記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

伊吹山HC 詳細編

前日の話から。
前日は早く寝るつもりだったが、準備やら何やらで12時くらいに就寝。
3時間ほど寝てあとは電車で寝ればいいやと思ってたら、
コハがしんどいのか夜鳴きをはじめ、夜中の1時2時の間、
あやすのだが泣き止まず、大好きなお乳も拒否。
そこで家族で近くの公園へ。
ずっと抱っこして、ようやく落ち着いたのか3時にようやく眠る。
心配だが多分大丈夫そう。
で、起きる時間。おー寝れてないよ。
今寝ると絶対大惨事なのでシャワー浴びて覚醒させ、4:15出発。
かっとばして新大阪。即効輪行の準備をして、5:02の始発に乗る。
京都・米原で乗り継ぎ、7:30には関ヶ原到着。うむ〜天気悪いなあ。


会場に到着して、受付。去年の行列が全く無い。すばらしい対応だ。
雨宿りできるところで雨露をしのぐ。寒い。とにかく寒い。
荷物はもうまとめてあるものの、上着を手放したら死んでしまう。
これだけ寒いとお腹にも来るもので、
朝から何度もトイレに行っているのだが、すぐに行きたくなる。
もちろん会場付近は大行列なので、アップがてらローソンまで。
こちらも少し並んで入るが全然マシ。
済まして出てきて、木馬のノボ君にバッタリ!
向こうが覚えててくれて声をかけてきてもらう。
第3駐車場に木馬軍団が集結しているというので向かう。
途中荷物をあずけてからいくと、ブルーの木馬ジャージ。
みなさんにご挨拶。
mijiさんは腰痛のため出走しないみたいで残念でした。


さて、30分前ぐらいになったので、アップに周辺をひたすらグルグル。
といってもそんな上りもないし、渋滞だったので、足慣らし程度。
で、いよいよ集合場所からスタート地点への移動。
相変わらず路面が悪い。おまけに雨である。最悪である。
後輪がはねるドロや水でおしりが冷たい。
スタート地点は案の定大渋滞。
近いナンバーの人の固まりを探して前へ前へ。
番号が呼ばれたので、ゲートをくぐって、スタート位置に着く。
今年30になったので、去年のROAD-BからROAD-Cのトップになった。
前カテゴリーとの間隔で5分待機。
クラスの一番前って、抜くより抜かれる方が断然多いはずだから
焦ってペース乱したり、モチベーション維持が大切だ。


↓スタート


30カウントが進み、いよいよスタート。
どぴゅーんと出て行く人、それを追随する人、マイペースな人それぞれ。
グループの中段に陣取ってえっちらおっちら行くのだが、
どんどん抜かれていく。
みんな結構速い?というかこちらのペースが遅い?
序盤は10%クラスの上りが出たり、安定しない。
しかもアップが不十分で、足も息もいきなりしんどい。
大体朝イチでいきなり強度上げると序盤ペースは悪い。
体が慣れて足も息も安定するまでは、焦らずガマンガマン。
3,4km地点で、東側へ長い上りが見え、奮起。
さきっちょまで行って逆方面へ上り返して5km地点。
この辺でようやくエンジンが温まってきたので、ペースアップ、
徐々に抜かれた分を取り返しにかかる。
5,6km地点で滋賀側に入り、デジャブのように何度も同じような左への勾配が続くあたりから
斜度が落ち着きペースをさらに上げる。
速い人に少しでもつきつつ、ペースをあげる。
7,8kmでほぼ平坦になりアウターに入れてガンガン行く。
前半のしんどさが解け、距離が増すごとに調子が良くなる。
が、このあたりから文字通り雲行きが怪しくなる。
霧?雲?で前方が全く見えない。
どこをどんな風に走っているのかはもちろん、前方に遅いペースの人がぬうっと現れる始末。
ようやくの下りに入り、速い人について速度をあげるが、
道がどっちに曲がっているのかわからず、しかもいきなり前方に現れて追突しかけ、
ペース上げきらず。
上り返しのところはちょっとした渋滞。
ここ上ってダブルヘアピンでラストというのは記憶にあったので、ここからスパート。
監視員の皆さんが、「あと500m!」とか、「これラストのカーブ!」とか
必死に声援を送ってくれたおかげで、最後の力を搾り出せた。
ここで斜度がぐっと上がるところなのでダンシングを織り交ぜ、
センターライン側からまくってまくって、10人くらいは抜いたと思う。
ラストのカーブ抜けて300mのところで、見えない霧の中から
シャンシャンと鈴の音と声援が聞こえる。
あそこだなと見定めて、シフトをあげてもう1段階加速。
ラスト50mくらいのところでゆっちさんの応援する姿を発見。
そしてゴール地点で木馬のお姉さま方に「○○く〜ん!」と大声援。
いやあ、本当は調子乗ってコンタのピストルポーズでゴールするつもりが、
声援に後押しされて、とにかくもう必死のスパートでゴールしました。
ゴールライン過ぎてしばらくしてメーター見たら43分くらいだったので
42分台と期待しましたが、43:09と一歩及ばず。
ヘロヘロになってマシンを降りるが、監視員から
「荷物は後300m上ってください」との無情のコール。
応援に加勢するため急いで荷物を取りに行くが、とにかく大混乱。
トラックのそばまで行くにもたどり着けず、やっとついても
なかなか見つからない。リュックは派手な色のほうがいいな。
やっと見つけて、急いでゴール地点へ。
ちなみに応援のことで頭がいっぱいで完走証もらうの忘れた・・・


↓ゴール地点


さて、ここからが本日の次なる本番です。
自分が走り終わったらハイそれで終いじゃないんです。
同士がまだたっくさん必死で走っている。
自分もラストの声援で力をもらったので恩返し。
特に今日は出走できなかったmijiさんの分まで応援をがんばる。
ゴール地点へ行き、木馬のはっせさんとのんさんと合流。
自宅から娘のタンバリンを借りて持ってきたので、
シャンシャン鳴らして、ゴールに駆け込む1人1人に、
「がんばれ!」「ラスト!」と声をかける。
たくさんの人が反応して、ラストスパートしてくれた。
もう力尽き寸前の人もゴール越えて御礼をしてくれる。
まぎらわしいのが監視員の人が拡声器で
「あと300mあります」と萎えるアナウンス。
それだけ言うとまだゴールまで300mあるんじゃないかと勘違いするのでは?
確かに荷物まではそうだけど。
ということで、「ゴールはここ!」と応援団で必死でアナウンス。
そのうち監視員が、これ振ってとチェッカーフラッグを渡される。
ROAD-Cが終わり、ROAD-Bのフレッシュなラストスパートが始まる。
そのうちMTBのひとやら何やら。
大体の人がゴールし終わり、12:30くらいの下山に向けて、応援終了。
声が相撲取りみたいにガラガラ。
列の方へ行こうとしたら、いきなり雑誌の取材を受ける。
どうもあれだけ応援してたら目立ってたようで、あれこれ答える。
こういうのは、みんなで励ましあって、みんなで上って楽しんだらええんです。


↓熱烈応援中(シクロワーアードさんのHPより拝借しました)


はてさて、いよいよ下山です。この頃になると視界も良くなり、
思ってたよりは安全に下れる。
下山中は木馬の皆さんで、途中にいるスタッフのみなさんに
「ありがとう」と声をかけながら下る。
途中、というかもうスタート地点まで500mというところで、
C-1クラス以下、5組のスタートの時間となり、コース上で待機。
なかなか実業団のヒルクラレースを見れる機会はないのでよかった。
ここでも鳴り物で応援♪
みんな次元の違うスピードであっという間に上がっていく。
すごいねえ。


↓木馬のお兄様お姉様方


↓C-1クラス、BRクラスがハンパないペースで上がってくる


無事下山し木馬の人たちとさようならをしたのが14:00。
当初の見込みより1時間遅い。
が、さしあたって天気も大丈夫そうだし、雨が降るまでは自走して帰ることに。
関ヶ原駅の方から、R21に出て、米原を目指す。
若干アップダウンがあるものの、交通量もそうれほどなく順調に。
途中、醒井あたりで青いTREKさんに抜かれる。
追いつきたいのはやまやまだったが、ゴール後チョコバーを食べたきりで
お腹減って力でない・・・といってもご飯食べれそうなところがない!
頭の中は米のことばかり考える。米!
滋賀県に入ると強烈な向かい風。もうやめて〜。
米原をスルーして、佐和山トンネルまでのアップをこなして彦根市街。
吉牛見つけてIN!
珍しく大盛いっときました。
腹が満たされて元気回復し再スタート。
本当のはのんびり裏道でもと考えていたが、岐路に着くのが遅れたし
雨に降られる前に距離を稼ぎたいのでひたすらR8を進む。
交通量は多いものの、路肩が十分にあり怖くない。
それにしても滋賀は長い!どこまで行っても滋賀は滋賀!
ひたすらR8ですが、途中でR1との合流地点は避けたいので、
栗東手前で曲がり、近江大橋へスムーズにアクセスできる道を探す。
そこで草津・守山の住宅街で軽く迷子になる。
ショートカットのつもりが、思わぬロスとなりながら、県道18号を発見。
近江大橋を渡って、大津到着が17:30。
もう大津はこの半年で見慣れました。
そこから岐路を思案したが、やっぱり小関越で山科へ抜ける。
ヘロヘロではあるがヒルクラローデョーの血が騒ぎ、TTモードで。
結果5:26。
自己ベストには及ばないもののまずまず。
山科駅へ出て、今度は南下。ところがここからいきなりのどしゃぶり。
メガネが曇るし、指きりグローブなので指先が冷える。
六地蔵から中書島久我山というルートを考えていたが、
特に六地蔵の辺りは夕方はラッシュで車の渋滞がひどいし、
これ以上雨が続いて輪行となった場合を考え、
ひとまず京阪沿線へ出るルートに変更。
小野で左折し、軽いヒルクライム名神横を走る。
藤森で南下に転じるころには、全くの大雨。
モチベーションが下がる一方。日が暮れて暗いし、寒いし、
で、結局中書島であきらめておけいはんのお世話になる。
全身びっっちょびちょで、上を全部脱ぎ、
伊吹の山上で着ていフリース1枚になり、輪行の準備。
山科でJR新快速じゃなくて、京阪特急にしたので
思惑通り、それほど今混んでおらず輪行でも十分だった。
樟葉くらいで窓を見たら、雨止んでるし・・・
まあ、伊吹+150kmならアワ1+六甲くらいだし十分なのだが、
岐阜から自走して帰る目標断念は悔しいね。
雨さえなければ・・・。
京橋で下車して、途中行きつけのラーメン屋たかしで、1人祝杯。
20:30帰宅。


走行距離:160.19km
'10 TOTAL:1931.75km