからは緩やかな稜線歩きで去年に引き続き蝶ヶ岳ヒュッテで一泊。
夜は満天の星空に流れ星ショーを満喫。


↓1日中、槍・穂高を眺めながらの贅沢な縦走♪


3日目はご来光ののち、ボーナスステージ突入。
単調な長塀尾根を下るのもおもしろくないので、予定を変更して、
大滝山からマイナールート中村新道を使って徳本峠まで縦走を続ける。
これで北から南まで常念山脈を大縦走できた!


なにより3日とも素晴らしすぎるお天気に恵まれたのが本当に本当にラッキーだった。
道中での様々な出会いもあり、本当に幸せすぎる山行で、一生の思い出になりました。
詳細はおいおい。


↓3日目のご来光


↓焼ける槍・穂高


【行程】


<8/9>
新大阪駅・のぞみ(19:00)⇒名古屋駅・快速(20:05)⇒中津川駅・普通(21:30)⇒松本駅(23:30)
松本駅にて野宿


<8/10> 行動時間7.5h
松本駅ムーンライト信州(4:35)⇒穂高駅(4:52)⇒中房温泉バス(1700円)⇒中房温泉(6:00)
山行開始(6:20)⇒合戦小屋(8:20)⇒燕山荘(9:20)⇒燕岳登頂(10:00)⇒燕山荘にてカフェ(10:15)
燕山荘出発(10:45)⇒蛙岩(11:30)⇒切通岩(12:30)⇒大天井荘(13:30)⇒大天井岳(14:30)
大天井荘にて小屋泊・夕食(16:30)⇒大天井岳にてサンセットショー(18:30)⇒消灯(20:00)


↓燕岳


↓燕岳登頂


表銀座


大天井岳


<8/11> 行動時間7.5h
起床(4:00)⇒大天井岳にてご来光(5:00)⇒大天井荘出発(6:00)⇒常念小屋にて弁当(8:00)
常念岳登頂(9:50)⇒最低鞍部(11:30)⇒蝶槍(13:00)⇒蝶ヶ岳ヒュッテ(13:30)
蝶ヶ岳登頂(15:00)⇒蝶ヶ岳ヒュッテにて小屋泊・夕食(17:30)⇒名古屋市大雲上セミナー(19:30)
天体ショー(20:30)⇒消灯(21:00)


常念岳。この下りはスリリングだった〜


常念岳登頂


蝶ヶ岳登頂


蝶ヶ岳より。2日目は中央奥の大天井岳から右の常念を越えてここまで来た


↓天体ショー


<8/12> 行動時間6h
起床(4:30)⇒ご来光(5:00)⇒蝶ヶ岳ヒュッテ出発(5:45)⇒大滝山荘(6:30)
大滝山南峰(6:45)⇒大滝槍見台(8:00)⇒明神見晴らし(9:00)⇒徳本峠(9:45)
明神館(11:00)⇒上高地BS(11:40)⇒新島々行きバス(12:00)⇒新島々駅(13:26)
松本駅(13:55)⇒立ち食いそば⇒ワイドビューしなの(14:56)⇒名古屋駅(17:09)
新大阪駅(18:03)


↓大滝山南峰より


↓中村新道


↓徳本峠