記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

山田錦のふるさとライド 〜類をたずねて四十里〜

土曜日出発できなかったので、遠征はパス。
とはいえ翌日の日曜日はお天気がよさそう。
近場の山を攻めようかどうしようかと悩んでいたら、
ちょうどおあつらえ向きのイベントが!
山田錦のふるさととして知られる加東市で、乾杯まつりがあり、
そのスペシャルゲストに類さんが来られるとのこと!
ざっとルートを引いてみると最短コースで約75km。
12:30に登壇されるので、朝出れば間に合うじゃないか。
山も捨てがたいが、晩秋の本番に向けて、
そろそろ自転車も体力をつけておかねばならないし、
1dayライドに出動することにしました。


7時前に起床しすぐさま支度。
7:15に出動。朝はまだ少し肌寒さを感じるが、
暑いと堪えるからちょうどいい。
長柄橋を渡り、新大阪をかすめて、神崎川CRへ。
少し進んで天竺川ロードに入る。
そこからいつもの裏道を抜けて大阪空港へ。
最近このルートばかり走っているような…
それだけ使い勝手が良いということですな。
猪名川CRで北上し、神津大橋を渡る。
イオンモールを横目にして、伊丹市街地へ。
西へ少し進んで、昆陽で北上。
武庫川新橋を渡って、宝塚へ抜ける。
登りセクションの前に休憩しようと思って、
六甲縦走路の入り口にあるコンビニで休もうと思ったら、
潰れてた@@@
仕方ないのでそのまま生瀬へ進み、R176に入る。
そこそこの交通量なので軽くスパートして名塩へ。
知らないバイパスが完成していて、
それを回避するのにごにょごにょしてたらなぜか
高速SAに紛れ込んでしまったよう…
そこから旧道に復帰してえっちらおっちら登り。
ヘアピン区間を過ぎれば赤坂峠。


西宮名塩SAに迷い込む…


↓赤坂峠


峠を過ぎれば、快適なダウンヒル
ひゃっほい♪
中国道くぐった先のコンビニで朝飯。
リスタートして宅原で左折し県道357に入る。
岩谷、市原と若干の上り基調で進み、
日西原で県道7号に入ります。のどかな山間を行く気持ちのいい秋ライド。


↓日西原


市野瀬を少し進んだところで少し大きな橋を渡るのだが
「黒滝」という案内板が小さく出ていて、気になって寄り道。
マシンを橋脚に括り付けて、川沿いの歩道を進むと、
大きな一枚岩を大きく幅を取りながら流れ落ちる滝がありました。
ナイアガラと称するには少し難がありますが、
それでも見ごたえ十分。


↓黒滝


↓三木のナイアガラ?


そこから先は、たわわに実った稲穂が広がる田園地帯。
この一帯は、酒米山田錦の生まれた原産地で、
数多くの名だたる蔵元・酒造会社御用達の田んぼがあちらこちらに。
大関」「菊正宗」「剣菱」「獺祭」などなど、そうそうたる面々。
これらの酒の原材料が、同じ地域の同じ品種の米を使っているのに、
あれだけ色彩豊かな味の違いや香りが生み出されるのは
やはりその土地土地の風土だったり、水だったり、
あるいは蔵ごとに住んでいる酵母だったり、
そういう違いなんだろうなあ。


大関


↓菊正宗


剣菱


↓獺祭


渡瀬バイパスをすぎると、にわかに上り基調で
トップで中国道とぶつかります。
ズシャーっと反対へ下り、ひょうご東条ICのところで
左に折れて道の駅東条で小休止。


↓道の駅東条


10分ほど休んでからリスタート。高速の反対側へと進み、
引き続き県道17号をトレース。
天神から再び長めの鈍いのぼりをやっつける。
PAの手前で再び高速をくぐり、藤田の交差点を左折。
R372でくいっと丘に登ったら、
本日の目的地である加東市役所と隣接するやしろステラパークに到着。
時刻は11:15。休憩含めジャスト4時間。
鏡開きの時間に十分間に合いました。


↓やしろステラパーク


さて、この乾杯まつりでは、
全国100以上もある加東産山田錦を扱った酒蔵のうち、
19もの酒蔵が参加しています。
道中の田んぼに掲げてあった銘柄以外にも
「玉川(京都)」「真澄(長野)」「浦霞(茨城)」「奥播磨(兵庫)」
「八重垣(兵庫)」「玉乃光(京都)」などなど、
素晴らしいラインナップ。
それぞれがブースを出して有料試飲がされてあったり、販売があったり。


しか〜し!
ここで最大の問題は、自転車を運転してきてしまったので
ただの1滴も呑めないということ!
しまった!大誤算@@
しかし、飲酒運転は間違ってもしてはいけないことだし、
もしそれで事故でもおこそうなものなら、
まつりの中止など多大な迷惑が掛かってしまいますので
当然、禁酒です。つらいけど、しゃーない。


↓加東産山田錦で作られる100以上の銘柄のうち19が終結


お昼時はどのフードも大行列だし、お酒は飲めないしで、
なかなか手持無沙汰のまま、
ステージ前でファンタグレープを飲みながら休憩。
ステージでは先着50名限定で、
鏡割りのお酒のふるまいに並ぶ人だかり。
自分も並びたかったけど、飲めないし他の方にお譲り。
念のため、かの御方に連絡を入れてみると、ラジオの出番明けのようで、
見かけたら声かけてくださいねとのことだったので待ちます。
12:30の本番の10分前に、公民館から会場入りする類さん発見。
すぐにファンや酔っ払いにもみくちゃにされてしまいました。
すごい人気です。
で、控えテントに入る直前にお声かけすると、応じていただき少しだけお話し。
「ええ!?自転車で来たの?」とびっくりされましたが、
「じゃあ今日飲めないじゃん!」と言われてしまいました。
本番直前で、ものすごい人が集まってきたので、
「とりあえず後でね」と言いながら
真新しいPR大使のお名刺だけさっと手渡ししていただいて
奥へ入っていかれました。


↓真打登場!!


加東市山田錦PR大使だそうです


時間となり、おエラさんのご挨拶ののちに、鏡割り。
ヨイショ、ヨイショ〜。
振る舞い酒はあっという間になくなり、会場の皆さんで乾杯♪
ステージ後、少しだけまたお話し。
ちょうど奥さんと電話していたので
Facetimeに切り替えて娘たちともお話ししていただけました。
なんだか、もう娘のおじいちゃんみたいになってきてます(笑)
これからまだまだお忙しいようで、
「また近々あいましょう」と言っていただき、
今日のところはお別れ。


↓鏡割り


↓乾杯〜♪


こちらも帰りのことがあるので、
そろそろリスタートしなければなりません。
帰りはルートを変えて海側コースへ。
R372で下って、そこから県道567号へ。
残念ながらR175はバイパス化がひどく自転車には不向きなので
少し回り道ですが、旧道で南下します。
県道18号に入り、小野のかすめ、市場の交差点で右折。
加古川沿いの道へ出ます。
山陽道をくぐった先にある分岐のコンビニで、昼ごはん。
リスタートして、県道84号で稲美町を目指します。
のどかな田園風景で、ほどよいアップダウンがあり、いい道。
この一帯はため池が驚くほど点在しているのですが、
その中でも大規模な加古大池の横を通過しました。


↓加古大池


さらに、南下をして、岡から県道384号。
徐々に交通量が増えてきます。
第2神明をくぐって、丘陵地に作られた住宅地を抜けて
JR大久保駅に到達。
そこから
JRをくぐって、おなじみのR250へ入るも、
ここから明石までは高架多発地帯で、
そのたびに自転車はアップダウンの激しい側道へ回らないといけないので
面倒になって、さらに1つ海側の県道718号へエスケープ。
こちらは路肩が狭く、交通量が多いので、あまり走らないのだけど、
わずかの区間だけだったので事なきを得る。


明石市街に入ったのが15:30。
せっかくなのでお土産にタコのうま煮を購入。
これで炊き込みご飯したらなまら旨いんだよな。


魚の棚


おみやを購入したらすぐにリスタート。
朝霧まで海側のR28を疾走し、そこからR2へ入る。
さすがに人気ラインなのでほかのローディーもちらほら。
トラフィックは帰りの渋滞で混雑気味なので、
スピードは抑えめに安全確実に処理していきます。
で、岩屋まで来て、せっかくなのでとR2を外れて
路地裏のワンダカレーに寄ってみたら、
お昼休みの時間帯に入ってしまってて食べられず。が〜〜〜ん@@@
またリヴェンジしやないかんなあ。


↓ワンダカレー閉まってる@@@


仕方がないので、R2に戻って、須磨のシーラインを爆走。
その勢いのまま三ノ宮間で進み、
すっかり喉カラカラなので
東遊園地のケータリングでコーヒータイム。
先週も来ましたねえ。


↓東遊園地でコーヒータイム


そこからの帰りはおなじみのR2ハイウェイ。
幸い、他のローディーにほとんど出くわすことなく、
マイペースで帰れました。
R2の淀川大橋が、耐震補強工事で数年間片側封鎖なのは知ってたけど
既に実施されていてちょっと走りづらかった。
跡は淀川左岸を北上して19:15に帰宅。
ジャスト12時間のライドでした。


↓おみやはタコのうま煮


↓本日のルート


<スケジュール>
7:15自宅発⇒8:15宝塚⇒8:50西宮名塩SA⇒9:08赤坂峠⇒
9:15名来9:30⇒9:35宅原⇒10:00日西原⇒10:07黒滝10:15⇒
10:45道の駅東条11:00⇒11:15やしろステラパーク13:30⇒
14:10宗佐北14:30⇒加古大池14:37⇒15:30魚の棚15:40⇒
16:05岩屋⇒16:45東遊園地17:00⇒19:15帰宅


走行距離:167.1km
TOTAL:582.25km