記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

高槻バーガー練

このところ多忙すぎて連絡すら取っていなかったぱしゃ君を久々に連れ出す。
どうも仕事が忙しいようで、あれだけ日課として続けていたローラーすらできないらしい。
実走も今月頭の中山桜台依頼3週間ぶりということで、ご本人非常に焦っております。
少しブランクがあるということで、今日は無理せず、近場をポタることにする。
上りなし、50km程度ということで、どこへ行こうと考えた結果、
夜練で未開拓の方面へ行こうとなって、高槻にバーガーを食べに行く。


マシンは日曜日に帰ってきたままドロドロ。クリートもそのまんまだが、
待ち合わせに間に合わないのでそのままで行く。
20:15にぱしゃ君んちで落ち合いライドスタート。
高槻を目的地として走るのは初めてで、あのあたりは幹線道路はどれも狭小で交通量が多い。
でもかえって裏道を探ると複雑に入り組んだ住宅地にはまる。
どうしたもんかいなあと考えるが、今日はノープランで行ってみる。
とりあえず新大阪を突っ切って新幹線の高架下を進む。
下新庄の裏路地をこちょこちょ進んで内環状の吹田大橋に出る。
そこから相川の分岐で神崎川と分かれて安威川沿いに進む。
新京阪橋(その昔阪急京都線京阪電鉄だった名残)を超え、阪急をくぐる。
このルートは走ったことがなく新鮮で面白い。
交通量も少なく走りやすくて思いがけずなかなかいいルートだ。
ぱしゃ君はブランクのおかげで足も体も軽いらしく、軽快に35kmペース。
こちらは日曜のダメージが思ったより尾を引いているのと、
左のクリートが駄目になったままで引き足が使えないのでちょっと大変。
鶴野橋北詰で中央環状道にぶつかる。
これをくぐると川の対岸には鳥飼の新幹線基地が見える。
下水処理場を迂回するため一旦川岸を離れるが、
県道14号はターミナルへ向かう大型トラックの道なのでそちらには出ず、
卸売市場の裏に当たる安威川沿いに再び出る。
野々宮2丁目で一旦県道14号に入り、激坂の歩道橋をクイっとあがって対岸へ。
東進から北進に転じる。鮎川で安威川とさよならをして県道133号へ入る。
もう自分がどの辺にいるのかきわめてアバウト。
この辺は区画の軸が南北に敷いてあるところと、
淀川に沿ってナナメになっているのとあって、方角の感覚が少し狂う。
それに夜というのもあってどこを走っているのか。
でもまあ方角的には間違っていないし、迷子の感覚が楽しくてよい。
県道132号にぶつかって東へ。芥川を渡って高西で県道16号。
R171に出て京口町のところにある「T's DINER」さんが今日の目的地。


↓T's DINER


アメリカンダイナーな内観


見た目からしアメリカンダイナー大好きのジャンクボーイ2人組みにぴったりな感じ。
店内はほの赤いムーディーな感じで、アメリカンテイスト溢れるスクラップでいっぱい。なんと早朝5:00までやっているらしく、バーガーで酒が飲める珍しい店。
今日はアルコールは当然なしだけども。
今度4月には福島に新店OPENするらしいから要チェック!
さてさて、これまたいかにもジャンキーなお姉ちゃんがメニューを取りに来ます。
ぱしゃ君は名物の「高槻バーガー+プレート」に大好物のDr.PEPPER!
最初ビビってSサイズとか言い出すので、そんなんネタにならんと無理やりMサイズにしたる。
自分はぱしゃ君と同じもんもアレなんで「ベーコンチーズバーガー+プレート」と、
もうひとつの名物らしいシェイクのうちオレオ味をチョイス。
レース前だからって関係なく食べます。
早速出てきたDr.PEPPERにぱしゃ君は大喜び。箱買いしたいくらい好きらしい。
自分はオレオがクラッシュして入っているシェイクをちゅうちゅう。ウマシ。
で、15分ほど待っていると銀のプレートにどっかんと乗せられて
ビッグなバーガーが到着!
おお、なかなかの迫力。バンズに印された焼印がまた硬派だねえ。
お姉さんが食べ方をレクチャーしてくれる。
プレートにある野菜たちを好みで挟んで、バーガーを紙でくるんで押しつぶせとのこと。
仰せの通りやってみる。まずはケチャップもマスタードもつけずにガブリ!
おお、なんだこの旨みは!何もつけなくてもおいしい!
少し甘めのピクルスが絶妙のアクセントでうまい!
途中からケチャップとマスタードをドバドバと投入して味の違いを楽しみながら
あっという間に完食。
なかなかボリューミーでお腹いっぱいです。
お値段は多少張るものの、これだけうまければ文句なし。
MドナルドのBIG★AMERICANのセットに800円払うくらいなら絶対こっちっしょ!
ということでご馳走様!


↓オレオシェイク560円


↓ベーコンチーズバーガー840円


↓オマケ


さて時刻は22:45。日付が変わる前には帰宅したいのでリスタート。
と、ぱしゃ君の様子がおかしい・・・チャリにくくりつけておいたビアンキの鍵が開かない!
おい待て待て、グローブをはずしてもっかいやってみ、とこちらも焦る。
2人であれこれ格闘するが、どうもコネクション部分がバカになっているようで
よく見たら鍵穴にきちんと鍵が刺さらない。
どうにか鍵を開けないと、このまま走り出すこともできない!ヤバイ!
焦りが募り、鍵穴をいじくりまわしているうちにポキっと鍵が中で折れる!
絶対絶命・・・おい、どうするねん!これじゃあ帰れないぞ!
鍵を開けることはもう不可能になったので、次に考えうるのはチェーンをぶっ壊すしかない。
幸いにも近くに100均があり、そこでアレを買って、
大の大人2人でワイヤーと必死に格闘してシバキまわす。
10分ほど格闘してようやく開放される。
ほんともうヤメテクダサイ!マジで帰れないかと思ったわい!


なんとかピンチを切り抜け、帰りはもうR171を爆走します。
ぱしゃ君が軽快に40km近い速度で曳いてくれるのだが
こちらはもう左のペダルがしょっちゅう外れて遅れがち。
茨木ICのところから県道14号にスイッチし、ダイレクトで吹田を目指す。
吹田のところで駐車の車が多くなり少し慎重にペースを落として
ぱしゃ君との距離を開けておく。
すると前方に駐車車両がつらなっていて、
その先から音もなくぬうっとブラインドのところから車が飛び出してくる。
車体が黒でかなり判別しづらいのにウインカーを出していないどころか
ライトすらつけていない状態で、急発進で割り込んできた。
あやうく衝突するところをぱしゃ君は対向にはみ出して急回避。
自分は少し距離を開けていたのが幸いしてぱしゃ君に突撃することなく減速。
こちらは前灯を3つも焚いて、本線を走行しているのだから
合流する時にしっかり確認しろっつうの。
かなり肝を冷やし、怒り心頭のまま阪急吹田に到達。
木橋神崎川を渡り、新大阪でお別れ。
帰宅は0:00ジャストでした。


走行距離: 55.86km
TOTAL: 2528.95km