記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

飯田線まにあっくす 県道1号の旅

はてさて、飯田線の旅2日目です。
この日は、険しい天竜峡を縫う県道1号を完走し、
さらにそこから豊橋を目指す150kmライド。
色々盛りだくさんだった1日目の熱気に押されて朝から疲労すさまじく、
暑さが本格化する前に距離を稼ごうと4:00出発をもくろんでいたのに、
起きたら5:00!
大慌てで支度をして、フロントでカギを渡して5:30スタート。


↓朝イチの飯田市


すでに空は明るくなっていたが、ひんやりと清々しい空気が流れていて
とても心地が良い。
昨日下った東中央通りを再び下り、下山村のところでR153のバイパスをくぐり、
ちょいと上ったところにセブイレがありイン。
この日はほとんど補給ポイントがないため、しっかりとサンドウィッチで朝食をし、
ドリンクを補充しておく。
すぐにリスタートをして、R151を少し進んで、分岐点でR256へ左折。
ズシャーと下り、飯田線をまたいだらその先で天竜川にぶつかる。
水神橋でまばゆいばかりの朝日を浴びる。


↓水神橋で朝日


橋を渡ってすぐの信号を右折し、そこから鈍い上りを少しばかり進みます。
その先でさらに分岐があり、ここが今回の目的の起点となるところです。
県道1号はここ飯田から、天竜峡〜愛知県豊根村静岡県佐久間まで約92kmと続いていきます。
起点となる標識をばっちりカメラに収めると、そのそばに別の標識が立っていました。
なんとこのルートの一部はツアー・オブ・ジャパンの周回コースのようです。
(といってもほんのわずかだけど)


↓いよいよ県道1号の旅です


↓県道1号起点の標識とツアー・オブ・ジャパン周回コースの標識


ではいよいよスタートします。
少しだけ下って、次の分岐を直角に進んだら、鈍い上りをえっちらおっちら。
簡単に高度があがり、天竜川の対岸に広がる中央アルプスの峰々が
美しく姿を見せております。
何という清々しい朝だだろうか。
川沿いの狭い県道をズイズイと下っていくと、真っ赤な新天竜橋にたどり着きます。
これは渡らずにそのまま県道1号を直進。この辺りは平坦で対岸の眺めを楽しみつつ進みます。
よく見ると、向こう側に茶色の鉄橋が見えます。
あれは、あーる君が”足音の人”に思わず見放されそうになった
(実際には電車に追い立てられた)鉄橋ですね。


中央アルプスがきれい


↓山道をずんずん進みます


↓新天竜


↓遠く中央に、あーる君が足音の人に見放されそうになった鉄橋が見える


対岸の天竜峡駅を見送るころになると、
なかなかハードなアップダウンが展開します。
7〜9%の勾配で、いつもならアウター縛りに無駄にこだわるのだが、
全然パワー不足であっさりとインナーに落としてえっちらホイ!
上っては下り、上っては下り、序盤から激しく揺さぶりがかかります。
んんっ〜しんどい!
そんなこんなをひたすらくり返しているうちに、
どんどんと山深いエリアへと進んできました。
1つの集落へ進むごとに、ひと山上って下りて、なかなかエゲつない。
千栄で大きな橋を渡っていくと、飯田市を抜けて泰阜村へと入っていきます。


↓アップダウンの多い山道を進む


↓山深い


延々と続く鈍い上りにヒーヒー言いながらも、
この泰阜村に入るとそのアップダウンはより激しくなってくる。
それをどうにかこうにかやっつけて、
スポーツランドやすおかのところでようやくピークに達し、
そこからは爽快な風を受けながらのダウンヒル。ヤッホイ!
その先少し進んでいくと、県道83号とのT字路にぶつかり、そこを右折します。
ここから先も下りが続き、天竜川と向かい側の山々の視界が開けていて爽快である。
1つ目の大きなトンネルである泰平トンネルをくぐり、その先の集落へと進む。
大きな橋を渡ると再び上りが発生。いつまで続くのこの上り!と嘆きながら、
小学校のあるピークまで上りきって、そこからは下り!
すぐ右手には天竜川が寄り添ってきて、
進行方向の先の眼下に温田の集落がみえてきました。


泰阜村通過中。ここで右折


↓恵那山方面?の山々


↓泰平トンネル


↓温田の集落が見えてきた


さらにジワジワとくだって、温田トンネルをくぐったはいいのだが、
その先しばらく進んでいくと、どうも県道1号から外れてしまっている…
集落で草刈りをされていたので、お母さんに道を尋ねると、
トンネルの手前の細い道を下っていくのが正解だという。
いや〜、それはわからないわ〜。絶対トンネルくぐってしまうわ…
で、少しバックをしてズズっと下って、無事に飯田線をまたぐ踏切に達する。
そこからすぐのところに温田駅があり、ここで少しだけ休憩。
時刻は7:20。
ここでちょっと駅のトイレをお借りしようと入ったのだが、
手のひらサイズの蛾がうじゃうじゃいて、さすがに断念しました@@


↓温田トンネル


↓ここで飯田線をまたぐ


温田駅


リスタートをして、すぐに大きな橋で天竜川を渡ります。
そこからは先ほど上って下りてをしてきた山並みが見渡せました。
大きな病院の横をかすめて先へ進み、その先の分岐で標識に従って左手へ。
しばらくはのどかな天竜川沿いの道となり軽快に進んでいきます。
和知野川キャンプ場のところに標識が出ていて、佐久間まであと54kmの表記。
今までなら大した距離に思わなかったが、さすがにまだまだ先は長いなあ。


↓阿南大橋


↓あの山に沿って走ってきた


↓ここで左折


↓鉄橋を渡る


↓澄んだ水


↓佐久間まで54km


キャンプ場前の分岐を再び左手を選択し、
ひたすら県道1号をトレースしていきます。
徐々に天竜峡でも一番真髄の部分へと分け入っていきます。
川の絶壁に沿ってつけられた県道1号はアップダウンが始まり、
眼下に満々と清い水をたたえる天竜川を望みながら、ワインディングしていく。
対岸では同じように、難所に窮する飯田線が、
トンネルとトンネルの間から時折顔をのぞかせている。
それ以外に民家も何もなく、まさしく秘境というフレーズがぴったりである。


↓険しい天竜峡に突入


↓ナリハラ教授の爆弾で社外に投げ飛ばされたあーる君が歩いていた地点?


ひたすら渓流沿いの道を進んでいくと、前方に大きな構造物が現れた。
長野県下で最南端に位置する平岡ダム。
高さ62.5mを誇る重力式コンクリートダム
ここは戦時中に捕虜の強制労働によってつくられたという負の遺産でもあります。
ここは残念ながらダムカードはなし。
ダムから少しアップダウンをこなしていくと、眼下に平岡の集落が見えてきました。
集落の手前でT字路があり、そこを左折し、しばらくR418との重複区間に入る。
国道に合流するからと言って交通量が増えるわけでもなく
むしろ道幅も狭まるような感じ。
峡谷のわずかな広がり部分にどうにかへばりついているような平岡の集落に入っていく。
宿泊や温泉もある立派なJR平岡駅を通過し、あっという間に集落を通過する。
時刻は8:10頃。


↓平岡ダム


↓平岡の集落(天龍村


↓ここでいったんR418と合流


集落を過ぎると道は余計に狭く細くなり、
川の流れに沿って右へ左へテクニカルな下りが続く。
しばらくすると視界が開け、そこに天竜川橋がかかっている。
結構大きな橋なのだが、車が行き違うのがぎりぎりな幅しかない。
まるでスタンド・バイ・ミーの世界だなあと思いながら、
のんびりと橋を渡る。
橋を渡るとしばらく鈍い上りが続き、そのうちに標識があって
R418と別れて、再び県道1号の単独区間へと投入する。
ここからはさらに山深いエリアになっていって、
この暑さに勢いづく緑の木々と、その緑をそのまま水面に映し出す静かな大河
それだけがこの世界を形作っている。


天竜川橋


↓ここでR418とお別れ。再び単独区間


↓山・川


川の蛇行に従って、道は右へ左へとゆさぶられ、
アップダウンもそこそこ。
時刻も8:30をまわり、そろそろ容赦ない日差しが照りつけて暑くなってきた。
幸いにして木々が深くて直射日光から守ってくれる箇所も多くてまだ大丈夫そうである。
そのうちに、県道1号の標識がでてきた。
よく見るとここから愛知県に突入し、県道1号は愛知県管轄の道となる。
ここから佐久間ダムのすぐ近くまでは愛知県豊根村を通過していく。


↓愛知県の県道1号に


↓愛知県豊根村


相変わらず人気も車もない静かな山道をひた走っていく。
川から外れるようなコース取りの時はアップダウンが発生し、
ピークには古めかしい隧道がぽっかり口を開けている。
夜中にこんなところ走ったらさぞかし背筋が多るだろうな…
そのうち再び天竜川沿いに道は戻り、前方に大きな橋が架かっている。
あれは、対岸の大嵐駅へと向かうための橋。
その先には、付け掛け前の飯田線のトンネルを道路化した
夏焼隧道が通っているはずだが、通行止の掲示があったのでそのままスルー。


↓いくつもの古い隧道が連続。


そのまま県道1号をトレースし、しばらく鈍い上りをあがっていくと
富山の集落に入る。時刻は9:00。
ここで公衆トイレを発見したのでちょっとブレイク。
手持ちのドリンクとカントリーマアムを3,4個放り込んで、日陰で少し足を延ばす。


やはり久々のロードバイクは体に堪えているようで、体力不足が明らか。
例えば、ずっとハンドルを握るグリップ力が弱っていて手首がツライ。
それから前傾姿勢を保ち続けるのがしんどくて、
くの字に折った腹部の圧迫がつらいし、腰や背中もピキピキ。
もちろんヒキ脚がやせ細っていて馬力が出ないので、上りがしんどい。
でも、最大の衰えは、何と言ってもケツ!
ここまでまだ60kmそこいらしか走っていないが、
すでにサドルに座り続けるのがツラくなってきた。
ここばっかりはさすがにサドルに乗るということをしないと
他のトレーニングでは補えないところだろう。
そうは言っても、こんなところまで来てもはや物理的にDNFできないので
進んでいくしかない。
10分ほどの休憩ののち、リスタート。
県道ぞいに並んだわずかの集落を進んでいくと、
小学校前で県道1号のスタートから初めての信号を通過する。
さらに進んで道の駅のようなものを通過し、橋を渡る。
その先で、分岐があり、当然県道1号へと左折し、青い橋を渡る。


↓r1起点から佐久間までで唯一の信号(富山)


↓ここを左折。佐久間湖畔沿いの道へ


橋を渡ると鈍いアップダウンが始まり、
ヘリポートを過ぎて佐久間湖沿いに道が続いていく。
なんというか鍋谷峠のように、
鈍い上りで同じようなカーブが何度も何度もやってくるような道。
徐々に川の水面から高度を上げていく。
この辺りでは木々が張り出しておらず、
キーンと突き刺すような日差しが降り注がれて、汗だくになってくる。
対岸にあった飯田線は別の谷筋へとすでに地中深く移動していて、
この谷筋は全くもって静かで穏やかな景色。
道の方はというと、時折でっかい石がゴロゴロと落ちている。
そうはいっても、路面状況が悪いわけでもないのだが
何度かヘルメットを小石が叩くこともあって、落石は注意が必要な感じ。
ここで反対側から、このルートで唯一のローディーさんとすれ違いご挨拶。
川面を覗いてみると一艘のボートがゆーったりと川を下っていくのが見える。
ああ、トコトン静かだな。


↓どこまでいっても深い山


↓佐久間湖


果てしなく続くアップダウンの応酬と、遠慮のない日差しによって
全身びっしょり汗をかき、疲労困憊状態でこの秘境を進んでいく。
時間的には無理することもないので、
それほど無理にペースを上げずに省エネモードで行くのだが
とにかく喉が渇くし、暑くて死にそうだ。
細かく右へ左へカーブを抜けていくと、前方眼下に大きな発電所が見えてきた。
新豊根発電所である。
そこを通過すると、その発電所開発の際に築かれたであろう
いくつもの長大隧道が連続する区間へと突入する。
1つ1つが1kmずつほどあろうあろうかというものばかり。
いつもならあまりトンネルは好きではないのだが、今回はウェルカム!
なぜならトンネル内はグググっと温度が下がり、
スワ〜ッと冷たい空気に包まれて生き返るのだ。
交通量もほとんどないに等しいから、見通しの良いセンターをゆっくり走れるし、
これは思いがけないボーナスステージだった。
松島トンネル、丸山トンネル、
そしてラスト大きく右カーブを描く鰻樽トンネルの三連チャンを抜けると
突然前方に佐久間ダムが登場しました。
ふぃ〜、ようやく到着です。時刻は10:20ごろ。


↓ズイズイ隧道


佐久間ダムにとうちゃこ〜


県道1号はダムの天端を通過しているので、そこを行きます。
途中、下を覗きこんだがさすがに高い!
前方から地元のローディー集団が来られたのでご挨拶します。
ダムを渡り来たところに標識があり、静岡県浜松市の文字。
ここから県道1号は静岡県の管轄となります。これで3県マタギ成立。


↓高〜い〜


↓ここから静岡県の県道に


そのまま先を急ぐ前に、ダム横にある佐久間電力館へ寄り道。
寄り道といってもダムより一段高いところにあって、
そこまで短いながら激坂をしばいて、ヒーヒーいいながら到着。
まずは受付へ進み、ダムカードをお願いする。
すると佐久間ダムと、その下流にある秋葉ダムの2枚を頂けました。ヤタッ!


↓佐久間電力館


ダムカードゲット(合わせて秋葉ダムの分もくれます)


佐久間ダムは日本第9位の高さと第8位の総貯水量を誇る巨大ダム。
昭和22年に大ダム構想が発表され、当時としては世界第7位の規模、
もちろん日本史上最大のダムプロジェクトであった。
佐久間ダムの建設に当たっては、
まずは日本有数の渓流である天竜川の流れを変えるという仮排水路トンネル工事、
そして、くだんの飯田線の付け替えという
ダム本体の建設以前にも相当な付属する事業が展開し、
その完成には10年もの歳月が必要とされたが、
当時の最新土木技術や機材をアメリカから導入し、
実際にはわずか3年で完成を見るという大偉業であった。
この成功こそがのちの黒部ダム建設への大きな足掛かりとなっていき、
現在の世界に誇る日本の土木建築技術の礎となったのである。
その勇ましい歴史を抱えたダムを展望台から眺めるにつけ、
一層その姿が立派に見えるというものである。


↓威厳たっぷりのフォルム


ひとしきり見学を終えて、10:45にリスタートする。
長くバンピーなトンネルを4つ、大きなヘアピンカーブを抜けて、中部天竜へと下ります。
前日40分ほど足止めを食らった駅のあるところです。
ここでR473tぶつかり、供用区間へと突入します。
このあたりでもまだ相当山深いのだが、
人の生活が感じられるだけ先ほどの佐久間湖畔とは全然雰囲気が違います。


↓佐久間の集落が見えてきました


↓ここで右折し、R473と重複


佐久間の集落を抜けると、R473は一気に道幅を狭めて上りとなります。
上りきると天竜川に架かる橋があり、
そこが工事中のため警備員に制止されてしばし待機。
OKが出て、橋を渡り、そこから鈍い上りを上がっていきます。
ここまでずっと一緒に南下をしてきた天竜川とはここでお別れです。
天竜川はその流れを左手に浜松方面へと進んでいきます。
同じ流れが右手に分岐してきたのは相川〜宇連川〜豊川へと続く川です。
さっき休憩をしたばかりなのに、この辺ではもう体力の限界で、
ヘロヘロ状態。
下ってくるほどに、暑さの質もエグさを増して、体力をみるみる削ってきます。
暑さと疲労でめまいを起こしながら、水分を補給し、
無理なペースアップをせずにとにかく前進します。
大干瀬川にかかる錦橋のところで左折し、R473と別れて、県道1号の単独区間へ突入。
あともう少し!


↓ここで左折し再び単独区間


浦川駅のところで飯田線をくぐり、その先の集落を抜けていきます。
上市場のところで再び飯田線をくぐっていくと、そこから延々と鈍い上り…
そこにあった電光板にはなんと35℃の表示!
まるでサウナのロウリュウのごとき向かい風が戦意を喪失させます。
暑さと疲労でみるみるペースが落ち、フラッフラの状態。
思わず水を顔や胸元にかけて消火しようとしますが、付け焼刃で、
ついさっき佐久間で休んだはずなのにと、ショックが大きい。
約5kmほど鈍い上りと格闘して、ようやく県道1号の終着点に到達。
この県道9号とぶつかる交差点で長かった県道1号の旅が終わりました。
総じては、走りやすく、走りがいのある道でした。


↓ここが県道1号の終点


↓県道1号の終点


とりあえず、休息が必要だということで、先へ進みます。
もう少し上り詰めるとR151と合流します。
そこからすぐのところで脇に入り、東栄駅に到着。時刻は11:50。
自販機でアイスココアを2缶と、イロハスを購入し、
とりあえずがぶ飲みして補給品を食べ、
ロハスを水枕にしてベンチで仰向けで横になります。
あああああああ、暑い!疲れた〜!
そうしていると、上り線の電車がやってきてすぐに出発していきました。
この電車が午前ラストの便で、次は15時台になります。
つまり、豊橋までは自走決定となりました。
といっても残りあと60kmを切っているのでなんとかなるでしょう。
12:15にリスタート。いざ豊橋


東栄からはR151をゆく


東栄駅にていっぷく


東栄駅を出てR151に復帰します。
ここまでと比べると交通量が多いので注意を払いつつ路肩を行きます。
地場駅の先で小さなのぼりがあり、そこが意外としんどかった。
そこからにわかに下っていくと、三遠南信自動車道鳳来峡ICの分岐。
いわゆる奥三河エリアに突入していきます。


三遠南信自動車道鳳来峡IC


この辺りから、強烈な向かい風が谷筋を走り、漕げども漕げどもペースが上がらなくなる。
疲労と暑さで参りつつも、とりあえず少しずつでもいいので前進を続ける。
湯谷温泉あたりでは横の宇連川で水遊びをする家族連れなどが見えて、
あちらはとても涼しそうだ。
三河大野のところで、R151をはずれて、
より交通量が少なく走りやすそうな県道439号に入る。
細い道だがそこそこ交通量があり、注意を払いつつ進む。
本長篠を過ぎると長い長いストレートが連続し、徐々に周囲も開けてきて
モロに向かい風を受けるようになって、結構ヘバってきました。
これはどこかで補給をせねばガス欠が近いぞとわかっていつつも、
周囲に店などなく、ひたすら我慢の走行を強いられます。
舟着小前で県道69号にスイッチし、鳥原で右折。
新城市街をさけるように豊川沿いに進んでいきます。
そうして庭野の交差点の角にローソンを発見!
これは助かったと、飛び込み、ドリンクとお好み焼きを購入してパクつく。
大体ピンチの時はお好み焼きが一番食べやすく効果的。
30分ほど休息を取って14時にリスタート。


しっかり食べたのが功を奏したのか、リスタート後は脚もよく回り出す。
引き続き県道69号を豊川に沿って南下を続ける。
新東名の建設現場をくぐり金沢という交差点を過ぎると、
そろそろ周囲に山が無くなり、平野部へと突入していく。
そうすると、この暑さがもう一段上がったように、ムワっと、ムワっと来る。
東名高速をくぐり、ただっ広い田園地帯を進んでいくが、暑くて目がくらくらする。
そうしてようやく豊橋市に突入。あと10km弱!


豊橋市突入!


小倉橋の交差点で右折し、一瞬R362に乗り、次の当古橋東交差点で左折し、
引き続き県道69号をトレースしていく。徐々に中心に近づくにつれて交通量がまし、
渋滞や信号待ちの時など、車からの熱気がプラスされて蒸し風呂状態に。
ゲロゲロ〜@@
やっぱり何が一番環境破壊してるってきっと車なんだろうなあ。
鷲橋北で右折し工事中の橋を渡る。
蛇行している豊川のヘリをなぞって、そこからは市街地に突入。
混雑する車の群れに従って、灼熱の道を進む。
おなじみのR1をまたいで、とりあえずそのまま直進したらつくだろうと進んでいくと、
進行方向が全くわからなくなった。
そこで歩いていた人に豊橋駅を尋ね、無事に軌道修正し豊橋駅に到着したのが15:00。
約9時間15分のライドでした。
ふぃ〜!やっぱり真夏のロングはちょっとヤヴァシ。


とにかく疲労困憊なので早く帰りたい。
大急ぎで輪行作業を施し、新幹線口へ移動。
次の新大阪行きを見ると15:57と少し時間がある。
その間に切符を買って、併設のデパートでみやげを物色したが大したものはなく、
売店で、娘にはオカザエモン、奥さんにはクッピーラムネゴ−フレットを購入。
15:57のひかり号に乗り込んで即落ち。
17:32に新大阪到着し、マシンを組み立てて自走で帰宅したのが18時前でした。


ということで、飯田沿線を存分に満喫した2日間。
ブランクでの体力低下に少なからずショックを受けつつも、
課したミッションはすべてクリアできたのでよしとしましょう。
さあて、来週のarkibitoさんは?(サザエさん風)
またまた伊那に逆戻りだぁ〜!!
ンワクク!