記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

EASTON EA90SL インプレ

事故のせい(おかげ)ではからずも初のホイール交換でした。
もともと完成車についていたフルクラム・レーシング7なので、
特に特徴も長所もないホイールでした。
あれこれ悩んで決めたのがイーストンEA90SL。


スパルタンな走りになってもいいのでとにかくヒルクラ性能を上げたかったので
本当ならEA90SLXのほうがより軽量でヒルクラ向きなのだが、
スポークを削って軽量だと、決戦用にはいいかもしれないが、
普段使いにするには強度が心配。
そこまで軽いと下り走行にも不安が…
そこで、SLXよりもスポーク数を増やした姉妹品のSLにしたわけだ。
それでも1530gの軽量♪


で、走ってみた感想。
まず何といっても加速度が違う!
信号が青になってダンシングをした瞬間、一気にトップスピードに入れる。
そこから高速巡行を維持するには少し粘りがないように感じるが
言い方を変えればそれだけ軽いという証拠。
平坦では30km前後でしかあまり走らないし、
スプリントはあまり意識していないのであまり気にならない。


剛性についてはどうなんでしょう?
てんちょう曰くロングライドを考えるとちょっと硬いのではということだったが
昨日久々に100km走った割に疲れは少ないから問題ないのかも。
それより、走りに安定感が増したほうが影響大なのだろう。
特に路面からの突き上げが軽減され、すごく走りやすくなったことで
疲れにくくなったのかも。


そして肝心のヒルクラ性能ですが、正直GOODです♪
ハブがよく回ってくれている言ったらいいのか、
前より2枚3枚残しても上りを駆け上がってくれます。
ダンシングで加速をした時も即座に反応してくれます。
頭の中で考えているペースに、実際にマシンが追いついてくれるというか
マシンと一体で坂を攻めている感覚です。


マリオカートで例えると(なぜ?)、
ノーマルのマリオから、軽量のノコノコになったような感じ。
といっても決してマイナスではありません!
軽量ならではの長所を生かした性能を十分に実感できます。
元々183cm、59kgなのでパワータイプではなく、軽量タイプなので
自分の理想の走り方にぐぐっと近づいたのかなと思います。


マシンで一番大事なのはホイール、というのはよく聞く話ですが
ホイールを交換するだけでこれほど走りが変わるとは思いませんでした。
10万円前後の価格帯はメーカー各社様々なタイプのホイールを出していますが
いろいろ悩んだ結果、いい買い物ができました。
あくまで僕の理想の走り方に沿ってのインプレですが、
ホイール選びの参考にしてください。


追記:
元のホイールが比較にならないので、同価格帯と比べてどうかわかりませんが、
上で書いた加速性、軽量、ヒルクラ性能、剛性のアップのほかに顕著なのは
下りでの安定性です。しっかりと路面をキャッチしてくれているカンジで
とっても安心できます。
元々気圧を高め9〜10BARで走ることが多く、そうすると接地面積が減って
下りでは不安定になりがちだったのですが、ホイールを変えてその心配は解消!


EA90 SL (ペア)
価格99,750円 (税抜 95,000円)
サイズ700C
平均重量1530g
リムGEN4 EA90 アロイ light weight clincher rim / F 21mm R 25mm Height
ハブF-R4、R-R4 SHIMANO / SRAM / Campagnolo
スポークSapim double butted silver / 24F radial 28R radial NDS / 2-cross DS
ニップルF&R-NDS アロイ ブラック / R-DS ブラス シルバー

EA90SLXの姉妹ホイールで、SLXに比べスポーク数を前後ともに増すことにより、パワフルなライダーに最適な剛性を確保しています。シンプルな構造ながら職人により丁寧に組まれるホイールとして人気を博しています。