立木音楽堂まで
日曜日。
午前は義祖母の七回忌の法要。
昼食会が終わって、さあどこ行こう。
この時間から山だと六甲あたりだが、
年末年始に必ず行くので、それまでお預けにする。
前日がっつり水泳1.5km泳いだ疲労もあって
軽くサイクリングでもすることにする。
そういえば言ってみたいところがあったが、時間的に微妙。
とりあえずそっち方面へ進むことにして、13:30出動。
淀川CRをビュンと進んで、御幸橋に到着が14:30。
ちょっと向かい風がきつかったな。
ここで、行先に電話をして何時までやっているか確認すると
16:30LO、17:00CLOSEとのことで、
それならなんとか間に合いそうなので先へ進むことにする。
↓御幸橋
御幸橋を渡って、宇治川沿いに進み県道81号に入る。
進行方向が変わったので風向きが少しマシになり、
田園地帯をびゅん。
R1とぶつかって先から少しトラフィックが混雑。
そのままドンツキまで進んでJR小倉駅をかすめて
その先で鉄道を渡って、宇治へ。
宇治では止まらずにそのまま県道3号を進んで、
天ケ瀬ダムまで登る。15:30。
若干時間にも余裕があったので、
さっと受付まで行ってダムカードゲット。
夜景verでした。
リスタートして再び県道3号。
ここは数年前の大水害で道が崩落してしまっていたが
当然復旧済み。
周囲の山並みは微妙に紅葉しているのか、
あるいは山枯れしているのかといった感じ。
宵待橋を渡り、ひたすらフラット基調の道を淡々と。
曽束大橋を渡り、南郷ICを過ぎ、
しばらく進んでいくと目的地の立木音楽堂に到着。
頑張って踏んできたので16時にはたどり着けました。
お店の方がもう誰も来ないだろうと
早めに店じまいしようとしたところだったようでしたが、
快く招き入れていただきました。
瀬田川のほとりにひっそりとたたずむ立木音楽堂は
主にクラシック音楽を対象に2008年から活動されていて、
コンサートなどのイベントのない土・日曜だけ
カフェとしても営業されています。
前々から一度訪れてみたいなあと思っておりました。
ここの魅力はなんといっても眺めの素晴らしさ。
瀬田川に向かって大胆にガラス張りの空間が迫り出し、
京都・滋賀県境の山々を借景としていて、
それはまるで絵画のように美しいのです。
スバラシイ音響で響くクラシック音楽と、
見事な瀬田川の景色を堪能しながら、
コーヒーとケーキをいただきました。
ちょうど、夕陽がゆっくりと落ち始め、
雲間からこぼれるオレンジの光が、
冬枯れた山並みを照らしだし、
もの悲しい瀬田川の流れの上を鳥の群れが連なって
西の空へと消えてゆく。
本当に嘘みたいに美しい景色に、
ただただ静かに感動してしまう。
ほんとうに贅沢な孤独にどっぷりと浸ることができました。
時間帯や季節によってきっと様々な表情を見せるのだろうと思うと、
またいつでも来たいなあと思います。
でも、この日のこの冬枯れのひと刹那が
きっと自分には一番ぴったり来る景色だろうな。
お店のお母さんにもとても親切にしていただき、
贅沢な時間を味わせていただきましたが、
そろそろ帰らないといけません。
また来ますとご挨拶をして
16:30に名残惜しくお店を発ちます。
暗くなる前には宇治まで抜けていたいので、
ボチボチのペースで進むが、
陽の落ちるスピードが早い。
↓瀬田川
17:15に無事に平等院前までやってくるころには
すでに暗くなってしまいました。
せっかく宇治に来たので、お土産を買って帰ろうと、参道へ。
この時間でもまだたくさんの観光客がいますな。
お茶大好きな奥さんには伊藤久右衛門のカリガネ茶、
娘には大好物の茶団子。
宇治をリスタートして、県道249号で小倉まで。
この時間帯はさすがに交通量が多く、
トラフィックを縫いながら、県道81号を西進し、
第二京阪に当たる。
往路とはルートをちがえたかったので、
久々に第二京阪で帰ることにして左折。
宇治川を渡って、松井山手ののぼりに差し掛かるころに、
強めの通り雨に遭う。
これはいかんと、山手幹線まで登りきったところのローソンに緊急避難。
幸い15分ほどで雲が抜けて雨がやみました。
そこから枚方〜寝屋川のアップダウンをこなす。
おそらく3年ぶりだけど、何度も使った道だけに全部覚えているなあ。
三ツ島まで第二京阪で進み、そこからR163へスイッチ、
緑で裏道に入って、城北運河沿いに進んで帰宅が20時でした。
しばらくは午後半日100〜150kmくらいがちょうどいいかな。
走行距離:115.5km
TOTAL:802.95km