記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

TOKYO社会見学

せっかく珍しく東京へ出てきたので、そのまま直帰するのももったいない。
ということで翌日はどこかを見て回ろうと考えていたのだが、
どうにかなるっしょと宿泊の予約をしないまま来てしまって、さてどうしたものか。
ナベ氏に連絡を入れてみると、今日は彼女じゃないガールフレンドと飲んでるとのこと。
これは一晩飲み明かすかと思っていたら、しばらくしてもう飲みは済んだよと連絡が入る。
今ならナベ氏の部屋に転がり込めそうだったので、3次会をなくなく断念して同期の諸君達とさようなら。
新宿駅小田急百貨店の前のラーメン屋台のところで無事に落ちあう。
野宿も覚悟してたのだが、この日はえらく冷える夜だったので助かった〜。
ナベ氏とは1年ぶりの再会かな?そのまえは10年ぶり。ここでもまた縁と絆。
そこから数駅移動して、途中でスーパーでワイン1本とつまみを買って、自宅へ。
同じ新宿区とは思えぬ閑静な場所にあって、でっかいベランダからは新宿の高層ビル群を望むナイスなお宅。
30代独身貴族を大いに楽しむスマートな大人の隠れ家といった感じで、文句のつけようがない。
この日は昼間っからひたすら飲みっぱなしチャンポンコースだったが、
オーラスは気心知れた友とワインを飲みながら、色々と話に沸く。
前日の堺浜の疲れと寝不足、泥酔状態、慣れぬ東京の地というもろもろで、ワインを開けてしばらくして落ちる。


翌朝9:00前に起床。すでにちょっと喉がおかしい。
それにしても昨日の夜景もきれだったが、すがすがしい朝もナイスな部屋。
大きめのバルコニーからは都心の3階というのに広い空がぱあっと広がっている。
そして隣りにある小学校の木々や、目の前の大きい地家の庭を借景に緑あふれ、
ここが新宿区だというのを忘れるほど。なんていい家に住んでるんだ。
なんというか、漂白剤いり洗剤かノンアルビールのCMに出てきそうなほど爽やかなロケーション。
これはせっかくなのでバルコニーで朝ごはんにしましょう。
というと、ナベ氏がハムエッグをちゃちゃっと、イングリッシュマフィンを焼いて、
かっちょいいエスプレッソマシーンで完璧な朝ごはんを出してくれる。
ナベ、ええ嫁になるわ(笑)


↓パーフェクトな朝


さて、パーフェクトなブレックファストを済ませておでかけ。
といっても別に買い物にも興味ないし、人の多いところもなぁ。
まあここは自分の趣味全面出しで行きます。
ということでまずは東京ゲートブリッジに行きます。
春に開通したての湾岸の大橋でトラス構造になっているフォルムがいかつい恐竜チックでかっちょいいのです。
さて、新宿から丸ノ内線で東京駅まで、そこから京葉線に乗り換え新木場駅まで。
そこからバスのつもりだったが、どえらい行列で乗れそうにない。
臨時便も増発しているようで、早くも人気スポットになっている様子。
バスは諦めるとしても、タクシーを使うのもなぁということで、
せっかくの快晴だし、健康的に3kmほど歩こうとなった。
色々走りながら湾岸の広い道を歩く。
島の先端に若洲海浜公園があって、そこに外遊びに行く家族客やローディーがひっきりなし。
しばらく行くと徐々に橋が見えてきて、結構な人だかり。
下から写真を撮ったら昇降施設でぐいーんと橋の上へ。
眺望はさすがで、南側にはディズニーワールド、海ほたる&アクアラインから、南房総までぐるっと、
そして反対側には蒲田〜お台場・東京駅周辺の高層ビル群が一望できる。
東京タワーとスカイツリーが同時に見えるスポットというのも珍しい?
なぜこの橋がこんなフォルムをしているのかというと、
ここは羽田空港への着陸ルートのオーラスにあたるところで、
飛行機がすでに車輪を出すほどの低い高度で飛ぶ区間なので、
橋をあまり高くできないという事情がある。
かといってここは港湾地区。大型のタンカーが出入りできるだけの橋脚の高さが必要になる。
上からも下からも縛りを要求された結果、トラス方式が採用になったという次第です。
見た目はいかつくても、色々遠慮しているかわいらしい橋なのです。
一応橋の最上段まで行って引き返す。


東京ゲートブリッジ


↓絶景かな


↓救世主


そこから今度は巨大構造物つながりということで、避けては行けぬ東京スカイツリーへ。
ここからだと乗換えやらなんやらが面倒くさく時間がかかるのでぴゃぴゃっとタクで乗り付け。
7年前に訪れた時とは打って変わって押上駅周辺はどえらい人だかり。
さすがスカイツリー効果。
ちょうど昼時ということもあり腹が減ったので、完全ネタでツリー丼。
写真のように後ろからフタで支えているだけで、写真撮ってフタをどけたら即大崩落して
ただの油っこい海老天丼に早変わり〜。まあネタです。ネタ以外の何物でもない。


↓ツリー丼1800円


そっからすぐ横のスカイツリー。確かにでかいけど。
自分の中で想像してたよりは小さく感じて、なーんだって感じ。
展望台に上がれればまたスケールのでかさがわかったんだろうけど。
でも一応生駒山くらいの高さなのだからでかいんだろう。
なんかどこからでも見えるので早くも見慣れてしまって大きさがよくわからん感じ。
オープン前なのにすごい人だかりで、人酔いしそうだし、
下からだとどこから見たって見た目がそう変わらないので、
写真も撮ったしやることなくなって退散します。
浅草まで歩いて、そこからせっかくなので雷門へよってから帰る。
ナベ氏は東京駅までわざわざ送ってもらい、またの近々の再会を誓ってさようなら。
あわただしく土産物を買いこんで新幹線に乗り込んだ時にはすでに発熱していて
大阪駅まで朦朧として寝たり起きたりして無事に帰阪。
いつも東京へ行くと大して面白くもないのだが、
今回は古い友の再会もあり、非常に有意義でした。
ナベ氏サンクス。


東京スカイツリー


↓浅草のう○ことスカイツリー


↓雷門